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余 白

作者: m



   本当は苦しいのに、ここから抜け出せない

   みんな、そうだから、それに従うしかない

   これに慣れてしまえば楽に感じてしまう程

   規則正しく美しく、はみ出す事なく整然と

   ほら、綺麗でしょ。段々気持ち良くなって

   ここから抜け出す事なんか考えられないよ

   だって皆、ほら、きちんと収まってるから

   やっぱりここからはみ出るなんて格好悪い

   だからちゃんとこの中に居れば安心なんだ

   余白なんかいらないよ。まとまっていれば

   怖いものなんか何もないから、これでいい

   そうね、見えない枠にはめ込まれたままで

   これが当たり前で、これがいいと思うから

   はみ出た私がすごく邪魔。消してしまおう

   枠からはみ出た私を消せば、完璧な枠組み

   これが今の世の中。余白がない余裕がない

   、と。がせめてもの救い。辛うじて休める

   それすら無くなってしまったら、苦しくて

   読むに値しない単なる言葉の羅列となるね

   まるで今の世の中みたい。はみ出したのは私







縛りのある言葉遊びは好きですが、世の中の空気に縛られるのは嫌です。

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― 新着の感想 ―
[一言] この表現力素晴らしいです。 言葉遊びと言われてますが、芸術に近いんじゃないかな。 そう思わせる文章でした。 よくわかんないけど、この作品作ってくれてありがとうございます。
[良い点] はみ出た「私」が、何故か切なくもカッコよく見えました!
[良い点] やー、これはずるいよう……と思ってしまいました。 詩としての表現からはみ出てる……という意味もあるから、二重(三重?)ではみ出てますね( ̄▽ ̄) [一言] 「、と。」、最初普通に読んでしま…
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