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刹那の風景 第一章  作者: 緑青・薄浅黄
『 カルセオラリア : 我が伴侶 』
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『 僕と精霊 』

 家族が出来たのは、僕にとっては嬉しいことだけど

これからどうするかがまだ決まっていない。


トゥーリはここに残るだろうから、僕とアルトでまた旅にでることになるだろう。

だけど、トゥーリを1人残す事になるのが不安だった。


そんなことを考えながらぐるっとこの洞窟を改めて見渡す。

この広い空間で独りか……。


僕がどうしたものかと考えていると

トゥーリが、アルトになにやら聞いている。


「アルト……? 右手に持っているものはなぁに?」


「みぎて?」


「うん、何かお人形みたいなものを持っていない?」


トゥーリの言葉に、僕もアルトの右手にあるものを見る。

そういえば、崖から落ちるときに何かつかんでいた事を思い出した。


「アルト、どうして崖から落ちるようなことをしたのかな?」


「うー、ししょう、ごめんなさい」


「うん、次から気をつけようね」


「はい」


「で、どうして落ちたの?」


「これが、あるいてて、おちかけたから、ひろた」


そう言って、右手につかんでいるものを僕に渡す。

トゥーリも壁越しに興味深そうに見ている。


「何かな……これは……?」


トゥーリに良く見えるように見せると


「精霊ですね、気を失っているようですけど」


「精霊? これが……?」


アルトもじーっと僕の手の中にいる精霊をみている。


「はい、魔力を与えたら意識が戻るかもしれません」


トゥーリがそういうので魔力を与えてみる。


「だけど、魔力を与えるということは……あっ……」


トゥーリが話している途中で魔力を与えてしまった。

何か嫌な予感がする。


「与えるということは……?」


「ご主人様」


アルトの声でも、トゥーリの声でもない声が聞こえてくる。


「精霊と契約するってことですね……」


「トゥーリ、そういうことはもう少し早く言ってくれないとね?」


「私が言う前に、セツが魔力を与えてしまったのでしょう?」


「ご主人様」


「そこは、うまくさえぎってくれないと……」


「そんな難しいことを言われても……」


「ご主人様ってば!」


「……」


「……」


何とかやり過ごそうとおもったのだけど、無理みたいだ。

僕は精霊に視線を落として、最後の悪あがきを試みる。


「誰のことを呼んでいるのかな……?」


「もちろん、ご主人様のことなのですよ!」


「僕が、君の主だというのはもう決定事項なのかな?」


「もちろんなのです!」


「君を助けたのは、アルトなんだけどね?」


僕はそういい、アルトの方に視線を向ける。

精霊はアルトに目を向けるとにっこり微笑んで


「アルト様、危ないところを助けていただきありがとうなのですよ」


僕の手のひらの上で、アルトに優雅にお辞儀をする精霊。

アルトは手のひらサイズの精霊が珍しいのか、きょとんとした顔で見ていた。


「トゥーリ、精霊というのはこんな礼儀正しいものなの?」


僕の頭の中にある精霊の情報と、目の前にいる精霊とが結びつかない。

頭の中の情報を調べてみるが精霊の情報は少ない。

精霊は口が悪いし、態度もでかいぐらいしかない。


「契約する人の魔力で決まるんだと思います……」


「それは、どういう意味?」


「もともと、これぐらいの大きさの精霊は存在しているだけ

 なんですけど、魔力を与えることによって自分の存在意義が

 確立される……そんな感じだとおもいます」


「じゃあ……この性格は僕の魔力を与えたから?」


「そうなりますね」


そういうと、クスクスと笑うトゥーリ。

トゥーリが初めて笑う様子を思わず見つめる。


僕の視線に気がついて、トゥーリが首を傾げて僕を見た。

僕はトゥーリに何もないと首を振り、精霊に視線を落とした。


僕の情報の中の精霊の口が悪いのも

態度が大きいのも、カイルが魔力を与えたせいなんだろう……。


どうしたものかなぁ……。

精霊に何が出来るのか聞いてみる。


「君は何ができるのかな?」


「私は、大地と水の精霊ですから植物を育てることが得意なのですよ」


そう言って胸をはる精霊。


植物を育てるのが得意か……。

でも、この大きさでどうやって育てるんだろう?


「君はそれ以上大きくなれないの?」


「ご主人様が、名前を下されば大きくなれるのですよ」


「また名前……」


わくわくしながらこちらを見ている精霊。


植物……。植物。

植物をキーワードにして、名前を決めた。


「クッカ。君の名前はクッカにしよう」


「クッカ?」


精霊が僕に問い返した。


「そう」


「セツ。クッカの名前の由来はなに?」


「花っていう意味だよ。ピッタリの名前でしょう?」


精霊が、名前の由来を聞いて

にんまりという表情がふさわしい笑い方をした。


何か……間違ったような気がしてきた。


「ご主人様。ありがとうなのですよ」


そういいながら、僕の手のひらから降り

何かを呟きだす精霊。


「主より賜りし名は【クッカ】この名を持って契約を完了とする」


クッカの身体が光り、体の輪郭がはっきりしだす。

光が収まると、見た目は3歳ぐらいの女の子がそこに立っていた。


契約完了……?


「ねぇ、クッカ……。契約完了って名前をつけなかったら

 どうなっていたの?」


「そのまま自然消滅なのですよ」


やられた……。

そう思ったけれど、この子が居てくれるなら少しは安心かもしれない。

トゥーリを独りにしなくてもすみそうだ。


軽く溜息をつき、軽く背伸びをする。

トゥーリもアルトもクッカも僕を見ている。


「それじゃ、クッカの仕事場を作るとしようかな」


僕は笑って、クッカを見下ろす。


「……ごめんなさいなのです」


謝るという事は、こういう契約の方法は

余り褒められたものではないのだろう。


「謝ってももう遅いよね? 契約してしまったし?」


クッカはしょんぼりとして俯いた。

僕は指輪を1つ作り、クッカの前で片膝をついて

小さな薬指に、指輪をはめた。


「ししょう、クッカ、いじめちゃだめ」


アルトの言葉に、トゥーリが微かに笑う。

さっきトゥーリが僕に言っていた言葉だ。


「まぁ、アルトに妹が出来たって所かな。

 家族は多いほうが楽しいし、僕は怒ってないから大丈夫だよ」


クッカはそっと僕を見て

そして可愛らしい笑みを見せてくれたのだった。


家族ということで、クッカに名前を呼ぶように言っても無駄だった。

頑として受け付けないのだ……。この頑なさはいったいと思いながらも

そういうものだろうと納得する事にした。


トゥーリは楽しそうに、アルトとクッカを見ている。

アルトとクッカは相性があうのか、指輪を見せ合い何かを話していた。

トゥーリも、アルトとクッカの前では笑顔を見せている。

もしかしたら彼女は、子供が好きなのかもしれないな。


そんな3人を横目で見ながら、僕は魔法を頭の中で展開する。


いつもは風魔法を中心で使うけど、今回は水と土と風と光を使う。

イメージは畑。入り口を基点としてトゥーリがいる結界までの範囲を認識する。

入り口側を北、トゥーリ側を南とし地面に水の供給と植物が育ちやすいように

土と水の魔法を構築する。風と光はそれぞれの植物にあった気候になるように。

北から南へと定着させていく。


もちろん、その温度差が周りに影響が出ないようにすることも忘れない。

これで寒い地域も暑い地域の植物も育つだろう。


簡単に言えば、この洞窟で出来る限りの薬草を育てようというものだった。

一々、薬を作る度に採りに行かなければ行けないのが面倒だと思ったし

クッカがここに残る口実を作りたかったのもある。


後は、この洞窟全体に結界を張った。

僕が認めたものしか入れないように。トゥーリとクッカを守る為のものだ。


入り口も認識できないようにしておく。

ただし……竜の一族は入れるようにしておいた。

本当は入れたくないのだが、洞窟ごと壊されることを避けるためだ。


大体の魔法をかけ終わると、そのあとは適当に必要だと思う魔法をかけていく。

それなりに、住みやすい環境になったんじゃないだろうか。


魔法を定着させるときに、洞窟全体にキラキラとした光が降っていた。

その現象を目を細めて見るトゥーリとクッカ。

アルトが目を輝かせながら僕に何を作ったのか聞いてくる。


「ししょう、なにしたの?」


「ここに薬草園を作ろうと思ってね」


「やくそうえん?」


「そう」


僕はクッカの方を見て告げる。


「クッカは植物を育てるのが得意なんだよね?」


「得意なのですよ!」


「僕が、薬草の種とか苗をここに送るから

 それを育てて増やしてくれる?」


「はいなのですよ!」


元気よく返事をしてくれるクッカの頭をなでる。

気持ちよさそうに、甘えてくるクッカに思わず笑みが浮かんだ。


「セツ……?」


トゥーリが、僕たちを隔てている透明な壁に手を当て

静かに僕の名前を呼ぶ。


僕は、トゥーリの青灰色の瞳を見つめながら

トゥーリのところまで歩いていき、壁越しに手のひらを合わせた。


トゥーリは僕から視線を外さない。


「僕が居ない間、クッカがここにいる。

 寂しさも少し減るでしょう? 1人は寂しいからね……」


僕の言葉に、はらりとトゥーリが涙を落とした。

それを見て、アルトとクッカが僕を睨む。


「ししょう」


「ご主人様」


2人が何か言おうとするのをトゥーリがさえぎる。


「違う……の、嬉しかったの……」


アルトとクッカは、トゥーリに止められたからか何か納得できない

顔をしながらも僕に文句を言うのをやめたようだ。


泣いているトゥーリを、アルトとクッカが慰めている横で

僕は、結界の中を見渡した。そして、気になったことをトゥーリに問う。


「トゥーリ。君は何処で寝ているの?

 その奥にベッドとかあるのかな?」


僕の質問に、トゥーリは俯きながら答える。


「あ……るわ」


嘘だ。


「トゥーリ。夫に嘘をつくのはどうかとおもうけどね?」


ハッと顔を上げて、ばつが悪そうに視線をそらす。

その姿に溜息をついた。


もう一度、トゥーリの後ろを見渡してどうするかを考える。

必要なものを頭の中で纏め、カイルの能力で作っていく事に決めた。


カイルの能力は本当に便利だと思う。

体に摂取するもの以外なら、何でも作ることができるんだから。


そんなことを考えて、カイルの能力に感謝しながら

僕は、ベッド、座卓、絨毯、クッションなどを作り

トゥーリ側に転送する。それを見栄えよく配置し部屋っぽく作った。


机の上には、飾り箱を置きそこに便箋と封筒、ペンなどを入れておく。

座卓に、魔法陣を刻みいつでも僕と手紙のやり取りができるようにしておいた。


「セ……セツ……!?」


「なにかな」


「何処から出したの!?」


「ご主人様凄いです! 私にも作ってくださいなのですよ!」


若干1名、ずうずうしい声が聞こえたような気がした。

言われなくても、作るつもりだったけど。


トゥーリと視線を合わせ「内緒」と告げると

少し腑に落ちない顔をしたけれど、僕に話す気がないのが分かったのか

それ以上は聞かなかった。


トゥーリにしてみれば、僕が何者なのか知りたいところだろうけど

僕自身、それにどう答えていいのかが分からない。


「ご主人様、私にも作ってくださいなのですよ!」


僕の足元に来てぴょんぴょん跳ねるクッカ。

その頭をなでながら、同じものを作る。

結界の壁でさえぎられているけれど、2人部屋みたいな感じになった。


クッカの机の上にも魔法陣を刻み

同様に僕とやり取りができるようにしておく。

手紙も薬草も植物の種もこれで送ることができるだろう。


少し考え、トゥーリとクッカの間でも転送できるようにしておいた。


「ご主人様、ティーセットもほしいのですよ」


「……」


首を傾げ、にこっとして僕を見るクッカ……。


「トゥーリもいる?」


「え……私は、飲まなくても食べなくても平気ですから」


「平気なだけで、飲んだりするのは好きでしょう?」


僕の言葉に、コクリと頷く。

僕は、ティーセットを2組作り、それを入れる棚も2つ作る。

そこにティーセットを入れ、トゥーリ側に転送し配置する。

棚の中に必要なものを入れておくことも忘れない。


「そのティーポットに水を入れると

 勝手にお湯が沸くようになっているからね」


僕の説明にクッカが驚いた顔をして、その次に嬉しそうな顔になり

僕の足に抱きついた。


「ご主人様、ありがとうなのです!!」


精霊はお茶が好きなのかな……。

よく分からないけれど、喜んでいるんだからよしとしよう。

トゥーリも嬉しそうにカップを1つ取り出してみていた。


「水は、クッカが用意できるよね?」


「はいなのですよ!」


「それじゃあ、お茶の葉になるハーブを見つけたら

 一緒にここに送るとしよう。今日は僕のこれを飲もう

 クッカ入れてくれるかな?」


僕は自分の鞄の中にあるお茶の葉をクッカに渡す。


「はいなのです、任せてくださいなのですよ。

 使ったお茶の葉は、私が責任持って大地に戻すのですよ!」


「頼んだよ」


僕は鞄から自分のカップをだし、アルトもクットの国で自分で選んで

買ったカップを鞄から出してクッカに渡す。


「トゥーリ、机の魔方陣にカップを載せて見て」


僕が言うように、トゥーリが机にカップを載せる。

すると、その上のカップがクッカの机の上に転送されてきた。


「クッカ、トゥーリの分のお茶も忘れずにいれてね」


僕に大きく頷くと、クッカはお茶を入れることに専念しはじめた。

アルトはクッカのお茶をいれているところじーと眺めていた。


僕は顎に手を当て考える。

トゥーリを見て、トゥーリのベッドを見る。


「トゥーリ、何か欲しいものないかな?」


「欲しいものですか?」


「そう、それだけじゃ部屋が寂しい感じがするでしょう?」


「……大丈夫です」


そう言って目を細めて僕を見る。

気遣ってくれたことが嬉しいそんな感じの目だ。

だけど、その瞳の奥に違う感情が隠れているのを見つける。


今はその事に触れないようにして、トゥーリの部屋をもう少し

何とかならないかと考える。必要なものは作って配置したけれど

どこか殺風景だ。場所が場所だから、仕方がないのかもしれないけど……。


何か飾りになるようなものでも作ろうかと考える。

女の子が好きそうなものってなんだろうと考えていると

鏡花の言葉を思い出した。


『おにーちゃん、寂しいでしょう?

 鏡花がぬいぐるみもってきてあげたからね!』


『いや、寂しくないから持って帰って』


『えー! これ鏡花のお勧めだよ? 学校でも人気あるんだよ!』


そういって、ウサギのぬいぐるみを僕の部屋に置いていったことがあった。

女の子ってあんな感じのぬいぐるみが好きなのかな……?


大きさはどれぐらいがいいんだろう?

鏡花は何て言ってたかな……。


『でっかい、ぎゅぅって抱きつけるぐらいの大きいぬいぐるみが欲しい!』


大きいってどれぐらい?

抱き付けるぐらいって?

僕ぐらい? いや、それは大きすぎるだろう。

なら、トゥーリと同じぐらいがいいだろうか。


あれこれと考えながら、ぬいぐるみの大きさを決めた。


僕は、能力を使ってトゥーリの身長と同じぐらいの大きさの

鏡花が僕に持ってきたのとそっくりなぬいぐるみを作った。


僕の腕の中に、きゅうに現れた大きなぬいぐるみに

トゥーリもアルトもクッカも目を真ん丸くして凝視する。


僕が出したぬいぐるみを見て、アルトは目をキラキッラさせていた。


「ししょう! なにそれ? なにそれ!」


僕が出したぬいぐるみを見て、クッカは僕に冷たい視線を送っていた。

アルトとは、正反対だ……。どうしてだろう?


僕の疑問に答えたのは、クッカの容赦のない一言だった。


「ご主人様、もしかしてその不気味なぬいぐるみは

 トゥーリ様への贈り物なんですか?」


僕が出したぬいぐるみを見て

トゥーリは、微妙な目つきをしてぬいぐるみを凝視していた。


「……セツ?」


何か外した?

でも、アルトはすっごく欲しそうにしているけど。


僕が出したウサギのぬいぐるみ。鏡花が一番のお勧めだというぬいぐるみ。

白目をむいたウサギの頭に、斧が刺さって血が流れている。


僕もどう見ても、不気味にしか見えないぬいぐるみだったんだけど

鏡花が可愛いというし、今一番流行のぬいぐるみだと話していた。


だから男の僕には、わからない何かがあるのだろうと思っていた。


鏡花の趣味が変なのか……?

一瞬そんなことを考えるが、自分の妹だけに

趣味が変だとは思いたくない。


だけどそう、この時気がつくべきだったのだ。

鏡花は、あのゴブリンが可愛いと思う人種だったのだから。


僕はこの先も、鏡花を基準に色々考えることになり

その度にクッカから白い目で見られることになった。


せっかく作ったウサギのぬいぐるみは

どう見ても、クッカとトゥーリには不評そうだったので

それをアルトの前にぶら下げた。


アルトは、もう感極まった目で僕を見て

僕からぬいぐるみを受け取り、抱き付いていた。


ぬいぐるみの方が、身長が大きいので引きずっているけど……。


トゥーリには、普通のくまのぬいぐるみを作った。

これはトゥーリもクッカも可愛いと思ってくれたらしく

女の子らしく抱きついてみたり、抱っこしてみたり喜んでくれたみたいだ。

クッカには背中に背負えるタイプのものにした。


トゥーリのはアルトぐらいの大きさのぬいぐるみだ。


本当、魔法と能力って便利だ。

僕が特殊だっていうことは、この際頭の隅に追いやった。


トゥーリとアルト、クッカはぬいぐるみを見せ合いながら楽しそうに話をしている。


僕はそれを見ながらクッカが入れてくれたお茶を飲んでいた。

黙って3人を眺めていると、トゥーリが僕のすぐそばに来る。


もちろん壁越しではあるけれど。


「セツ……ありがとう」


微笑むトゥーリに、僕も目を見て微笑み返す。

だけど、トゥーリの青灰色の瞳にある色は喜びの色だけではなかった。


「セツ……私……」


「トゥーリ、その話はアルト達が寝てからにしよう」


僕には、トゥーリの言いたいことが予想できた。

トゥーリは開きかけた口を閉じ、アルト達の方へ視線を向けて。


「そうね……」と一言つぶやいた。




読んで頂きありがとうございます。

kukkaクッカ

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僕達の小説を読んでいただき、また応援いただきありがとうございます。
2025年3月5日にドラゴンノベルス様より
『刹那の風景6 : 暁 』が刊行されした。
活動報告
詳しくは上記の活動報告を見ていただけると嬉しいです。



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よろしくお願いいたします。
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