3人目の相談者デス♪( ´∀`)人(´∀` )♪ナカーマ
いつも読みに来てくださりありがとうございます(*´∀人)♪すっかり更新が遅くなりすみません(´。・д人)゛
この時期またまたリア多忙で体調を崩してしまい、2、3日寝込んでおりました( ̄▽ ̄;)
体調に無理のない範囲で更新していきますが、これからもどうぞよろしくお願いします(*-ω人)♪
次にやって来たのは肉屋の息子さんだった。
「はじめまして、ラルフと言います。」
丁寧にお辞儀をする中々の好青年だ。緊張しているのか、少しもじもじしてるのが可愛らしいね。肉屋のおじさんはガタイもよくて、太マッチョな感じなんだけど、ラルフさんは小柄で、もやしみたいに細い体格の持ち主だ。結構意外。聞けば長男じゃなくて三男なんですって。だからか、家業を手伝うよりも本が好きで、本ばっかり読んでたらこんな体型になったんだとか。因みに長男と次男はお父さん似のマッチョさんなんだそうだ。
今回、たまにはお前もなんかやれと父親に言われて困った挙句、オベールさんに相談してこちらに来たと言うことだった。
良い年の男が本ばかり読んで甲斐性もないと、嫁の来てもないし、いつまでも独り立ち出来ないからと、両親が心配しての今回の出店みたい。誰かな?今耳が痛いと思ったのは?www
と、まあそれはさておき、
「体力のない僕にでも、やれそうな肉料理ってありますかね?」
というのが、彼の相談だった。
そうだねー、それなら作り置き出来て、温めて出すだけのものなら良いんじゃないかな?
てな訳で、豚汁とか良さげ。肉屋の豚汁。絶対美味しいよね。器を洗うのは大変かもしれないけど、1人でやる訳じゃあないよね?多分。
「じゃあ、豚汁にしましょうか?豚肉とお野菜たっぷりのスープです。沢山作って温めておいて、目の前で器についで渡せば温かいのを食べられるから人気出そう。」
わたしが言うと、ラルフさんも安心したようにそうですね。と息をついた。
「で、豚汁って、味付けはどうすれば良いですか?僕あまり料理の作り方とかは本でしか知らないので。」
「お料理経験はありますか?」
「あ、スープ位なら。恥ずかしながら、待つ間に本読んじゃって、そのまま没頭する事も多いので、煮込み系しか作れないんです。他のは直ぐに焦がしちゃうので。」
面目ないとしょんぼり俯くラルフさん。ホントに本が好きなんだなー。じゃあ、やっぱり豚汁向けだね。www
「じゃあ豚汁作ってみましょう。」
ラルフさんと共にキッチンに立つ。材料は大根、人参、キノコ、里芋の代わりにジャガイモ、生姜、味噌、主役の豚肉♪
お野菜はさいの目の小さめに切っとこうかな。生姜は千切り、豚肉も小さめの1口大に。
温めた鍋に油を引いて豚肉を炒める。火が通ったら他のやさいを入れて軽く炒め、水を入れて煮込む。沸騰したら灰汁を取り、野菜が煮えたら味噌と生姜、味醂を入れて味を整えたらひと煮立ちさせて完成。
器によそって渡し、スプーンを添える。
「こんな感じで、渡すと良いかもです。使い捨ての器とかあればですけど、無ければ返してもらって、洗って使うのが良いかもですね。全て1人でやるのですか?」
と、聞くと、お母さんが手伝ってくれるんだそうだ。初めての出店だし、金勘定はお母さんに任せる方向で考えてるんですって。
では…。とスプーンで掬って一口。
生姜とみそがふんわりと口のなかに広がる♪うん、美味しい♪味醂が柔らかい甘味を出してホントに美味しい。お野菜も柔らかに煮えてる♪豚汁最高♪冬場はこれがホントに美味しいんだよね♪
ラルフさんも夢中で食べてる♪気に入ったみたいだね♪
「トマスさんが、味噌を販売してたから、味噌汁は食べたことあったけど、お肉が入るとまた違った味わいになるんですね~。これなら僕でもなんとか作れそうです。」
ラルフさんは感心したように言って、空になった器を流しに置いた。そして、何度もお礼をいうと試食用の豚汁を小鍋に別けて持って帰った。ラルフさん、がんばれー♪
もちろん残りは夕御飯になりました。みんな大喜びで食べてくれて、あっという間に空っぽに…。尊い…♪レオンさんも何度もおかわりしてました(笑)
またまた収穫祭でのお楽しみがふえたね~♪




