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第4話 反逆のヒロイン?!

登場人物紹介

黒瀬 凛 チームアカツキメンバー。

     コードネーム リンちゃん

波多紫乃 チームアカツキメンバー。

     コードネーム シーちゃん

結月真美 チームアカツキメンバー。

     コードネーム マミちゃん

小川奈々子 エリアエージェント育成教官


*登場する名称等は全てフィクションです。

エージェントとして敵組織の情報収集ミッションを受けた私とシーちゃん。緑の組織の会合があると情報を得て潜入。緑の組織メンバーを捕縛し、敵の情報を入手したが真実は衝撃的なものだった。真の敵は自身のエリアにいた。新たな仲間を加えチームアカツキとして独自のミッションに挑む。

そして...。


「シーちゃん、マミちゃん、情報屋さんに鉱石の事調べてもらったんだけど…。」

「分からんやったんやな。」

「その人敵側じゃないの。」

「初耳だって。」

「緑の組織のリーダー、何で鉱石の事知ってるんだろう。」

「うちのリーダー、いや元リーダーと接触してみようか。」

「そうだね。マミちゃんよろしく。」


マミちゃんに案内されて、緑の組織本部に到着した。

「あなたが緑の組織のリーダーですか。」

「いかにも。私が組織を束ねる者だ。まあ、リョーマとでも呼んでくれたまえ。」

「やっぱ本名とか言えん感じですか。」

「流石にこう言う組織だからな。勘弁してもらえないか。」

「あの、リーダー。いや元リーダー。」

「結月君、君が彼女達と行動を共にすると言うことは、鉱石の件を聞きたいのだろう。」

「はい、ほとんどの人が知らないみたいなんですけど。」

「それはそうだ。元々私は敵エリア政府の幹部だから知っているだけだ。」

「えー、リョーマさんって幹部だったんですか?」

「そんなお偉いさんが何で敵対したんですか。」

「政府内では鉱石について、幾つか対立があった........。」


リョーマさんの話を要約すると、政府は偶然鉱石を発見した。かなり貴重な物なので公表を控え活用について検討したみたい。

でも幹部間では国の為に公表して活用する派閥と政府が独占して秘密裏に活用する派閥に分かれた。最終的にはトップの独断で政府独占になったそうだ。

「我々公表派は政府を追われ、今では散り散りだ。」

「政府の上層部以外でこの件を知っている人っていますかねぇ。」

「君達が所属していたエージェント養成機関の長官くらいか。」

「あのオッサン!」

「落ち着きなさい。」

「政府は散り散りになった幹部がこの鉱石の件を一般に知らせない為、新たにエージェントを使い情報を収集しようとしたんだ。」

「シーちゃん、マミちゃん、報告って言う体でエージェント本部に行かない。」

「リンちゃん、焦る気持ちは分かるけど、いきなり長官問い詰めても無駄だよ。」

「そうですね、リンちゃん、誰か他に話せる人はいそうですか。」

「うーん、小川教官くらいかなぁ…。」


エージェント養成本部に戻った。

マミちゃんは私の自宅で待機してもらい、シーちゃんと2人で小川教官の所に向かう。

「あの、小川教官。」

「あら、黒瀬さん。どうしたの。」

「教官は、政府が管理している鉱石の事とか知っていますか。」

「鉱石ってダイヤモンドとか。」

「いや、何か貴重な物みたいなんですけど。」

「そんなの聞いたこと無いわよ。政府がどうとか言っていたけど、何か知っているの。」

教官すら知らされていないとすると、やはり上層部のトップシークレットなんだな。

「シーちゃん、リョーマさんの話…。」

「小川教官、これから真実を話します。」


小川教官はリョーマさんが話した内容を聞き、何か納得がいった感じだ。

「小川教官。」

「黒瀬さん、波多さん、私も最近の上層部は何かおかしいと感じていたのよ。」

「おかしいとは?」

「そもそもエージェントを養成するのにこんなに大掛かりにするのは変でしょ。」

「確かに。リンちゃんでもエージェントになれたしね。」

「うっうっ、シーちゃんそれは…。私もそう思っていたけど…。」

「私的に私達をいいように使っていたのね。でもこう言う時こそ冷静な行動が必要よね、黒瀬さん、波多さん。」

「はい、教官。」

「私もケジメをつける時かしらね。教官としてでは無く、あなた達の指導役として。」

「小川教官、いや小川長官。私達のチームアカツキの指揮をお願いします。」


私達はマミちゃんと合流し、今後の作戦を考えた。

「あなたが結月さんね。私は元教官、今は長官として皆を指揮します。」

「小川長官ですね。緑の組織との連携はお任せ下さい。」

「長官、ではエージェントの方の長官をやっちゃいますか。」

「リンちゃん、あなた教習中からせっかちだし、ちょっとオマヌケなのよね。」

「あー、長官。リンちゃん任務の時もこんな感じです。」

「シーちゃん酷いよ。私だってたまには…。」

「ドジってるよね。」

「うっ、言い返せない…。」

「みんな、これからはチームなんだからお互い助けあってね。」

「ところで長官、どうしますこれから。」


全員改まって作戦会議だ。

小川長官が説明を開始した。

「私達の最終目的は敵の殲滅ではありません。あくまで秘密裏に処理している鉱石を広く一般の市民に知らせ、政府の独占を解放することです。なるべくスマートに任務を遂行しましょう。」

「そうなると、政府の情報を正確にキャッチして暴露って感じですね。」

「リンちゃん、本当に大丈夫?」

「何かリンちゃんやらかしそうだね。」

「私だってみんなの為にガンバルもん。」

「エージェント長官については私の方で対処します。3人は政府サイドより情報を収集して下さい。」

よっしゃー、チームアカツキの力今こそ見せる時!


第5話 予告

チームアカツキの活動が本格始動した。敵は重要鉱石を隠蔽する現政府!はたしてその闇を晴らすことは出来るのか。

次回 「政府のダークと鉱石の秘密シークレットと天然の諜報員エージェント前編」


いよいよラスボスが見えて来ました。しかし、相手はかなりの組織。どうなる3人組?!

次回からラストエピソードに突入です。

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