宴会には必ず酒に溺れる娘がいます。今回は初の犠牲者が出ました・・
アクセスありがとうございます。
広間の片隅でユキナのペースでエールを秒も休むことなく飲まされ続けているメイド3人に自我は無いようで、ただ言われるがままジョッキに注がれるエールを飲んでいる。
その3人の身体は本能的に大量のアルコールを受け入れたことで体温が上昇し火照るカラダを冷やそうと、身だしなみを整えていたメイド服は乱れまくり胸の谷間や裾の長いスカートも捲れるもそのままで、誰にも見せれない状態にまで陥っている。
「カイ、ユキナを止めなくていいの?」
「サーシャ、たぶん手遅れだな・・」
「・・でしょうね」
彼女達の瞳から光が失われ表情に変化が無くてもユキナは嬉しそうに話しかけ続けエールを飲み飲ませていると、半分ほどになったジョッキを見つめてからグイッと飲み干しからにしてから足元に置いた。
「ヒック・・いいか?」
「「「 ・・・・ 」」」
問い掛けに反応しなかった3人にユキナは頬のにビンタをしてから再び口を開く。
「いいか?」
「「「 ひゃい!!! 」」」
「いいか? 酒は飲んでも溺れにゃな!?」
「「「 ひゃい 」」」
「・・・・おい、しょこの青目よ」
「ひゃっ・・ひゃい」
急にユキナに迫られ青い瞳のメイドは、手に持つジョッキを慌てて置いて乱れた服のまま姿勢だけ正す。
「貴様が主を狙ったことは許せん・・だが、初手は良い動きだ。まぁ、シマチよりは断然遅かったがな? 猫人族の3姉妹よ」
「「「 ・・・・ 」」」
ユキナの言葉に俺は耳を疑い3人人を凝視するもわからない。
「あら? カイ・・あなた気付いてなかったのかしら?」
「サーシャ、わかるわけないだろ? ってか、知ってたのか?」
「当然よ・・あの娘達は、最初から野良猫臭かったからすぐにわかったわよ。だから、シマチはあの3人を警戒してカイの傍にずっといたのよ」
「そうなんだ・・」
俺だけメイド3人が猫人族だということに初見で見抜けていなかったようだ。だから、王城の中を歩いてもシマチは俺から離れることなく興味がありそうなモノを見ても眺めているだけだった。
ユキナは酔っ払いから泥酔へと向かいながら説教モードへ移行し、熱く語りながら飲みを再開するとジョッキでエールを飲むのが面倒になったようでジョッキを床に置くと酒樽のコックを開き、流れ落ちるエールの滝を口で受け止め飲み始め満足するとメイド3人にも真似をさせると、あっという間に4人は全身エールまみれでビショ濡れとなり酒樽の下で仲良く並び倒れ意識を失っていた。
「・・ユキナはあの子達を巻き込んで酒に溺れたわね」
「予想通りだな。あの3人はもう、エールに依存するか拒絶するかのどちらかの身体になるだろうな。それにしても、シマチとスミハの2にんは・・・・テーブルの上で寝ている?」
サーシャ以外の3人は、酒を飲むと本能のままに動き限界を超え意識を失うまで飲み続ける習性は将来的に治りそうに無い。
「街の酒場で寝ているよりマシね。これからどうするの? 公爵家の長男さん?」
「サーシャ、その呼び名は許してくれな。とりあえず、あのメイドをなんとかしないとだよな」
ユキナの傍でエールまみれのメイドをどうするかなと考えていると、広間のドアが開き部屋着姿のシエンナが入ってくるも、広間の惨状に動きが止まった。
「よぉ、シエンナ・・・・仕事は終わったのかな?」
「・・は、はい兄様。あの、この状況はなんでしょう。とりあえず奥で使い物にならないメス共・・ではなく、メイドをすぐ片付けますね」
シエンナはクルッと身体を翻し広間から出ると、廊下で2回手を叩いた。
「クラウ! サニス! ヴィナ!」
シエンナは3人の名前を呼んだ後に広間に再び入ると、廊下から近付いてきる足音が聞こえるのは一人分だったけど、広間に入ってきたのは3人の少女で、使用人の格好ではなくシエンナと同じ部屋着だった。
「へぇ、それなりに強そうな子達ね」
サーシャは3人の動きで、それなりの強さがわかるらしい。
「兄様、王家から派遣された見苦しいメスメイドは、私の部下に一任させてよろしいですか?」
「あぁ、よろしく」
ずっとピクリとも動かないビショ濡れメイド3人の両足首にロープを手慣れた手付きで結んだ後に、シエンナの部下である3人は俺に一礼してから引き摺り出し、メイド服が捲れていく光景はいろいろ酷すぎて言葉にできない。
「さて、兄様? 汚物の片付けが終わりました。そして私の公務も終わっております・・今から私の私室に来ていただけませんか?」
「シエンナの部屋に?」
「はいです。妹の部屋です」
笑顔のシエンナに誘われた俺は了承し椅子から立ち上がり、サーシャを広間に残してシエンナと共に妹の部屋に向かったのだった。
感想&いいね!ありがとうございます。
ブクマ600到達に感謝です。
引き続きよろしくお願いします。




