作者のホントにあった思い出話 高校編
これは作者の高校時代のお話です。
今でも忘れられない大切な言葉と、ちょっとした伝説のお話です。
これは、作者が高校生だった時の物語。
昔の記憶なので少し違うところがあるかもしれませんがそこのところはご了承ください。
作者は部活動で県内の合宿に参加していた。
そこには三校別の高校生が集まっていた。
合宿は二泊三日で行われ、それはもうハードな内容だった!!
その一日目の昼休憩からのお話です。
作者がお昼を食べていると地元の別高校のNくんに話しかけられた。
「作者さん、ちょっといいですか?」
作者は???とした顔でNくんを見る。
「あの、今同じ高校の同級生の女子を体育館に呼んだんです。」
部活は体育館でやるスポーツで、合宿時の体育館は一階と二階に分かれており作者たちは二階で部活をしていた。
作者「そうなんや、それで?」
Nくん「俺そいつのこと気になってるんですが、いざ会うとなると恥ずかしくて一緒に行ってくれませんか?」
作者「いいよ!!」
作者は二つ返事で承諾してお昼をすませてNくんと一緒に階段を下り一階の玄関に行きました。
作者「あれ、あの子じゃない?」
Nくん「あっ、そうですね。ちなみに向こうも少し恥ずかしいみたいで妹と来てるみたいです!!」
作者「そうなんや、んじゃ行くか!!」
作者はNくんの手首を持ち女の子の所に行こうとすると、
Nくん「いやー、やっぱ恥ずかしいですね。」
とNくんは柱に隠れて動きません。
作者が後ろから押すも全く動こうとしないNくん。
向こうから来るかなと作者は待つも向こうも姉妹で口論しているではありませんか!!
しばらくして、向こうの妹さんらしき人が近づいてきたので作者もNくんを連れていかず一人で向かう。
妹さん「すいません、お姉ちゃんなんですが恥ずかしがって。」
とのこと。
こちらもですと伝えると、
妹さん「自分達で連絡しておいてこれはないですよね?」
作者「ホントにねぇ、どうしますか!?」
妹さん「無理やり連れてきて会わせちゃいますか?」
作者 ニヤリ「いいと思うよ!!」
二人は少しお話をしてにやにやした顔で戻っていった。
そのあとNくんとお姉ちゃんを無理矢理会わせることに成功して、作者と妹さんは顔を合わせてピースからの笑顔で無事ミッションは達成したのである。
そのあと、姉妹は帰り作者たちは地獄の合宿昼の部を開催しました。
練習が終わり民宿にてくつろいでいるときのこと!!
Nくんよりお姉さんの方からメールがあり妹さんが作者のメールアドレスを知りたいらしいと伝えられる。
そのとき作者は全然いいよと伝えてメールアドレスを教えて妹さんとメル友になる。
正直この時作者は妹さんの顔を知りません!!
あれっ会ってるじゃんと思ったでしょうが、作者は普段メガネをかけていて部活では外していました。
そのままご飯を食べて食べ終わり、姉妹と会っているため妹さんもそのお姉さんの顔も正直見えていませんでした。
んまぁ、顔知らなくてもいいかと軽い考えでメル友になり地獄の合宿が二日目・三日目と過ぎて自分の母校に帰り家に帰りました。
そこから数週間たち、妹さんとは結構いろんなメールを送り会いました。
そのとき知らないアドレスから一通のメールが…
そのメールを開くとなんとお姉さんからではないですか。
その内容は、妹とケンカしたとのこと。
何でアドレスを知っているのか聞くと妹さんは作者とメールしているのを知っているお姉さんがNくんにお願いして作者のアドレスを聞いたのだ。
さすがにほっとけない作者はお姉さんとメールをして色々と聞き出す。
そのあと妹さんにも遠回しでケンカのことを聞き出し板挟みになりながらなんとか仲直りさせることに成功する。
その事がきっかけでお姉さんともメールをすることになりあまり女性と縁の無かった高校生活が少し花開きはじめました。
少し月日がたち作者は県外遠征中に腕を骨折する。
県外で初めて救急車に乗り近くの大きい病院へ。
骨折した骨が神経に触るかも知れないと県外の医者に言われて急遽地元に帰ってきました。
この時途中まで顧問が送ってくれてそこで家族が待っていてその車で地元の大きい病院に直行しました。
(余談ですが、いつも厳しく試合をたくさんしていた遠征だったが作者の骨折がありとても練習や試合が少なくなった、ありがとうと部員より言われる…)
その日は土曜日で緊急外来に行くも次の月曜日に来てくださいと処置されず、痛み止めのみもらい家に帰りました。
月曜日になり作者は親の車で病院へ。
いろいろ検査され神経に触ることはないから大丈夫だが手術でボルト入れないとねと言われて入院することに。
ここから入院編です。
大きい病院に入院した作者は、四人部屋に案内され窓側のベッドにつきました。
周りの整頓をしてすぐのんびりベッドでくつろぐ作者。
お医者さんが来てくださり、色んな説明をされ数日後に手術が決まった作者。
正直手術を受けたことがない作者は外面は良かったものの内面とてもビクビクしていました。
手術前日の夜、妹さんよりメールが来る。
入院中も度々メールをしていたが、手術日が近づいていくにつれて作者のメールは少し回数が減っていたのだ。
妹さん「こんばんは、お怪我大丈夫ですか?」
作者「こんばんは、痛みは少しあるけど今のところ大丈夫だよ。」
妹さん「そうなんですか、それなら良かったです。少しお聞きしたいことがありまして?」
作者「なに???」
妹さん「作者さんって私のこと好きですか?」
作者はこのメールを見て目が点になる。
正直作者は恋愛に縁がなく、興味もそれほどない男だった。
妹さんやお姉さんとのメールも友達感覚で楽しくしていたため、そういうメールが来たため一瞬思考が停止しました。
そのあとすぐ考えた。
正直顔はボヤッとした感じで分からない、メールしてたら楽しいし好きか嫌いかでいえば好きの部類に入るだろう!!
作者は、
作者「好きだよ。」
こう答えた。そのあと少し間が空き妹さんより、
妹さん「そっかぁ、良かったです。」
作者心の声「えぇぇぇぇーーー、その反応なに?」
作者はとても焦っていた、恋愛経験皆無の作者は女の子の心理やメールから読み取ることも出来ない!!
なぜか分からないが作者はそのあとの返答を聞かずに一瞬焦りで忘れていた明日の手術の悩みを打ち明ける!!
妹さんはそれ以降その話題に触れることなく、作者の悩みを聞いてくれました。
作者「明日手術なんだけど、正直怖いんよね。初めてやしどんな感じか分からないじゃん。痛み止めきいてるときはいいらしいけど、きれたらめっちゃ痛いんやろな?」
妹さん「そうですよね、初めての手術は怖いと思います。でも、私は応援しています。会いに行くことは出来ないけど、作者さんは一人じゃないですよ。」
妹さん「空を見てください、私たちは同じ空の下できっと同じ星をみているよ。」
作者の心はブワーッと晴れました。
後輩の女の子の言葉が心にガツンと響き、悩みやら恐怖がぶっ飛びました。
作者「ありがとう、色々悩みとか吹っ飛んだよ。今日はもう寝るね。明日手術終わって目が覚めたらメールするね。」
妹さん「それなら良かったです。はい、待ってます!!」
そのメールを見て作者は携帯の充電をして眠りにつく。
次の日の朝凄く爽やかに目が覚める。
後輩の女の子からのメールのお陰で手術への恐怖はなく、無事手術を受けて夕方目が覚めると病室にいました。
傷は麻酔が効いていて痛みはない。
とりあえず妹さんにメールする。
作者「無事手術終わったよ。ありがとう、妹さんのお陰で何も怖くなかったし助かったよ。」
妹さん「いえいえです、それなら良かったです。ゆっくり休んでください。」
作者「ありがとね。」
妹さん「休みの日お見舞い行きますね。」
作者「うん。待ってる。」
こうして無事手術が終わり少しして退院していつもの高校生活に戻るのであった。
余談ですが、手術終わりのまだ少し麻酔が効いている状態で僕はお腹が空いたと言う言葉を発したらしく、お医者さん曰く麻酔の効いてる手術後にお腹が空くという考えは起こらず聞いたことがないとのこと。その場に居合わせた親と部活の顧問の先生、ナースさんはビックリしていたと後に親から聞かされました。
そのあと妹さんと作者がどうなったのかは、皆様のご想像にお任せします。
ここまで読んでくださりありがとうございます!!
作者が今でも忘れられない言葉と、余談の親から聞いた伝説?という高校時代のお話でした。
こういうエピソードを得て今の自分がいます。
昔に戻りたいなぁと思いつつ頑張って書きますのでよろしくお願いいたします。