お裾分けのトマトはブルスケッタに(*´ч`*)モグモグ
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「アンジェ、コレ仕事先で貰ったんだけど……。」
エマが食堂でお茶を飲んでいたわたしの目の前にダンっとカゴを置いた。
エマは孤児院の子供たちの1人で現在12歳。最年長の女の子だ。今エマは町の服飾店で、通いでお針子の修行をしている。いずれはそこに就職するのだそうだ。
そんなエマが持ってきたのは……。
真っ赤なトマト!!
ちょうど食べ頃で美味しそうだ。なんでも、お針子仲間からのお裾分けだと言うことだった。
「ご飯の足しになるかな?」
「もちろん、ありがとう♪嬉し〜〜い。」
わたしが喜ぶと、エマも嬉しそうに笑った。
さて、新鮮なトマトと来たら……。
ブルスケッタだよね♪
せっかくだから生で食べたいし、パンにも合うもんね♪
早速厨房に運んで、水洗いする。それから鍋に水を入れて湯を沸かす。待ってる間に洗ったトマトに包丁で薄く切れ目を入れとく。
沸騰したら、トマトをそのままドボン。少し経つと切れ目から皮がペロっと剥けてくる。それを一旦水に晒し、向けてきた皮を丁寧に剥がすように剥く。いわゆる湯むきだ。
普段のわたしなら、湯むきせずそのまま使う所だけど、皆で食べるからねwww。
剥き終わったら小さめの賽の目に切ってボウルに入れる。この時に種のトロトロの所が苦手な人は捨てちゃっても良いのだけど、わたしは好きなので残しておく。
次にチーズを小さく千切ってコレもボウルに♪トマトだけでも充分美味しいのだけど、ちょっとコクが出るからね♪
後はオリーブオイルをテキトーに入れて、塩を振り、混ぜ合わせて完成だ。
青みが欲しかったので、花壇で見つけたバジルも軽く刻んで混ぜた。
カリカリにトーストしてバターを塗ったフランスパンに載せて食べたら美味しいんだよね〜〜♪お酒のツマミにもなるし。
普通にパンの上に載せてから溶けるチーズを上に載せてトースターで焼いても美味し♪
馴染ませる為に、ちょっと保冷庫に入れとこう。
残りのトマトも腐らないように保冷庫へ。保存も利くから残りはトマトソースにでもしようかな〜
。
結局その日、ブルスケッタは大好評で、あっという間に無くなってしまい、それを神父様が大変嘆いて夜食用に作り足す事になるのだが、それはまた別の話。




