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久しぶりのロイド先生です(*´д`*)ドキドキ

いつもありがとうございます(*´▽`人)♪

「今日は何作ろっかな〜♪」


 わたしはキッチンで掃除をしながら夕飯の事を考えていた。眠ってる間、みんなに迷惑かけたし、完全復活したって事で何か美味しいもの作りたいな〜♪


 そう思いながら保冷庫や食料庫を漁っていると……、あ、見つけた♪

 以前ジャックが言ってたヤツだ〜♪ここにあったのね♪

 と、取り出したのはミンサー。ひき肉を作る機械だ。手動式の取っ手をクルクル回すヤツ。わたしが子供の頃はこーゆーの家にあったな〜。と言ってもあまり使うことも無く、父が何故か青汁作ってたっけ……。なんでだったんだろ?

 そう思い出しながら、ミンサーをキッチンに運んで洗っていく。前回使ったのだいぶ前だったのか、ちょっとホコリが来てるけど、洗ったらちゃんと使えそうだ。藁のたわしでゴシゴシ洗ってキレイにする。乾かしている間に保冷庫チェック。お肉あるある♪今日はこれで、ハンバーグにしよ♪


 その前にちょっと一休み♪と、お湯を沸かして作り置きのクッキーを出す。お茶の準備をしてテーブルに持っていくと、子供たちがちょうど勉強していた。


「お茶にしようか?」


 わたしが声をかけると、子供たちは頷いて、運ぶの手伝ってくれたり、テーブルを片付けたりしてくれた。

 お茶をついで、子供たちと飲んでいると、食堂の壁をコンコンとノックする音がして、入り口の方を見ると、レオンさんと、お久しぶりのロイド先生が立っていた。


「ロイド先生♪」


 子供たちが嬉しそうに声をかける。わたしもお久しぶりです。とニッコリ笑った。


 先生は私の方を見て少し安心した顔でニッコリ笑った。ドキッ!相変わらずの殺人スマイルである。


「お茶でもいかがですか?」


 わたしがそう言うと、ありがとうございます。と言いながら入ってきた。レオンさんもそれに続く。そして、わたしの隣に座った。レオンさんはニヤニヤしながらその隣に座る。

 何となくソワソワしながらお茶を入れて差し出すとロイド先生は受け取って1口飲んだ。


「なんだか安心する味です。」


 と、ニッコリ笑った。カオ、チカスギデスヨ……。


「ところで……。」


 と、ロイド先生。


「倒れたと聞いて心配しました。今顔を見たらいつも通りなので、少々安心しましたが、もう無理しちゃダメですよ。」


 ですよね〜。


「すみません。眠ってる間にお見舞いに来てくださったみたいですね、ありがとうございます。これからは気をつけます。」


 素直に謝ると、ロイド先生は苦笑いをしながら、気をつけましょうね。と囁いた。なんか隣でレオンさんがニヤニヤしてるけど、気にしないでおこう。


「ところで、レオンから聞いたのですが、収穫祭の手伝いをする事になったとか……?」


 ロイド先生ちょっと心配そうですね。


「はい、でも出店の料理のアドバイス程度なので、大丈夫だと思います。体の事気にして下さって、ありがとうございます。」


 わたしが大丈夫ですよぉ〜と言うと、ロイド先生は苦笑いをした。


「貴女の事が心配なのですよ。本当は収穫祭の時もココで大人しくして欲しい。でも、せっかくのお祭りですしね、楽しんで欲しいとも思うんです。」


 ロイド先生はわたしの頬に手を触れる……。ドキドキ……なんだかヤバいです。真っ赤になって胸の動悸が止まらない。ピシッと固まるわたし……。


「ロイド、それは不味いんじゃないか?」


 レオンさんの言葉にハッとして手を引っ込めるロイド先生。レオンさん、ナイスアシストです。ニヤニヤしてるけど、そこは許します。ロイド先生の触れた部分が熱を持ったよう……。あ〜、びっくりした。イケメンパワー炸裂です。やっぱり心臓に悪いわ、このイケメン。


「……すみません。」


 ロイド先生ちょっと照れてる?なんだか可愛く見えますよ。


「いえ…。」


 なんかギクシャクしちゃうね。

 そんなわたし達の空気を読んでか読まないでか、マルティちゃんが無邪気に笑う。


「ロイド先生、せっかくだからご飯一緒に食べようよ〜。」


 マルティちゃん、天使の笑顔。癒されるわ〜。そして、固まった空気も、解れたかも。


「せっかくなんで、良かったら。」


 わたしがそう言うと、ロイド先生はコクンと頷いたのだった。







ちょっと長くなりそうなので、前後編になりそうです( ̄▽ ̄;)

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