表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/78

話が終わって〜〜(」・ω・)帰宅しまーす

いつもご覧頂きありがとうございます゜+(人・∀・*)+。♪


できるだけ、水曜日の夕方更新を目指してますが、1日遅れてしまいました( ̄▽ ̄;)

残りあと数話……、お付き合い下さると嬉しいです(*´∀`人)

 大体の話が終わり、お義母様もあんな調子なので、落ち着くまでもう暫く孤児院でお世話になることになった。お爺様やお父様はこの屋敷に居た方が安心だと仰ったけど、わたしは家に戻るまでは子供達と一緒に過ごしたいのだと言ったら、渋々ながらも了解してくれた。勿論、物分りが悪いのはお父様の方だったけれど。お爺様があっさりOKくださったので、何とか許して貰えた。レオンさんがまた護衛で付いてきてくれるので、安心なんだけどな〜〜。お父様には別れ際に再び泣かれてしまったが、数日の事だからと、説得して何とか離して貰えた。ホントにお父様はもう……。お爺様も寂しげに手を振っていらっしゃったので、あちらに帰ったらお菓子でも差し入れする事にしようと思う。


 そんなこんなでわたしは再び馬車に乗り、リュシアン様と孤児院に向かった。馬車の中で改めてリュシアン様にお礼を言うと、リュシアン様は笑ってニッコリ笑った。わたしの気持ちを汲んで、本当はお父様みたいに御屋敷にいて欲しいのに、残りを孤児院で過ごさせてくれようと味方になってくれた、リュシアン様は本当に良い方です。


「ところでレーチェ……。」


 と、リュシアン様。わたしがはい?と返事をすると、


「そろそろホントの事を話してくれませんかね〜?」


 と、口を開いた。やっぱりリュシアン様はかなり気になっていたらしい。これは以前からわたしも迷っていた事だ。信じて貰えるかどうかは解らないが、話してみるしか無いだろう。わたしは信じられないかも知れませんが、と前置きをしてから、記憶喪失になった時、前世の記憶を思い出してその自分になっていた事、それから思い出した後はその記憶がそのまま今の自分と融合した事を話した。


「リュシアン様は、今の私の事はお嫌いですか?アンジェもレイチェルである私も同じ私なのです。」


 わたしは気になっていた質問を投げかけた。融合したとはいえ、中身は60歳……オバチャン通り越しておばあちゃんに近い歳になってしまったし……。もう記憶が戻る前の大人しくてしおらしいレイチェルには戻れないと思うのよね……。


 リュシアン様は暫くわたしを見つめて考えてから、首を振った。


「まさか。」


「確かに、貴女の話は突拍子も無くてホントに驚いている。でも、レーチェもアンジェもどちらも私は愛しいと思っているよ……。」


 リュシアン様はニッコリ笑った。レイチェルに戻っても、その微笑みの爆弾にはやっぱり敵わないです。わたしはボッと赤面した。


「変わらずに君を愛するから安心して。」


 真っ赤になって俯いたわたしの耳元でリュシアン様はそっと囁いた。そのセリフ、ゾクゾクします。頭も逆上せてクラクラします。そんなセリフを恥ずかしげもなく言えるリュシアン様、凄いです。尊敬を通り越して、神です。わたしは思わず祈りたくなりました。


「……レーチェ……、今良からぬ想像しませんでしたか?」


 リュシアン様ってわたしの頭の中が覗けるのかしら?わたしは誤魔化すように笑って首を横にブンブン振った。


 そうして馬車が孤児院へと着くと、子供たちは直ぐに駆け寄って来た。どうやら心配でいつ帰るか気にしていたらしい。ホントに可愛いよね。


 わたしは子供たちに後数日こちらにお世話になる事を話して、もう暫く宜しくね。と言うと、子供たちも安心して頷いてくれた。


 リュシアン様はと言うと、その後神父様の所に状況説明に行き、後を頼むとお願いしてから戻って行った。また明日顔を出します。と言い残して……。わたしはニッコリ笑って手を振ると、リュシアン様を見送ったのだった。






リュシアン様のイケメンオーラに当てられていたのはどうやら昔からのようですね。こればっかりは慣れとかそう言う問題でも無さそうです( ̄▽ ̄;)


本文の中で、レイチェルが中身は60歳と言っていましたが、みのりさんの享年が45歳、レイチェルが現在15歳なので、それを足して60歳と言う事になってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ