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鷹司家戦国奮闘記  作者: 若竹
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京都盆地に海は無い

 女の子達が賑やかに出て行くのを見送っていると、パッパからの迎えが来た。うやうやしく、捧げられて東屋に向かうオレ。今日はオレの能力を確認しないとな。


 東屋に着くと、今日は陰陽師のオッサンだけだった。パッパは朝廷の書類仕事に出掛けているのだ。なんとパッパは関白なんだそうで。あれだろ?秀吉かなんかがなったやつだよね?あれは太閤だっけ?


 オレが不思議そうにしているのが伝わったのか、在富(ありとみ)が解説してくれた。関白ってのは天皇を補佐する係で皇族以外がなれる一番高い(くらい)で、その関白を引退したひとが太閤なんだって。後、摂政ってのもあって、これは天皇が幼い時にその補佐になるそうで、聖徳太子がなったヤツ。


 今では藤原氏しか付けない役職になっているんだそうな。さすがに藤原氏は知っているぞ。満月がどうこうって言ったヤツがいたろ?その藤原氏の中でも由緒ある五つの家だけしかつけない決まりになっているって事で、オレは有力貴族の藤原氏のお坊ちゃんだったのでした!


 でも、パッパは「鷹司」って言ってたよな?って思ったら、さすが陰陽師。ちゃんと教えてくれました。


 藤原氏が繁栄しすぎて藤原さん家が多くなりすぎ、あそこもここも藤原さんって事になった。それじゃ混乱するので住んでいた場所で呼んだりして、区別するようになる。


 ウチは鷹司室町って所に住んでいたんで、鷹司の藤原さんって意味で鷹司家と呼ばれるようになったんだそうな。


 あれだな。田舎行くとあるよな。同じ名前の家がいっぱいあって「酒屋の〇〇さん」とか呼ばれているヤツだ。


「まあ、公家とか五摂家とかは、いろいろ複雑な事もあるので、おいおいご教授いたしましょう。それよりも今日は若竹丸様の能力についてでございます」


 そうだった。オレのチート能力についてだったな。


「正確に言いますと、いかに秘密にするか。または能力を使わずにすませるか。です」


 能力を使わない?


「御所さんのような知識系チートならそれ程でもありませんが、火や雷が放てるとか、怪力などの実力チートでは周りに被害が出るかもしれませぬしな」


 確かに能力によっては危ないな。うっかりくしゃみしたら山が吹っ飛んでましたとか、シャレにならん。


「この世界では通常、無事に成長できるように転生前にレクチャーがあって、十分に準備ができた後で転生するのです」


 なにそのホワイト環境。オレ、いきなりOJTなんですけど?


「若さんは手違いが重なったので、いろいろスっ飛ばしてますが、昨夜、神界のお方よりメールが届きましたので、少しは状況が掴めました」


 おい!メールシステムがあるのか?この世界!


「それによりますと、若さんのチート能力は科学が発展した世界を元にした能力で、神界の方々が調べているがまだ理解出来ていない事も多いとか」


 なんだろうな?SF的な能力なんだろうか?


「とりあえず、初期の能力は使えるようになったそうですな。そこに説明係が準備されているそうなので、一先ずはそれを呼び出して欲しいとあります」


 なるほど、チュートリアルの説明キャラってヤツだな。


「それでは、能力の使い方ですが……、意識を集中すると、視界にウィンドウが開くので、メニューを選択とあります」


 それでは!と集中してみると、確かに宙に浮いたウィンドウがある。半透明なので、開いたままにしても大丈夫そうだ。


 しかし、このデザイン。なんか見覚えあるな?


 あ!コレあれだ!前世でやっていたスマホゲーム!

 提督になり、艦隊を率いて戦争するヤツ!

 第二次世界大戦あたりが舞台になっているゲームなんだが、まずは泊地ってか本拠地を決めるんだけど、艦隊物ですよ?


 港が必要なんだよー!




【今回のやらかし】

忠冬達がやらかした事案をここで解説します。

朝廷の書類仕事:この時期、朝廷はほとんど実権を失い行政は室町台の政所が行なっていた様です。

忠冬達は事務仕事を請け負う事で室町台から少しずつ実権を朝廷へと戻しています。

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