番外編:スパイスを探して……キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロその1
皆様お久しぶりです♪お元気でしたか?
まずはあけましておめでとうございます♪本年もどうぞよろしくお願いいたします(o・ω-人)
そろそろお正月の料理に飽きて来た頃ですよね(笑)おせちもいいけど……カレーもね♪って某CMでは無いですが……(笑)以前リクエストのあったカレーを取り扱ってみました。楽しんで頂けると嬉しいです。
こんにちは。お久しぶりです♪アンジェ改めレイチェルです。わたしは今婚約の御披露目の為に婚約者のリュシアン様と共に王都の御屋敷に来ています。この御屋敷にはリュシアン様の御両親が住んでらっしゃいますが、この御両親がまたとても優しい方々で、私の事を本当に可愛がって下さいます。お義母様はお城の舞踏会でのお披露目の為のドレスを私に準備したいと毎日のようにお店の方に来て貰ってて……ちょっと食傷気味な私です。お義父様はお仕事で毎日王宮でお忙しい様子ですが、朝と夜には毎日私の部屋に顔を見にいらしてリュシアン様に煙たがられています。そんなリュシアン様は、たまには2人で息抜きもしたいと王都を案内がてら散策しようと私を街に連れ出してくれました。そんな訳でただいま絶賛デート中なのです。
今王都では市が立っていて、近隣の色んな国から商人さんがやって来て色んな物を売っているんだとか……。だからわたしもなにか新しい物を探そうと、リュシアン様とやって来たのです。
バザールでは沢山の商品が売っています。布や雑貨、家具に食料品、それから屋台も……。凄くいい匂いもしますよ!
物珍しい光景にキョロキョロしているわたしをリュシアン様は温かく微笑みながら見守っています。その微笑み、眩し過ぎて目が開けられません!リュシアン様美しすぎます。娘のユイが言っていた『萌え』が今だからこそ解るような気がします。……とまあそれは置いといて……。
せっかくのバザール、楽しまない手はありません。なんか面白い調味料とかあるかもしれないですしね。わたしはワクワクしながらお店を見て回りました。
すると、どこかで嗅いだような懐かし匂い……。
匂いの元を辿ると、そこにはターバンをしたおじさんが色んな粉を売っていました。
こ……これは……!!
「カレー?」
そうなのです。カレーのスパイス!!さすが王都、何でもあるのですね。目をキラキラ輝かせて食い入るように見ているわたしを見たリュシアン様が面白そうに笑っています。
「何か掘り出し物を見つけたようだね。」
「はい!!すっごいお宝です!!」
わたしの剣幕に売場のおじさんは引いていますが、そこは気にしない。だってカレーですよ。このスパイスさえあれば、カレーが……!!
「買ってあげるよ、どれが欲しい?」
リュシアン様が苦笑しています。
「全部……全部少しずつ欲しいです!!」
その言葉に引いていたおじさんが嬉しそうな顔をしました。
「お嬢ちゃん見る目アルネ。ありがとう。」
いえいえこちらこそありがとうございます♪素敵な調味料ゲットです!!これは早速試作したい……。
「リュシアン様、帰りましょう。早く料理したいです!」
わたしの言葉にリュシアン様は呆れながら微笑みました。
「仕方ないな……。」
リュシアン様ごめんなさい、せっかくのデートもカレーには敵わないのです。
「ありがとう、リュシアン様♪」
わたしの嬉しそうな顔を見てリュシアン様も今日は諦めたようです。でもそれを補って尚余る程の料理を作ってみせます。待っててくださいね♪
わたしはスパイスが入った紙袋を持つと、ご機嫌で元来た方へ歩いて行くのでした。
ご覧いただきありがとうございました。久しぶりなので、ちょっとレーチェが脱オバサン化……(--;)前後編になりそうです(;´Д`)ゴメンナサーイ
宜しかったら現在連載中のこちらもどうぞよろしくお願いいたします(o・ω-人)
https://ncode.syosetu.com/n8184gp/
『ちょっと待った‼️侯爵令嬢はその誓約書には絶対サインしません』
ちょっとざまぁも入ったタイムリープして人生やり直しをする令嬢の物語です。




