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閑話~レオンさんは大忙し~

いつもありがとうございます(*´∀人)♪



閑話なので三人称です( ̄▽ ̄;)



レオンさんのたまの活躍をお楽しみください(*-ω人)(笑)

「ふぃ〜〜っ。」


 レオンは額の汗を拭った。


 粉屋の息子オベールが来てから、毎日教会の周りを散歩がてら巡回するようにしたのだが…と、言うか、ここに居候を始めてから毎日巡回はしていたのだが…ここ数日は巡回回数を増やさねばならない位人通りが多くなっていた。


「全くあのクソオヤジも余計な仕事増やしてくれる…。」


 元々上司であり、幼馴染でもあるロイドからの命でアンジェの護衛に来ている訳だが、ここ最近ほんとにクソ忙しい。

 美味しい御飯に、町が穏やかなのもあり骨休めがてらの護衛だと少し気が緩んでいるのかも知れない。

 まあ、物騒な人間が来るわけでは無いので、その辺はレオンも楽なのだが……。


「それにしても、野次馬ウザっ。」


 トマスが収穫祭のアドバイザーとしてアンジェを指名したおかげで、以前から話題になっていた美少女を1目見ようと、覗きに来る輩が増えたのである。全く、迷惑な話だ。

 その上アンジェは無自覚で、無頓着で、天然と来た。その分周りは色々大変なのである。


 今も、教会の柵をよじ登って覗こうとしていた不届き者にゲンコツを食らわした所である。若者達は慌てて、「ごめんなさい〜」と言いながら尻尾を巻いて退散した。コレでアイツらも暫くは来ないハズである。


 そんなレオンの陰の苦労を知ってか知らずか、今日も能天気に庭で子供たちと一緒に洗濯物を干したり、花壇の草取りをしているアンジェがいた。


 既にロイドとレオンはアンジェの素性を突き止めている。しかし、ロイドは周りがきな臭いのを知って、敢えて記憶が戻るまではここで匿うのがベストだと考えているようである。確かにこのまま家に帰すのは危険だろうとレオンも思っている。


 問題は、ロイドがアンジェに惚れている所なのだ。2人の関係は今はロイドの一方的な片思いのような感じである。アンジェが記憶を失っているので、戻るまではゆっくり気持ちを育てたい所なのだろうが、アンジェは天然で鈍感なのでいつになったらそれに気付くのか……。このままだと年老いてしまうのではと少し心配なレオンなのである。まあ、2人のやり取りを見てると、恋愛に関してはかなりズレがあるので、見ていて楽しくはあるのだが。焦れったいのも事実である。


 とりあえず収穫祭までは色々目を光らせておかないと、ロイドからも叱られそうで、レオンは思わず溜息をついた。


「とりあえず、変な輩を見かけたら俺に言うよう、子供たちにも声かけとくかな?ジャック辺りは目端が効くから直ぐに気づいてくれそうだし、何よりアンジェの事だから協力してくれるだろう。」


 レオンは花壇の方に歩きながらそう考えていた。


 このまま穏やかな日が続いてくれたら、俺は楽なんだけどな……とか思いながら…。





途中ちょっとネタバレ(のようなもの)も含まれてますがwww


レオンさん、これからも巡回頑張ってくださいwww

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