表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/78

それぞれの事情デス( ̄▽ ̄;)~リュシアン(ロイド先生)~

お久しぶりです。いつもありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ。


リアがバタバタしていたのと、体調不良の為、更新がすっかり遅くなってしまいました。


せめて週1~2位で更新出来たらと思っていますので、もう暫くお付き合いくださいませ(*- -)(*_ _)ペコリ


 その知らせは突然やって来た。

 リュシアンが王都に呼ばれて来ていた時のことである。


「なに、レーチェが行方不明だと?!」


 家に居たはずのレイチェルが突然失踪したという。誰も気づかないうちに居なくなったというのだから、只事ではない。


「もうすぐ婚約式だと言うのに、何故?」


 リュシアンは急に居なくなった許嫁の事を思い、顔を顰めた。二人はお互いに想い合っているハズなので、結婚が嫌で逃げ出したとは考え難い。つい先日も婚約式を楽しみにしていると恥ずかしそうに告げてくれたばかりである。


「レーチェ……。」


 リュシアンは不安に顔を曇らせた。


「兎に角、捜してくれ。何かあったら直ぐに知らせろ。」


 リュシアンは部下にそう告げた。自分でさえ心配でならないのに、父親であるトリシェ子爵の心痛はいかばかりなものか……。早く見つけて安心して貰いたい。


「トリシェ子爵にも労りの言葉を伝えてくれ。私の方でも捜索するので、仕事の方を恙無くと。」


 部下は頭を下げると、急いで領地へと戻って行った。


 それから情報がもたらされたのは3日後の事であった。それらしい娘を発見したとの旨の報告を受けたリュシアンは、居ても立ってもいられずに、国王との謁見が済むと王都の件は屋敷に在住の両親に任せ、領地に戻ったのである。


 屋敷に戻ると案の定、レイチェルを心配した祖父が待っていた。


「リュシアン、帰ったか。」

 

「お爺様……。まずは執務室で報告を聞きましょう。」


 そう言って、祖父と二人執務室へ入ると、執事のバスチャンを呼んだ。バスチャンは、入室して2人に頭を下げると報告を始める。若い娘に関する報告のうち、怪しいものが2,3,あった。


 白いワンピースを着た少女が、荷馬車に乗せて貰った事。

 その娘が小さな町に向かった事。

 それから小さな町の孤児院が、身元不明の少女を保護したという連絡が入り、身元が解ればと着ていたワンピースを届けて来ている事。


 その小さな町は、リュシアンがたまにお忍びで訪れる孤児院がある町で、レイチェルにも町の話をした事があった。


「そのワンピースがこちらです。」


 バスチャンから渡されたワンピースを受け取って二人は目を見合わせた。それは以前、祖父がレイチェルにプレゼントした物によく似ていたからである。


「お爺様……。」


「うむ。こちらの事は任せておけ。直ぐに確認に行くといい。」


 リュシアンは祖父とバスチャンに後を任せ、小さな町の孤児院に向かった。

 そこで彼はレイチェルと再会したのだが……。



 レイチェルは記憶を失っていた。



第3者が主人公なので、3人称で書いてます。ロイド先生編は後1話で終わる予定です。そのあとは、本編の完結編に入ろうと思ってますので、よろしくお願いします(人´∀`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ