タイトル未定2026/02/14 13:05
思いやりのある子どもというのは、誰かを喜ばせなければとか、好かれようと努力しなければということではありません。ここでいう思いやりとは、自ら進んで、できることから行動することです。例えば、
お母さんが重いものを持っているのを見て、気づき、手伝う。
後ろから人が来ているのに気づき、ドアを開けて先に通してあげる。
助けが必要な人を見たとき、自分でできなければ、誰かに助けを求める。
子どもが誰かに思いやりを示すたびに、その子自身もまた、自分には価値があると実感しています。なぜなら、誰にも見られていなくても、誰にも褒められなくても、心の中で自身の価値は確かに育まれているからです。
さらに、「ありがとう」「ごめんね」「すごいね」といった、思いやりを伝える「言葉」は自然と身についていきます。思いやりのある子どもたちは、相手の行動に気づき、すぐに言葉にして応えられるので、こうした言葉を難なく使うことができます。
そして最後に、「思いやり」は、子どもたちが少しずつ他者を理解する力へとつながります。十分に思いやりを育むことで、相手の心の奥底にまで寄り添う、いわゆる「共感する力」が育まれます。
共感力のある子どもは、自分に自信があり、自分自身と他者の価値を認められることが多いものです。優しいけれども弱々しいわけではなく、様々なことを学び、多様性を尊重し受け入れる姿勢を持っています。何よりも、自分自身を尊重し、自分を大切にすることができます。
もし私たち一人ひとりが、もっと「心」に向き合うようになれば、社会は壊れることなく、より良く発展していくでしょう。
住みやすい社会とは、決して最先端のモノであふれた社会ではなく、温かい心を持ち、お互いを思いやる人々がいる社会なのです。
記事:メリサー・ヨームモン
イラスト:ninaiscat
出典:『ともに育つ アルファ世代 EP.3「世界が急速に発展する一方で、思いやりの心が薄れている今」』
https://thepotential.org/family/alpha-generation-ep-3/




