表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/150

遠足は、家に帰るまでが遠足です。

アクセスありがとうございます。


 王国へと戻る途中に騎士団の部隊の魔法士に探知魔法で発見されるも、追われることなく無事に山越えを終えて帝国へと向かう途中に通っただろう馬車が走れる道へと辿り着き道を歩く。


 エルフ娘が途中で捉えた騎士団の部隊への偵察で俺達とは違う経路で向かったシマチとユキナはまだ戻ってこないことが気になり何度か気配探知スキルを発動するも俺の索敵範囲に2人の気配を見つけることはできなかった。


「・・そろそろ休憩なのじゃ」


「そうね・・」


 見通しが良く歩きやすい道を3人で歩いたことで、それなりの距離を稼ぐことができた頃にスミハが休憩と言ったことでエルフ娘は素直に同意し足を止め周囲を見渡していた。


「ふぅ・・結構な距離を歩いたんじゃないか?」


「そうでもないわ。このままだと、街に着く前に夜がくるわ」


「そうか・・野営は仕方ないと思うけど」


「・・・・」


 エルフ娘は、野営が嫌いのようで周囲に向けていた視線を俺へと向け無言のままジッと見た後にスッと逸らされた。


「カイよ、野営の準備を共にするのじゃ」


「・・そうだな、スミハ」


 エルフ娘の冷淡な碧眼の瞳から逃げるように、視線を声をかけてくれたスミハへと向け、温もりを感じる彼女の金色の瞳になんだか癒されたような俺は、アイテムポーチから野営グッズを取り出し2人で準備を始める。


「帰って来たようね・・」


 背後で聞こえたエルフ娘の声に、動かしていた手を止め顔を上げて確かめるように気配探知スキルを発動するも俺の索敵範囲外で気配を捉えることができず落胆し解除しようとした直前に、速い速度で山を移動し近づく2つの気配を捉えた。


「・・帰ってきた?」


 独り言のように呟き近付く気配の方向へと顔を向け待っていると、ガサガサと草木を揺らす音が聞こえた頃にシマチとユキナの2人が姿を見せた。


「いっちばぁ〜ん! にゃ!!」


「くぅ、すばしっこい・・主よ、今戻った」


 ほぼ同時に姿を見せたシマチとユキナだったけど、シマチの方が先に俺へと近付き右肩に触れて喜ぶと、僅かに遅れユキナは俺の左手を握り上目遣いで見ている。


「おっ・・おかえり」


 俺の反応が素っ気無いと思ったのか、シマチは少し不満そうな表情で足元で座りユキナは汗も描いていないのに、なぜか汗を拭うような素振りで隣で立っている。


 そんな2人に別れた後のことを聞こうと口を開くと、思ってもいない情報を教えてくれる。


「シマチ、ユキナ・・見に行ったあの集団はどうだった?」


「ん〜やっぱり王国騎士団だったにゃ。それに、見たことある女の子を見たにゃ」


「・・そっか。なら、俺を知っていそうな奴がいるかもな」


 シマチは俺がまだ騎士団の任務で立ち寄り駐屯していた時の街で出会った関係だから、その時に彼女は見かけた騎士達の顔を覚えていたのだろう。それなら避けて来たのは正解だ。


「主よ、騎士団はあれから帝国の方へ向かって行った・・それと」


「それと?」


「人族の娘に、潜んでいた我とネコ娘の居場所を見つけられた」


「・・2人もか?」


「ん? その反応はもしや・・・・」


「あぁ、俺達も見つけられたらしい」


「はっはっはっ・・そうかそうか。ならば、あの娘っ子は要注意するべきだな主よ」


 ユキナは見つけられたのになんだか嬉しそうな表情で笑っている。それにシマチも緩んだ表情でうんうんと頷き特に気にしているような感は皆無だ。


 そのまま無事に2人と合流できた俺達は、そのまま道から外れた場所で野営をし翌朝に出発した日の夕方に俺達の家に辿り着くことができたのだった・・・・。



評価&ブクマ登録ありがとうございます。

今回は、シマチ達と家に帰るだけの内容ですいません。

次回から新たな展開へと流れていきます。

その途中に幕間を挟みます。

引き続きお付き合いをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ