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収穫後夜祭~その2~o(*゜∀゜*)oワクワク

いつも読みに来て下さりありがとうございます(*´∀人)♪


更新遅くなりすみません( ̄▽ ̄;)


前後編にしようと思ってましたが、もう少し続きます。



 イレーネさんと別れたわたし達は今度は飲食店ブースへと向かった。子供たちもそろそろお腹空いたみたい。さっきからすごく良い匂いがするもんね。お腹も空いてくると言うもんだ♪でも先ずは粉屋のオベールさん、カフェのルゥさん、肉屋のラルフさんの所に挨拶がてら覗きに行くことにした。


 先ずはオベールさんの所。

 オベールさんのブースはお子さん連れのお母さんが結構来ていた。


「こんにちは。」


 わたしが声を掛けると、オベールさんはニコニコしながら右手を挙げた。


「アンジェさん、先日はありがとう。お陰様で盛況だったよ。」


 そう言いながら子供たちにふわふわの蒸しパンを配ってくれる。子供たちもありがとうとお礼を言いながら、嬉しそうに蒸しパンを受け取った。


「特に子供達には喜ばれてね~~。時々お店にも置くことにしたよ~。」


 と、オベールさんは嬉しそうに言った。良かったね〜〜。オベールさん。


 オベールさんと別れたら今度はルゥさんのブースへ。ルゥさんもいそがしそうにお菓子を配っていた。また後で覗こうかな?って思ってたら、ルゥさんも気付いたらしく、コチラに向かって手を振った。


「アンジェ〜〜♪」


「ルゥさん、こんにちは。昨日はパウンドケーキごちそうさまでした〜〜。レオンさんから受け取りました♪」


「ルゥお姉ちゃん、とっても美味しかったの。ありがとう♪」


 子供たちも口々にお礼を言うと、ルゥは嬉しそうにニッコリ笑った。


「クレープも持ち歩きできるパウンドケーキもお客様に大変喜んで頂いたんですよ♪」


 ルゥさんが子供達にクレープを振る舞いながら言った。

 こちらも大盛況で良かった。


「パウンドケーキは、カフェの方でも販売出来そうですし、またアドバイスよろしくお願いしますね♪」


 ルゥさんの言葉にわたしはニッコリ笑って頷くと、また後で、と手を振って次のブースに向かった。


 次はすぐ近くにあったステラさんの所だ。本祭であっという間に売り切れたというプリンは既に半分位に減っていた。


「アンジェ、お陰様で大盛況だよ。ありがとうねー。」


 ステラさんはニコニコしながら子供たちにプリンを渡す。


「後夜祭、楽しんで行きなよ〜。」


「ありがとうございます♪」


 ステラさんにお礼を言ってわたし達はまたブースを回る。そして、途中で美味しそうなものを振る舞われているうちに、持ちきれない程の量になっていた。これは1度神父様に預けた方が良いかもね。みんな大盤振る舞いだ。さすが打ち上げ。クスクス。

 レオンさんに手伝ってもらいながら、教会のブースに一旦戻り、頂いたご馳走様を預けて、再びブースを回ると、今度は肉屋さんの前だ。ラルフさんがニコニコしながら豚汁を配っている横で、マッチョ兄弟が肉を焼いていた。三人はわたし達に気付くと笑って手を振る……が、マッチョ兄弟は、レオンさんと目が合ったらしく、ビクッとした後すぐに下を向いて肉を焼き始めた。よっぽどレオンさんが怖いのだろう。かわいそうに……。少し気の毒だ。

 わたし達はあまり刺激するのも気の毒なので串焼きと豚汁を貰うとそそくさとブースを離れた。ラルフさんとはまた後で話せるだろう。多分……。


 そんなこんなでわたし達は色んなブースから沢山の振る舞いを受けたのだった。


 後夜祭、嬉しい♪というか、美味しいね♪


 早く食べようよ〜という子供たちに頷きながらわたし達は神父様の所に戻ったのだった。


 教会のブースに戻ると、既にクッキーは無くなっていたので、空いた机をテーブル代わりして戦利品(笑)を戴く事にした。感謝の祈りを捧げてから、それぞれに好きなものを取って食べる。わたしはまずは豚汁から頂こう。ラルフさんが頑張って作った豚汁……。どうかな〜〜?

 スープを1口啜ると生姜の香りがほわんと口の中に広がる。味噌の具合もちょうど良い塩梅で美味しい。中のお野菜もしっかり煮込まれていて柔らかいし、きっとお客さん達も喜んでくれた事だろう。これでもうラルフさんも自信がついてやって行けるんじゃないかな?


 お次はマッチョ兄弟の焼き串から1口頂く。わたしが食べたのは味噌味の串だった。味噌が焼けて香ばしいねー。お肉に味噌も合う合う♪ご飯欲しくなっちゃう。他のみんなも美味しそうに食べてるし、ホントに後夜祭バンザイだ。


 わたしが子供たちと幸せそうにもぐもぐしていると、すぐ側で声がした。


「これはこれは……美味しそうですね。」


 このドキドキする素敵ボイスは………。


「ロイド先生?」


 子供たちも一斉に先生の方を向いた。

 ロイド先生は優しい微笑みをたたえていつの間にか私のすぐ側に立っていたのだった。


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