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鷹司家戦国奮闘記  作者: 若竹
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家臣が増えたよ!

 お芋はまだ食べられません。乳児の若竹です。


 千熊丸(ちくままる)はすり潰した芋をお湯でゆるくしたのを貰っているけどな!早く離乳食に進みたい!


 --------------------


 そろそろ風も冷たい季節になって来たので、お散歩も控えめになるかと思っていたんだけど、新しい乗り物が来たんだ。


 ちょっと大きめの籠車。オレ達ハイハイ三連星とタロジロを乗せておける。その車には棒を引っ掛けるカギがついていて、いざとなったらお神輿みたいに(かつ)げるようになっているんだ。


「あっはっは!護衛の真髄を会得しましたからな!小次郎にお任せあれ!」


 いやお前が一番安心出来ないんだよ。いざとなったら、こいつは殿(しんがり)に残して、富田兄弟に担いで逃げてもらおう。


 だけど、寝るしか無い乳母車より掴まり立ちしたり出来る籠車の方が楽しいね!


 ゴロゴロ、ガラガラ。タロとジロはつまらなそうなので、後で外に出してあげよう。双子姉が入りたそうに付いてくるけど、流石に入らないからね?


「ウッウー!」

「ダァダァダ!」


 眺めが良いので、千熊も阿子も興奮してる。千熊は掴まり立ちして、カックンカックン、スクワットしてる。む!筋トレなら負けないぞ!カクカクカクカク!


「若竹様は動きがキモいでち」


 えー?八郎?そうかなぁ?


「キモし」「若竹、キモし」


 双子姉ちゃんにトドメを刺された。


 --------------------


 実はウチには二人の八郎がいる。一人はオレのキャラ南郷八郎で、もう一人は、宇喜多さんちの八郎。宇喜多の八郎はイケメンなので侍女たちの人気も高い。


「見めよき」「よき」


 大江さんちの次男の少輔次郎(しょうのじろう)と歳が近く仲も良い。大体二人で遊んでいる。二人とも宗滴学校の生徒なんだけど、そろそろオレの護衛に付けてみようかって話になったらしい。


 八郎は外見だけでなく、頭の中も良いらしい。イケメンで頭脳派って、ブサメンで高卒だったオレに謝れ!


「宇喜多八郎でござる」

「ちろー」


 いや、悪口じゃないよ?「は」って発音難しいんだよ!


 少輔次郎は脳筋派。元服前なのに、夏の戦いに参加してたんだって。既に手柄を挙げている。


「大江少輔次郎でござる」

「しょーじろー」


 「の」は省略。


「「これより、若竹丸様にお仕え致しまする!」」

「ウキャー!」


 パチパチと手を叩いて喜んであげる。あれ?もしかしてハッキリ仕官の挨拶受けたの、初めてじゃないかな?


「おお!良かったな!若竹丸様もお喜びだ!これから、よろしく頼むぞ!」


 先輩ヅラしている小次郎。追い抜かされるなよ?





「面白かった!」「先が気になる!」と思ってくださった方は、お気に入りの登録と、下の☆☆☆☆☆で評価してくれると、作者のモチベがアップいたします!よろしくお願い申し上げます!


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