魚屋さんが来たよウワァァァァァ(゜д゜)
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「嬢ちゃん、居るかい?」
突然食堂に尋ねてきたのは魚屋さんだった。
「魚屋さん、今日はどんな御用ですか?」
わたしが尋ねると、魚屋さんはニヤリと笑った。
「この前東方の商人から仕入れてみると言ったろう?
で、ついでだから色々仕入れてきたんだよ。おじさん、使い方分からないから色々教えて?」
そう言いながらテーブルの上にドスンと商品を入れた入れ物を置いた。
わたしは興味津々でどんなものがあるのか、魚屋さんが取り出すのを見ていた。
「醤油、味噌、味醂?、酢?あ、醤油は薄口もある!!あと、これは……、どぶろく?」
これで和食の『さしすせそ』揃いますね。クスクス。
「それから……。最近豆乳が広がり始めたろ?その話をしたら、これを使ってみては?ってなんか透明な液体も貰った。豆乳に混ぜてみろってさ。」
と、見せられたのは、多分それ、話の内容からニガリと推測されるんですが……。
「……ニガリですか?」
「おぅ、良く解ったな、そう、ニガリって言ってた。」
うわあああぁ!お豆腐出来ちゃう!嬉しくてどうしましょ!!
わたしが両頬に手を当ててパアアアっと顔を輝かせると、魚屋さんはどんなもんだい!と胸を張った。うんうん、素敵♪魚屋さん。
「……で、使い方だが……?」
ニヤニヤと魚屋さんが笑う。
「うーん、そうですねぇ。」
と、わたしは顎に手を当てて、考え込んだ。沢山作れるものが増えるからどこから手をつけたら良いのか悩んでしまうのだ。初めての調味料だから簡単に使えて、また使いたいって思えるのが良いよね?
「……ちょっと考えさせて貰っても良いですか?どれから手をつけるのが良いのか、迷っちゃって……。」
わたしが面目ないと頭を傾げると、魚屋さんもちょっと考え込んだ。
「そうだな、一遍に色々持ってきても迷うよな。……そうだ、これは置いていくから、子供たちに作ってやって、良さげなの教えてくれ。」
「はい、ありがとうございます!!確かにそれ、良い考えかも。」
「じゃあこれは、レシピ代て事にするか。」
魚屋さんは笑って言った。調味料を渡す代わりにレシピを教えろって事ですね。ふふっやっぱりちゃっかりさんwww。
「上手く行けばお祭りで色々新しいメニューができるかもな。ククク……。」
魚屋さん、ちょっと今悪い顔してますよ。悪代官みたい……。
そうして魚屋さんは後は頼む、と言い残して去っていった。全く嵐のような人だよね。でも、色んな調味料ありがとう♪これでわたしは懐かしい料理が作れそうです。
しかし、魚屋さんも凄く開拓心溢れる人だよね。魚屋なのに色んなもの持ってくるんだもの。
と、わたしがボソッと呟いたら、たまたま聞いていたジャックが言う。
「そりゃあそうでしょ。だって魚屋のおっさんはこの街の商人ギルドの偉いさんだもん。」
「えー?!そうなの?」
魚屋さんってば商店会の会長さん的な立場の方だったのね~〜。なるほど、だからなのかwww。
なんだか色々と納得がいった私なのだった。




