(1)めげない
最近の世の中は世知辛く、めげさせることが多い。で、めげないお話の数々を書くことにした次第だ。皆さんが生活される一助にでもなれば…と思っている次第だが、一助となるかどうかまでは責任が持てないからそのつもりで…。^^
とある国会のとある委員会である。野党議員の質問に対し、総理大臣が答弁に立っている。執拗に攻め立てる野党議員の質問に対し、防戦一方の大臣だが、決してめげない。私がめげては、この国はどうなるっ! …といった面持ちだ。
「ですからっ! 私は、そうならないよう最善の努力を致しております…」
『豚野君…』
委員長が眠そうな声で小さく言う。
「努力って、何を努力されてるんですっ! 少しも努力の跡が見えないっ! 具体的にお話し下さいっ!!」
総理が、だるそうに片手を少し挙げる。
『総理…』
委員長がふたたび、飽きたような小声で言う。
「平穏無事に日々、過ぎているじゃありませんかっ! これがお答えです…」
総理は激高しないよう、グッ! と堪えて自席へ戻る。
「委員長っ!!」
野党議員が喚くような大声を出す。
『豚野君!』
委員長が、もうやめてくれ…と言わんばかりの大声で言う。こうして、総理の、めげない答弁は続いていくのでした。
めげないで答弁することが総理の必須条件となるようです。^^
完




