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第3話 タワーインフェルノ?!高層階の死闘。

登場人物紹介

黒瀬 凛 新人エージェント、バディ シー、

     コードネーム リンちゃん

波多紫乃 新人エージェント、バディ リン、

     コードネーム シーちゃん

小川奈々子 エージェント育成教官


*登場する名称等は全てフィクションです。

エージェントとして敵組織の情報収集ミッションを受けた私とシーちゃん。黒ずくめ軍団を捕縛し、敵は緑の組織と分かった。

そして...。


「シーちゃん、シーちゃん。」

「どしたん、リンちゃん。」

「情報、ゲットだよん。」

「えらい軽いノリやな。」

ふっふっふっ、今回は凄いのだよ。

「何と、敵組織の会合をキャッチしたよ。」

「アンタじゃなくて情報屋がね。」

確かにそうだけど…。

「で、どこですんの会合。」

「なんかビルの最上階なんだって。」

「何とかと煙は高い所って言うけど、ちなみにどのビル?」

「えーと、よく分かんないけど何とかスカイタワー?」

「ひょっとして、サンシャインスカイプリズムタワーじゃないでしょうね…。」

「そうそう、それだよ。」

「マジ!あそこの最上階とかめっちゃ高いよ。」

「値段が?」

「アホか、高さだよ高さ。地上300メートルはあるよ。」

「シーちゃん、高い所怖いの?」

「怖かないけど、戦闘とか厄介そうだな。」


会合の招待状を偽造し無事中に入れたが...。

「ここの招待客は一般人もいるね。」

「うまく敵組織を見つけなきゃだね。」

「奴らの目的が分かれば対処出来そうだけどね。」

「そう言えば情報屋さんが、会合の中で取引の話するって言ってたよ。」

取引って何をするつもりだろ。

「アイツら、前回麻薬使って混乱を引き起こす作戦だったから、間接的な物の可能性もありそうだね。」

「武器とか?」

「ねぇ、話聞いてる?」

「武器じゃないの?」

「アンタいきなり武器で暴れ出したらヤバいヤツじゃん。それは無いな。」

暫くは様子見するしかないか。


「ねぇねぇ、シーちゃん。」

「なんや、どしたん?」

「あそこにいる人、このエリアの武器商人だよ。」

「アイツの所最近売れ行き落ちてるのに、こんな会合に出ている場合じゃ…。」

「敵組織に売るつもりかな?」

「!そうだよ。このエリアで売れないから敵に売るつもりだよね。」

あっ、誰か武器商人と話してる。

「アイツと話してるの誰かな?」

「見たことない人だね。ちょっと待ってね。」

シーちゃんはポケット端末で検索する。

このエリアにいる人なら全て登録されているから分かると思うけど…。

「誰だった?」

「アカン、該当無しだって。」

「引きこもりの人かな。」

「このエリアにいるなら、例え引きこもりでも登録してある。無いということはエリア外の人物。」

「緑のタヌキさんだね。」

「緑のソシキね。それにしても、一人で来るなんてどういうつもりかしら。」

武器商人とソイツ、結構話してる。

さりげなく盗聴機を仕掛ける。

「........それで、銃ならいくついける。」

「大きさによりますがね。」

「なら、機関銃クラスだ。」

「お急ぎならとりあえず10、銃だけに…。」

くだらんオヤジギャグかましてる…。

そういや、あの武器商人ダジャレ大好きオジサンだったよ…。

「シーちゃん、アイツ武器密輸じゃなくて現地調達しようとしてない。」

「その方がリスクヘッジ出来るからね。」

「敵組織って一人で交渉してるのかな?」

「仲間いると見て間違いないかな。」

敵交渉人以外で怪しいヤツは…。

いた!不自然な動きをしているヤツ4人。

「アイツ含めて5人だね。」

「だけど、こんなに人がいると敵だけピンポイントでやるのは厄介だよね。」

「シーちゃん、コレやっちゃう。」

「スモークか、いいねぇ。」


会場内にこっそりスモークを仕掛ける。

後はタイミングを図ってスイッチを押せば…!

あっ、つまずいた瞬間スイッチが当たった。

「ヤバっ!」

会場に仕掛けたスモークから一斉に煙が出る。

「火事よ!」

「煙が凄いぞ!」

たちまち会場がパニック状態になる。

今だ!

私とシーちゃんは素早く動き、敵5人を気絶させる。

更に捕縛し、控室に全員運んだ。


「コイツら素直に話すかな。」

「仮にも敵組織のメンバーならダンマリじゃない。」

「じゃ、くすぐってもいいかな。」

「なんで?」

5人のうち一人を起こす。

「ねぇ、アンタ緑の組織の構成員よね。」

「な、なんでそれを。」

ビンゴ!敵構成員ゲットだわ!

「アナタ達の目的は何?」

「言うと思うか。」

「言うと思うよ。」

「はっ?何言ってんだお前!」

今だ、くすぐり攻撃。おもいっきりくすぐる。

「や、ひゃ!うげっ!」

「どうよ。」

「勘弁してくれ…、話すから…。」

何かやったみたい。


「俺達緑の組織のエリアは、物資も少なく人口もない。ジリ貧状態の時にリーダーが現れた。リーダーは緑豊かな大地を取り戻す意味を込めて緑の組織とした。」

「何でウチらのエリアを狙う。」

「俺達下っぱ構成員じゃ詳しいことは知らんが、このエリアには何か重要な物があるらしい。」

「重要ってどんな?」

「幹部が言っていたが、ここでしか採掘出来ない鉱石だ。」

えっ!このエリアって鉱石採れるの?初めて聞いた。

そんな情報聞いたことないんだけど。

「このエリアで鉱石が採れるですって。」

「一般人は知らんだろうよ。なんせ上層部のトップシークレットだからな。」

アタシら、一般人レベルのエージェントなの?

「ちなみに、その鉱石って高いかなぁ。」

「高いなんてもんじゃねえ。国家予算並の価値だぜ。」

マジか!そりゃ言えんわな。


緑の組織の捕縛を解く。

「おい、いいのか。」

「どうやら、本当の黒幕が見えて来たかな。」

「アタシら騙すなんてねぇ。」

緑の組織の一人が近づく。

「ねぇ、アナタ達の仲間に私も入れてもらえないかな。」

「ダレ?アンタ。」

「私は緑の組織エリア諜報部の結月真美ゆづきまみ。」

「じゃ同じエージェントだね。マミちゃん。」

「コードネームマミちゃんだね。」

「それじゃ、マミちゃんも加わったことだし、新チーム名どうしよっか。」

「そうねぇ、チームアカツキとか。」

「いいじゃん、アカツキ。」

こうして、リン・シー・マミのチームアカツキが誕生した。


第4話 予告

このエリアにはとんでもない秘密が隠されていた。新チームによる作戦が開始される。

次回 「反逆のヒロイン?!」

新たな仲間と共に次回から新展開です。

愉快な3人組の活躍?!にこうご期待。

ではまた。

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