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早起きは三文の得=早起きは100円の得

作者: らんた

三文って江戸時代の物価を今の価値基準に直すと100円です。約100円。要はおにぎり1個分。

ということは1週間で700円。月で約2800円。毎日は無理だとしてもそんなもん。

毎日早く起きるとこんなに得することがありますよとかいい事ありますよなんて言いますけどこれ本当ですかね。


実は日本人は諸先進国で最低の睡眠時間です。したがって寝不足で事故・鬱が多発してるのを考えると100円の得どころか大損でしょうねえ。2800円のためにいつもより早く起きます?要は月2800円分のポイントがたまりますとか言って1時間早起きして貯めます? しないでしょ? 年33,600円だよ?


それ、残業した方がずっと儲かりますよ。


「三文」って言うから騙されてるんであって「早起きは100円の得」って言いなおすとこの言葉の本当の意味が分かります。


「三文文士」って100円文士って意味です。売れない小説ばかり書いている文士とは今の価値に直すと「100円小説を書いてる売れない物書き」って意味です。今や無料物書きですがね。もっと劣化してるやないけ。俺たちの事だよ! 読本小説ってのは江戸時代では下手すると三文で売ってたのです。


「早起きは三文の得」って言葉はなくした方がいい。


「早起きは三文の徳」だという人へ。実はこの場合の「徳」はイコール「得」なんです。「徳」だからお金の意味じゃなくて道徳的な意味だなんて思ってませんか。間違ってます。


朝市セールの事を言ってるのでは?という人へ。違います。ちなみに朝市は江戸時代では夏しか行われていません。「早起きは三文の得」というのは一年中の話です。なお下手すると毎日ではなく特定日に市場が開かれてたりしました。(※「東京都五日市町」など地名に名残がある)


「8時間は労働、8時間は休息、そして残り8時間は自分たちの自由な時間のために」


1886年のアメリカのメーデーの言葉ですが悲しいことに日本は19世紀の労働者の権利すら2022年になっても勝ち取れていません。私は「早起きは三文の得」ではなく「8時間は労働、8時間は休息、そして残り8時間は自分たちの自由な時間のために」という言葉に替えてほしいです。それが「豊かさ」です。

月2800円分のポイントのために頑張るのはただの馬鹿、デフレ脳です。もっと生産性をあげれば朝までぐっすり眠れます。


ぐっない!


なお三途の川を渡るときの六文ってのは今の価値に換算すると約200円

渡し舟ってのは川にもよりますが江戸時代では片道200円くらいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 早起きは三文の徳は、昔の農家が夏の暑い時に、早起きすれば、暑くなる前に農作業を済ませらると言う説もあります。 寝坊をすると暑くなり農作業をするのが大変になるからです。
[気になる点] 前提条件が酷いことになってますね。大丈夫ですか? [一言] 個人差はありますが、早起きして朝ごはん食べて1日を始めることで自律神経が整い、健康に過ごせます。三文程度の価値は充分あります…
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