義姉妹が会いに来てくれました(*´ω`*)
いつもありがとうございます゜+(人・∀・*)+。♪遅筆でごめんなさい(´。・д人)゛
「お姉様、お久しぶりです。」
餃子パーティから数日後、義姉のエミリーヌと義妹のリリアーヌがロイド先生と一緒にやってきた。
リリアーヌはわたしが家出して以来だからホントに久しぶりだ。お義姉様は、あれから少し窶れたような気がする。お義母様の事で、相当苦労したのかもしれない。
「お義姉様、リリアーヌ、いらっしゃっしゃい。」
わたしはニッコリ笑った。お義姉様はちょっとホッとしたみたい、少し表情が明るくなったような気がする。今日はここで、少しでも元気出てくれたらいいなぁ。そう思いながら、子供たちにわたしの姉妹の紹介をした。
最初はギクシャクしていても、そこは子供の事で、リリアーヌと子供たちは仲良く一緒に庭に出ていった。お義姉様は、持っていたバスケットを差し出して、今日はお世話になります。と頭を下げた。バスケットの中身はお菓子のようで、後でおやつにみんなで食べる事にした。
「その後、お義母様は落ち着いた?」
わたしがお義姉様に尋ねると、お義姉様はこくんと頷いて、一時期は何度も死のうとして、見張るのが大変だったけど、お父様も手伝ってくれて、看病してくれるので、やっと落ち着いて来たらしい。今日の事を聞いて、わたしに謝罪したいと伝えて欲しいと言ったそうだ。浅慮で申し訳なかったと。ちゃんと反省してくれたなら、わたしももう何も言うまい。わたしが家に戻る日ももうまもなくのようだ。お義母様もやっと、お父様の事を信じられるようになったと言う事だろう。お義姉様もやっと、肩の荷が降りたのではないだろうか?
話が済むと、私たちも子供たちを追って、庭に出た。子供たちは芝生のところで駆け回っていた。
「リリアーヌ、そんなに走ったら……」
転んでしまう……。と言いかけたお義姉様にわたしは首を振って、好きにさせてあげたらと声をかけた。リリアーヌも今まで殆ど家を出ることもできず、お義母様の様子を見守っていることしか出来なかった筈なのだから、今日位は思い切り遊ばせてあげたい。お義姉様もそんなわたしの気持ちが解ったのか、「ありがとう」とお礼を言ってリリアーヌ達が遊ぶのを見ていた。そんな私たちに気付いたリリアーヌとマルティちゃんがこちらに手を振ったので、私たちも手を振り返すと、2人は顔を見合わせてクスクスと笑った。うん、やっぱり子どもは太陽の下で元気に遊んでいるのが1番よね。
わたしとお義姉様はいつまでも子供たちを眺めていた。
どのくらい時間が経ったのか、子供たちが駆けてきて、お腹空いた~。って言ったので、食堂で差し入れのお菓子をお茶と戴くことにした。懐かしい、よく食べていたお店のクッキーだ。
「久しぶりに、美味しい。」
わたしが微笑むと、お義姉様はホッとしたように笑った。
「そろそろ懐かしいんじゃないかと思って。」
「お義姉様、ありがとう。」
子供たちとリリアーヌも仲良く食べている。この短時間ですっかり仲良くなったようだ。
「子供たちを見ていると、なんだか癒されるわね……。」
お義姉様が呟いたので、わたしもウンウンと頷いて同意した。
「この村も、静かで、気持ちがのんびりできるわ。」
暫く気が休まる事が無かったから……、とお義姉様は苦笑いした。
ちょっと中途半端になりそうだったので2回に分けたいと思います。( ̄▽ ̄;)




