お出汁と言えば( *´艸`)クスクス
いつもありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
週末は例によって更新時間がまちまちになりますが、よろしくお願いします(人´∀`*)♪
「うん、そろそろ良いかな?」
調理場で鍋とにらめっこしているわたし……。魚屋で購入したコンブを水に漬けていたのだ。ついに和風出汁を使った料理が作れるので、わたしのテンションはいつもより高い。隣で一緒にイリコのワタを取っていたジャックが先程から胡散臭げな顔で見ている。あぁ、またそんな見下す様な目で見ちゃって……。はしゃぎ過ぎました、ごめんなさい。
と、心の中で言いつつも、ニヤニヤが止まらない。
2人でワタを取ったイリコを鍋に放り込み、火にかける。コンブはせっかくなので、そのまま一緒に入れとく事にした。沸騰直前を見計らってコンブは取り上げて、皿に移す。沸騰したらアクを取りながら4、5分煮て火を止め、ザルで濾したら出汁の完成。うん、懐かしい、良い香り♪
出汁を再び鍋に戻して、醤油、砂糖、はちみつ酒で味を整えて……。これはそのまま冷ましておく。
次に小麦粉、塩、水を準備して、ボウルの中でそれを混ぜてコネコネ………。途中でジャックに代わって貰って、ひたすら捏ねる……。表面がなめらかになったら丸めて濡れ布巾を被せて暫く寝かせて……。
その間に、シソやネギを刻んでおく。薬味大事よね。
15分位寝かせたら、調理台の上で打ち粉をして、タネを麺棒で延ばす。2、3ミリ位の薄さまで伸ばしたら切りやすい大きさに畳んで、2、3ミリの細さに切って、粉をまぶしてくっつかないようにほぐす。
大鍋に湯を沸かして、沸騰したら、麺を湯掻いて、水に晒すと、お手軽うどんの完成だ。プロじゃないので、不揃いなのはご愛嬌だ。
深めの皿に一人分のうどんを盛り付けてテーブルに並べる。
先程作った麺つゆと薬味は食べる前にかけるという寸法だ。
「これまた初めて見る料理だな。パスタに似てるけど、太さが違うな。」
と、レオンさん。
「なんだか涼しげだよな。」
と、ジャックが言う。
わたしはうふふと笑った。
「この麺つゆをかけて、好みでシソとネギを散らして食べてくださいね。」
そう言いながらわたしがやってみせる。そしてフォークでパスタの様にクルクルと巻いてパクリと食べた。次はお箸準備しないとね♪
ん〜〜〜〜っ♪美味しいっ♪
自己流の自家製だから、柔らかめだけど、ツルツルとしたのどごしで麺つゆがしっかり絡まって美味しい。シソの良い香りも鼻に抜けて、うん、うどんだ。
わたしが左手を頬に当て悶絶しているのを見て、みんなも真似して口に入れる。
「ツルツルしてるよ〜。」
「このソース美味しいねー」
子供たちが美味しそうに頬張る。
レオンさんも1口食べたら気に入ったみたいでガツガツ食べてるよ。
「こりゃ良いな、パスタは割とコッテリしてるけど、これはサッパリ軽くていくらでも行けそうだな。」
でしょでしょ。うどん美味しいよね♪
「そしてまたこの麺つゆ?美味いな。他の料理にも使っても美味そうだな。」
そうなのよ、麺つゆは万能なの。
「そうですね〜、サッパリしたものが食べたい時は、これをかけると良いですよ〜♪サラダにかけても良いし、豆腐にも……。」
あ、ここには豆腐はなかったっけ?
「トウフ?」
レオンさんが興味深げに聞き返す。
「あぁ、大豆を搾った汁を固めたものです。」
工程が色々複雑なので、簡単に答える。豆腐屋さんごめんなさい汗。
「そんなもんもあるんだなー。」
と、感心するレオンさん。
「もしかしたら醤油を作ってる国には、あるのかも知れませんね〜。」
東方とか言ってたから、多分日本みたいな国なんじゃないのかな?わたしはそう思いながら答えた。




