表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/78

唐揚げは正義ですっ!!( ー`дー´)キリッ

いつもご覧いただきありがとうございます♪


誤字報告もありがとうございます。気付き次第訂正していきます。

 ロイド先生が教会に行っている間に夕飯の準備にかかる事にする。

 キャベツを千切りにして、トマトを添えてサラダにする。

 せっかくなので、ワインビネガーを使ってマヨネーズを作ってみようかな?

 卵を黄身と白身に分けて、白身は使わないので保冷庫に仕舞っておく。お菓子にでも使うかな?

 卵黄を潰してそこにワインビネガーを少しづつ混ぜていく。乳化して白っぽくなるまでひたすら混ぜ混ぜ………。だが、ちょっと疲れちゃうのでジャックにお手伝いしてもらって…っと。うん、そろそろ良い感じかな?そしたら塩コショウで味を整えてっと、これでマヨネーズの完成だ。自己流なので、モドキになるのかしら?なかなか良い出来だと思う。


 次は下拵えした鶏肉の水分を軽く取って、小麦粉を叩いて揚げる。ジュワジュワっと揚げ物特有の音と匂い……。唐揚げは鉄板だよね♪みんな大好きだもん。たかしも大好きだったなー♪なんて思い出しながらドンドン揚げていく。

 皆で食べるから山盛りの唐揚げだ。子供たちも喜んでくれたら良いなぁ♪


 それから、マヨネーズが出来たから、ついでにお手軽タルタルも作っておく。

 玉ねぎとゆで卵を刻んだら、マヨネーズを混ぜて、塩で味を整えたら完成だ。


 後はお馴染みのスープとパンを添えて完成♪


 テーブルセッティングは子供たちに任せて、皆で配膳していく。


「アンジェお姉ちゃん、美味しそうだね〜♪」


「これって、フリット?」


 あ、そうか、西洋は小麦粉を付けて揚げたのをそう言ったりするよね?確か……。と、うろ覚えのウンチクを思い出しながら、そうだね、と相槌を打つ。


「チキンの場合は、唐揚げって言うんだよ〜〜♪」


 とか、適当に言いながら……www


 並べ終わって暫くすると、ロイド先生がリタさんとやってきた。神父様とシスターマリアは、あちらで夕食を取るって事なので、取り分けてリタさんに渡すと、教会に持って行った。

 リタさんが戻ってきて、皆で食卓を囲むと、食事の前のお祈りをして、いただきますだ。


 子供たちは1口食べたら気に入ったみたいで、夢中で頬張っている。やっぱり唐揚げは正義!!うんうん♪


 ロイド先生もまずは唐揚げをじっと見つめてそれから1口……。


「美味い!!」


 そうでしょ、そうでしょ♪


「外側はサクッとしていて、中はふわっとしていて、凄く美味しいですね。味付けは……、生姜、ニンニク……。この奥深い味が、醤油ですか?」


「はい、そうなんです。醤油が味の要になるんですよ。」


 フムフムと説明を聞きながらじっくりと味わうように食べるロイド先生。食べてる姿もサマになってますね♪


「こちらのタルタルを付けても味が変わって美味しいですよ。ちょっとコッテリになりますけど。」


 言われるままにタルタルを付けて食べるロイド先生。


「こちらも美味い……。」


 子供たちもタルタルを付けて頬張っている。


「アンジェお姉ちゃん、美味しい!!」


「ねーちゃん、マヨネーズって美味いね!」


 なかなか好評だ♪わたしは嬉しくてニコニコみんなを見回す。ホントに美味しそうにモリモリ食べてくれて、お母さんは嬉しいよwww。


「醤油、こういう風に使うのですね。」


 ロイド先生が感心しながら呟いた。


「他にも、お刺身にそのまま付けて食べたり、色々使い勝手が良い調味料なんです。」


「そうなんですか!!では、また商人に頼んで持ってきて貰う事にしましょう。」


 ロイド先生も醤油の良さが解ったみたいだね。これからはロイド先生に醤油分けてもらえるかも……。等と、少しヨコシマな事を考えながら食べていると、


「遅いと思ったら、飯食ってんのか?!」


 と、突然男の人が現れた。背がすらっと高くて、筋肉質の腕が捲った袖から見える。髪は金髪で、ロイド先生ほどでは無いが健康的なイケメンさんである。

 誰?ロイド先生のお友達?わたしが2人を交互に見ていると、彼はズカズカと食堂に入ってきて、皿に残っている唐揚げをヒョイと取って、パクリと食べた!!わお、ワイルドだな!


「なんだコレ!!めちゃくちゃ旨いじゃないか!!」


 凄くビックリした表情の後破顔する。


「レオン、行儀悪いぞ…?」


 呆れた顔でロイド先生が言った。


「でも、こんな美味いの1人で食って狡いぞ、ロイド。」


 レオンさんが言う。


「俺に荷物持って来いって言うから来たのにさ。」


「レオン…。」


 気安く話してるから、お友達なのよね?ロイド先生?

と、わたしが首をかしげて先生を見ていると、


「わたしの従者で、幼馴染のレオンだ。」


「お初です。」


 と、気軽に挨拶するレオンさん。軽い……、軽すぎる……。


「そちらが噂のアンジェちゃん?」


「はぁ……。」


「ヨロシクね♪」


「こちらこそ?」


 どうやらロイド先生からわたしの話を聞いているらしい。


 新しい登場人物に、なんだか嵐の予感を感じるわたしだった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ