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第1話 ドジっ子エージェント登場?!

新シリーズスタートです。

主人公と一緒にユニークスパイライフをお楽しみ下さい。


小さい頃からずっと訓練して来た。

スパイなんて辞めたいとも考えた。

でも、何故か私がエージェントに選ばれた。

どゆこと?


今も昔も国や組織には諜報活動をする者がいる。現代社会に於いてスパイはドラマやアニメの世界の空想ではなくリアルに存在する。


「あなたも今日から一人前のエージェントなんだからしっかりしなさいよ。」

教官の小川さん、厳しかったけどよく面倒みてくれたな。

「はい、必ずミッションを遂行します。」

「あなた、元気いいんだけどちょっとオマヌケちゃんなのよね…。」

そうなのだ。肝心な時にドジばかりしている。

「そう言えば、あなたのバディも今日から任務開始だったかしら。」

よかったー、1人は心細かったんだよね。


小川奈々おがわななこ教官と一緒に指令室に向かう。

「小川及び新人エージェント入ります。」

「入りたまえ。」

中には指令長官ともう1人いる。

「小川君、ご苦労だったな。下がってよいぞ。」

「了解しました。」

小川教官は帰って行った。

「さて、諸君らにはこれから新規のミッションに取り組んでもらう。」

何だろミッションって。

黒瀬凛くろせりん君。今日から君はコードネーム、ブラックとして活動したまえ。」

なになに、私今日からブラック?何か他になかったのかな...。

波多紫乃はたしの君。今日から君はコードネーム、パープルとして活動したまえ。」

「ブラック、パープル。2人はこれよりバディとして共にミッションを遂行すること。」

「あのー、長官。」

「何だねブラック。」

「そのコードネームなんですけど…。」

「ネームが何かあるのか。」

「ぶっちゃけダサいです。」

「私もパープルとかちょっと…。パープリンみたいでカッコ悪いです…。」

「そうか。なら好きなコードネームでいいぞ。」

「えっ?いいんですか。」

「本名フルネームじゃ身バレするから、それ以外ならいいぞ。」

「じゃ、リンちゃんがいいです。」

「私、シーちゃんで。」

「り…リンちゃんとシーちゃん…。何かオジサン恥ずかしいな。」

「長官、大丈夫ですよ。」

やっぱ長官恥ずかしそうだな。でもここは譲れない。

「よし、ミッションについて説明する。」

どんな仕事かなー。

「今、我々のいる地域は敵対する勢力と緊張状態にある。よって、状況の悪化を防ぐ為、敵の情報収集をするのが君達の任務だ。」

「敵の動きを報告すればいいんですね。」

「今日は寝てたよー、とか朝御飯パンだったとか。」

「そんなことはどうでもいい。武器を準備しているとか敵のスパイの行動だ。」

おお、スパイみたいな行動だな。いやアタシらスパイだった。

「それでは、リンちゃん・シーちゃん、ミッション開始だ。」

長官、カッコつけたい感じだけど、コードネームが可愛いから間抜けな感じになっちゃう。

「オッケー、行ってくるね長官。」

「長官、フォローよろしくね。」


スタッフルームでシーちゃんと話す。

「ねぇねぇシーちゃん。」

「ナニ?リンちゃん。」

「アタシミッションするの初めてなんだ。」

「あー、私も初めてだから1人じゃ心細かったんだ。」

「ぶっちゃけスパイってヤバくない?」

「そうそう、今時スパイってねぇ。」

「ミッションどうしようか。」

「とりあえず、このトリセツにある道具準備してみない?」

「いいねぇ、面白そう。」

先行き不安な2人であった。


街中では警察官が巡回をしている。

「随分厳重だねぇ。」

「爆弾騒ぎがあったみたいだよ。」

「敵の仕掛けたものかな。」

「ちょっと違うみたい。」

爆弾魔か。敵でなくても厄介な奴だな。

「どうする?」

「爆弾魔捕まえちゃう?」

「いいねぇ、それ。」


調査した所、町外れの小屋に変わったヤツがいるらしいとのことで向かう。

「ここかな。」

「中に誰かいるよ。」

窓から覗くと、何か1人で機械造っているのが見える。

「アレ爆弾じゃない?」

「ポイねぇ。」

「もうちょっとで詳しく見えそうだけど…。」

その時、前のめり過ぎて窓が開いてしまった。

「誰だ!」

ヤバ、と思ったけど時既に遅し。

「いやー、通りすがりの勧誘員ですよ。」

シーちゃんにアイコンタクトする。

すかさずシーちゃんは隠れた。

「お話しちょっと出来ますか。」

「どんな話だ。」

うっ、何も考えてない、どうしよ。

「えーっと、アニメについてなど...。」

「おお、アニメか。作品は?」

いやいや、食いついているけど私何も知らんし。

「詳しい事は中で話しませんか。」

中に入れてもらった。

機械は、モニターと時限装置、爆弾は横にありまだ爆発する心配は無い。

「それで、アンタ何者だ。」

「皆様に良い作品を紹介してます。」

「こんな町外れでか。」

コイツめっちゃ疑ってないかい?

仕方ない、強行手段だ。

「それはですねぇ…。」

ヤツとの間合いをつめる。よし、今だ!

あっ!

足元の線に引っかかり転んでしまった。

「アンタ大丈夫か。」

「ははは、だ、大丈夫...。」

ゲ!血出てる?!

私血見るの苦手…...。


ん?

どこだ?

「リンちゃん大丈夫?」

「あれ?シーちゃん。」

「アンタ出血して失神してたよ。」

「いやいや面目ない。」

「その隙にアイツ捕縛したから。」

爆弾魔が縛られて気絶してる。

「シーちゃんカッコいいね。」

「アンタがドジ過ぎるんじゃない。」

反論の余地もない。

「警察に連絡したからすぐ撤収するよ。」

「アイアイサー。」

爆弾魔は処理した。でも敵組織とは関係ないんだよね。


第2話 予告

怪しい活動をしているヤツラがいるとの情報をキャッチした。調査に向かうリンとシー。

次回 「港湾大パニック?!」

リンちゃん・シーちゃんのニューバディ登場。

これからの活躍?にこうご期待。

それでは次回また。

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