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鷹司家戦国奮闘記  作者: 若竹
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パイレーツ vs ファイターズ 後半

 観客が屋台のお弁当を食べているんだよ。いい匂いがこっちにも流れてくる。貴賓席には、高級なお料理が出ているんだけど、たまにはジャンクフードも食べたくなるよね。まあ、オレは離乳食もまだなんだけどな!


「ダーウー」

「はい。哺乳瓶はこっちでち」


 --------------------


 再出発してからのファイターズは、斥候を多く出して進んでいますね。しかし、あっと!また一人討たれた!


「斥候は有効な手じゃが、少ない人数で先行する為、討たれやすく、人員を減らしてしまう。その塩梅が難しいのじゃ」


 そろそろ、ファイターズにはゴールが見えているでしょう。しかし、目前には大きな荷物が積み上げられております。


「山代わりの目隠しじゃな」


 ファイターズも山の向こうを警戒しているのか、斥候たちが声を掛け合いながら進んでおります。山を越えた先には川代わりの侵入禁止帯がありまして、橋を渡らねばなりません。


 おっと!ここで山越しに、たんぽが大量に投げられた!


「大内は大筒を多数保有しておるからの。山越えの攻撃もお手のものじゃ」


 山崩し、国崩しの名前は京にも響いてます。倭寇征伐で島の反対側に隠れていた船団を退治したとか。


 しかし、これは痛い!ファイターズには痛い!パイレーツは大量得点だ!


 --------------------


 この攻撃で、パイレーツが24点、ファイターズが18点だ。うちの護衛達は嬉しそう。隣で義藤くんが騒いでいる。


「こらー!又次郎!負けたら、晩飯抜きだぞー!」


 義藤くん。それはパワハラだぞ。


 --------------------


 おっと、パイレーツ。ここで侍女が一人パイレーツの別働隊に合流しましたね。2点加点して26点です。点差を広げました。


「うむ。山越えのたんぽ投げに気を取られた隙を、上手く突いたのう」


 おや?しかし、動きが変ですね?侍女と別働隊が揉めています。何やら侍女が訴えています。しきりに反対側を指している?


 おっと!逆サイ!逆サイ!逆サイドだ!なんとファイターズの籠車がもう一台、逆サイドを走っている!


 山越えの攻撃を受けたのは(おと)りの籠車だった!これはパイレーツ、完全に裏をかかれました!


「うむ。ファイターズは一度自陣に戻った時に、大将を入れ替えておった」


 なんと!そんな前に仕掛けた策だった!パイレーツが急いで走っているが、間に合うか?


 ファイターズ、大将の乗った車が橋を渡りました!ゴールは目前だ!パイレーツ、間に合うか?間に合うか?間に合わないー!ファイターズ、ゴール!ゴール!ゴール!10点入りました。大量得点です!


 --------------------


 結果は28対26で、ファイターズの逆転勝ち。義藤くんは大喜びだ。大内は山越えのたんぽ投げを成功させ、ファイターズを追い詰めたが、橋を渡る地点を読み間違えて、逆転されてしまった。


 いやあ、盛り上がったねー!

 後日、攻守を変えてもう一戦やるんだって!




    

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