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タイトル未定2026/02/14 11:02

短編小説:kill


著者:パティパット・ピンラット


正体不明の殺し屋は、妊娠1ヶ月の女がいる夫を銃で殺した。そして、その女を連れて行き、依頼人に引き渡した。依頼人はその女に無理やり中絶をさせ、彼女を強姦した。一方、正体不明の殺し屋は、顔が丸くて眼鏡をかけ、肌がとても白い、ユキ・アオイという名の少女の家へ行った。アオイはある男に強姦されていた。正体不明の殺し屋は銃でその男を撃ち殺した。アオイは震えていた。正体不明の殺し屋はアオイの手を引き、自分と共に連れて行った。そして、食べ物と水を買って彼女に与えた。アオイは長い間、震えて固まっていたが、ようやく食べ始めた。


翌日、正体不明の殺し屋は、ある村へ向かい、一軒の家に入ろうとした。アオイも連れて行った。到着すると、正体不明の殺し屋は銃で次々と撃ち殺した。家長、女主人、産まれたばかりの子を持つ母親、幼い子供たち、中年の家の主人、老人、杖をついた老人、車椅子の老人、若い女、10代の少女、中年の女、老いた女、10代の少年、走っていた幼児、乳児さえも容赦しなかった。牛、水牛、鶏、豚、ナマズ、ライギョ、カエルまでもが全て死んだ。死体はそこら中に散乱し、血が全てに飛び散った。銃を撃ち、シルバーアロワナの水槽、金魚の水槽、川エビの水槽にまで浴びせ、それらは粉々に砕け散り、中の水生生物は皆、床でのたうち回ってから死んだ。そして、正体不明の殺し屋はアオイの手を引いて歩き去った。


正体不明の殺し屋は村中の者を皆殺しにした。逃げる少年少女を撃ち、雑貨店の店主を撃ち、セブンイレブンの店員を撃ち、おかずを売る移動販売車を撃ち、バイクに乗る人を撃ち、行商人たちを撃ち、買い物に来ていた客たちを撃ち、料理人たちを撃った。全員が悲惨な死に方をした。正体不明の殺し屋が人を殺している間、アオイは震え、叫び続けていた。正体不明の殺し屋が誰も残さず皆殺しにすると、アオイは叫んで尋ねた。「どうしてこんなことをするの!? どうしてこんな酷いことをするの!? どうしてこんなに恐ろしいことができるの!? どうしてここまでするの!?」


正体不明の殺し屋はそれを聞いて怒り、怒鳴り返した。


「てめえ、殺し屋を何だと思ってるんだ!? 人を殺すってことが何だと思ってる!? 現実の世界で人を殺すってことがどういうことだと思ってるんだ!? 人を殺すことに、道徳なんてものはありえないんだ!! 人を殺すことに、名誉も誇りもありえない!! あるのはただ死、死、死、死、死、死、死だけだ。あるのは死だけ。この世界でたった一つの真理、それは死だけなんだ。現実の世界で人を殺すっていうのは、ただ殺すことだけを考えればいいんだ。現実の世界で人を殺すっていうのは、ただ死だけを考えればいいんだ。死だけだ、死だけだ、死だけだ。あるのは死だけだ。てめえ、人を殺すことに誇りがあると思ってるのか!? 名誉があるとでも思ってるのか!? 人を殺すことには、劣悪さしかない。人を殺すことには、邪悪さしかない。人を殺すことに名誉はない。人を殺すことに誇りはない。男らしさなんてものもない。人間性なんてものもありえない。実際のところ、その人間性こそが、殺し合いの原因なんだ。人を殺すことに道徳なんてものはありえない。人を殺すことには、自己中しかない。分かってるのか? この世界の真理ってやつは? 人間の本質ってのは、自己中なんだ。人間の心の中に道徳なんてものはない。俺たちは皆、悪役なんだ。誰一人として主人公なんていない。この世界が良くなることなんて絶対にない。宗教がこの世界を良くすることなんて、絶対にない。道徳なんてものは実在しない。そして、人間が道徳を持つことなんて絶対にない。なぜなら、道徳は人間の自然な姿じゃないからだ。なぜなら、道徳は人間の本質じゃないからだ。人間の本質は自己中だ。人間の自然な姿は自己中だ。俺たちは皆、殺人者だ。豚を見ろ、牛を見ろ、鶏を見ろ、魚を見ろ、貝を見ろ。俺たちは皆、殺人者だ。たとえ動物を食べなくても、生きていくためには植物を殺さなければならない。クソったれな道徳なんてあるもんか! てめえんちの道徳ってやつか? 俺たちはボウフラだって蚊だって殺してるだろう? これで俺たちは殺人者じゃないのか? 人間の自然な姿は、殺し合いなんだ。人間の自然な姿は、あらゆる相手と交尾して、永久に一緒にいるわけじゃないんだ。人間の自然な姿は、浮気性なんだ。人間の自然な姿は、スケベなんだ。人間の自然な姿は、劣悪なことなんだ。人間の自然な姿は、下劣で卑しいことなんだ。自分を高潔に振る舞うことなんて、真実じゃない。自分を高潔にすることなんて、不可能なんだ。この世界が道徳や宗教で良くなることなんて絶対にない。宗教がこの世界を良くすることなんてできない。道徳がこの世界を良くすることなんてできない。人間の自然な姿は、嫌悪すべきものなんだ。自然は下劣だ。人間の自然な姿は、自己中なんだ。強姦すること、不正を働くこと、奪うこと、盗むこと、嘘をつくこと、騙すこと、裏切ること、スケベなこと、殺し合うこと。これこそが人間の自然な姿であり、この人間の自然な姿こそが『人間らしさ』なんだ。だからこそ、殺し合いが起きるんだ。勤勉に働いたところで、成功できるわけがない。もし成功したいなら、金を奪わなければならない、人を殺さなければならない。もし愛で思い通りになりたいなら、強姦しなければならない。楽をしたいなら、不正をしなければならない。こんな方法を使わずに成功した人間なんて、金持ちだけだ。貧乏人にできるわけがない。現実の世界には、嫌悪すべきことしかない。現実の世界には、不正しかない。現実の世界では、不正が正義に勝つ。それがいつもだ。現実の世界には、下劣なことしかない。現実の世界には、卑しいことしかない。現実の世界には、劣悪なことしかない。現実の世界には、自己中なことしかない。これこそが現実の世界だ。ようこそ、現実の世界へ。」


アオイは何も言えず、何も考えられなかった。そして、正体不明の殺し屋は言った。「お前を強姦した男は、ギャングのナンバー2だ。ギャングのボスがお前を強姦したがっていて、ナンバー2はお前をボスのところに連れて行かなきゃならなかったんだ。だが、ナンバー2の奴が、先に横取りして強姦したってわけだ。」


そして、正体不明の殺し屋はアオイをギャングのボスのアジトへ連れて行った。正体不明の殺し屋はアオイに銃を渡した。アオイは非常に長い間、固まっていた。そして、アオイは銃でギャングのボスの眉間を撃ち抜き、殺した。


終わり

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