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第2話 港湾大パニック?!

登場人物紹介

黒瀬 凛 新人エージェント、バディ シー、

     コードネーム リンちゃん

波多紫乃 新人エージェント、バディ リン、

     コードネーム シーちゃん

小川奈々子 エージェント育成教官


*登場する名称等は全てフィクションです。

エージェントとして敵組織の情報収集ミッションを受けた私とシーちゃん。爆弾魔を捕縛したが、敵組織ではなかった。

そして...。


「ねぇねぇ、シーちゃん。」

「どしたん?リンちゃん。」

「あのさ、情報屋さんからネタ仕入れた。」

「寿司でも握んの?」

「いやいや、寿司ネタちゃうねん。敵のネタ。」

「えっ、敵組織のこと分かったの!」

「うーん、それはビミョーかな。」

「はっ?じゃ何なの。」

実は私も良く分かっていなかったりする。

「最近、怪しい連中が港で活動してるんだって。」

「それって密輸とか。」

「敵組織が何か運んでたりして...。」

「こりゃ調査に行くっきゃないね。」

こうして港湾エリアの調査が開始となった。


「船、多いね…。」

「めっちゃ船だらけやねん。」

「どこから調べる?」

「こう言う時はアレや。」

「アレ?何すんの。」

「密輸と言えば、深夜や。」

「白昼堂々としてたりして...。」

周りを見回す。

こんな真っ昼間から怪しい奴らって...。

なにー、あの黒ずくめの一団は!

「ねぇねぇ、シーちゃん。」

「なんやリンちゃん。怪しいヤツでもいるんか。」

「あそこの人達…。」

「なんやアレ!めっちゃ怪しいやんか!」

「あの黒ずくめってコナンに出る犯人かな。」

「んな訳あるかい!何で犯人軍団がウロウロしてんじゃ。」

そりゃそうだ。情報屋さん、ネタ確かに当たってたけど…、何かビミョーだな。

「とりあえずアイツらの様子チェックしよ。」

「しっかし真っ昼間からなんなん、あれ?」

「ああいう制服だったりして...。」

「んな訳あるかい。」

黒ずくめの一団、はたしてその正体はいかに。

次回...。

まてまて、ちょっと終わるの早すぎじゃ。


怪しい一団は船から木箱を運び出している。

木箱はトラックに積まれ、どこかに運ぶようだ。

「シーちゃん、あの連中どこに運ぶつもりかな。」

「それよりどうやって追いかける?」

「GOアプリでタクシー呼ぶ?」

「はっ、よく犯人追う時、前の車追って下さいとか言うけど、こんな所で呼んでどうする。」

「どうする?GOする。」

「アホな事言ってないで、トラックに忍びこむよ。」


うまくトラックに忍び込んだ私とシーちゃん。

トラックは少し移動した後止まった。

「ここが奴らのアジトかな。」

「ただの倉庫だねぇ。」

どうやら船着場から私有の倉庫に移動したみたい。

「リンちゃん、木箱調べよう。」

「武器とか入っていたりして。」

近くの木箱を調べる。

中身は…......、ぬいぐるみ?!

「あのー、これぬいぐるみ爆弾とかじゃないよね。」

「どう見てもタダのぬいぐるみだよね。」

ファンシーな黒ずくめ集団か?

別の意味で怪しいな。

「ちょっと、これ!」

「あっ、ぬいぐるみの中に白い粉が!」

「ラムネ入りぬいぐるみか。」

「おいおい、これ麻薬だよ。」

やっぱ黒ずくめなだけに、クロだったか。

「麻薬の密輸集団、黒ずくめ隊か。」

「でもさ、コイツら敵組織と関係あるかな。」

「それは分からないけど、野放しには出来ないよね。」

「いっちょ壊滅させちゃいますか。」

「いいねぇ、やったろ。」


トラックを抜け出そうとした時、リンが盛大にコケた。

物凄い音がしたもんだから、黒ずくめ連中が全員寄って来た。

「おい、てめえら何者だ。」

「ぶっ殺しちめえ!」

「怪しいヤツだな。」

アンタらには言われたくないよ。

「言われて名乗るもおこがましいが…。」

「歌舞伎じゃないんだから、言わないでよ。」

「はっはっはっ、美少女戦士参上。」

「いやいや、タダの通りがかりのOLです。」

アイツらめっちゃ睨んでいるんですけど。

「何だ、漫才師のねーちゃんか。」

「ねーちゃん、あんま面白くないぞ。」

だから、アンタらには言われたくないんだってば。

「こうなったら、やっちゃおシーちゃん。」

「そうやなリンちゃん。」

黒ずくめ軍団は、えーと10人か。

素早く動き、ヤツらを倒す。

小川教官にめっちゃしごかれたけど、こんなとこで発揮したよ。


あっという間に全員捕縛した。

リーダーらしき人物を捕まえ、

「アンタがリーダー?」

「はっ?俺がリーダーな訳ないだろ。」

「じゃ、アンタ?」

「オイラタダの下っぱBだよ。」

いや、分からんよ。全員黒ずくめなんだもん。

「リンちゃん、こう言う時はこれね。」

「ああ、アレだね。」

「ほんとに分かってる?」

「すんません、分かりません…。」

シーちゃん、全員に何か飲ませた。

「えっ、それって毒薬?」

黒ずくめ達が騒ぎ出す。

「ワシャ死にたくねー。」

「おい、解毒剤くれー。」

シーちゃんがニヤリと笑う。

「これは自白剤。毒じゃないけど。」

そういやそんなもんあったな。

「リーダーさんに質問します。」

「何だ。」

おいおい、一番ちびっこいヤツがリーダーか。

こりゃ当たらんわ。

「こちらの麻薬の入手経路と使用目的・手段は?」

「私らは雇われ運び屋なんで詳しくは分かりませんが、緑の組織と言う集団がこのエリアに麻薬を蔓延させて支配する為と聞いています。」

「緑の組織とは?」

「私はこれ以上分かりません。」

敵組織は緑の組織って言うんだな。

やはり、我々のエリアを狙っているんだ。

「なるほどね。後は警察にお任せね。」

「じゃ、撤収だね。」


どうやら敵組織、動き出したけど何か地味だな。もう少し情報収集しないとね。


第3話 予告

高層ビルで行われるパーティー。どうやら敵組織が一枚かんでいるみたい。早速潜入調査よ。

次回 「タワーインフェルノ?!高層階の死闘。」

最近映画で豪華客船で起こるアノ事件を見た作者。

本編とは全く関係ないですが、港付近では日々大変なことありそうです。

次回もまた。

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