父親から突然の暴露話にキレそうになるも、先に妹がキレました・・
アクセスありがとうございます。
今日の分の投稿ラストです。
「に、兄様・・恥ずかしいので、拍手はその・・おやめください」
「シエンナ、成長したな?」
「あぅ・・ありがとうございます、兄様」
贔屓目なしでシエンナの動きを絶賛していると、アンの頬はプクッと膨らませ悔しそうに照れるシエンナを見ていたが、何かを思い出したかのように口を開く。
「シエンナ近衛兵長・・せっかくですが、そこで寝ている騎士団長を起こしてもらわないと作戦会議が進みませんが?」
「そ、そうでした・・私では無い私が勝手に・・・・」
足元で倒れ気絶しているジーニスの横っ腹をシエンナは乱暴に蹴飛ばすと、咳き込みながらジーニスは意識を取り戻したようで、シエンナから逃げるように這って壁に背をつけながら立ち上がる姿を真顔で見ていた陛下は聞く。
「ジーニスよ、ワシがいる会議の途中で寝るとは、何事だ? そんなに激務だったのか?」
まるでシエンナの行為が無かったかのように国王陛下は、ジーニスを見て問いかける。
「・・い、いえ任務から戻り休息は十分貰っていたはずなのですが」
「そうか・・騎士団長という上に立つ要職を自覚し、体調管理も大事なことだぞ?」
「はい・・申し訳ございません国王陛下」
「では、今日はここまでだ。ジーニスよ、後ほどガリア宰相から人員表を受け取り部隊を再編成計画ができたなら速やかに報告せよ」
「はっ・・速やかに実施します」
ジーニスは部屋から出て行く途中にチラッと俺を見るも何も言わずに歩き去って行く。その姿を見送った俺も椅子から立ち上がり、サーシャ達に今から宿屋を探しに行こうと告げると父様から呼び止められた。
「カイ、少しいいか?」
「はい、なんでしょうか?」
「宿に泊まると言っていたな?」
「そうですね。冒険者なので街であれば基本的に宿屋に泊まっています」
「ならば、私の別邸に泊まりなさい」
「ですが、俺は家を出た身ですよ?」
俺を見つめる黙り込む父様は、不思議そうな表情でなんだろうと考えていると予想外の言葉を告げられた。
「何を言っておるんだ? 私を息子であるカイを・・長男であるお前を廃嫡した覚えはないぞ?」
「え? そうなんですか? 騎士団に入るも要職に就けず一般兵だったので」
父様は初めて優しい笑顔になる。
「そんなことか・・それは私と国王陛下の思惑なんだ。国王直属部隊のイービル隊に所属させるための策だったんだ」
「お、思惑って・・俺は毎日ボロボロに追い詰められ死ぬ思いだったんですよ? 毎日仲間の誰かが二度と帰ってこなくて・・・・」
「カイ、戦いで負ければ死ぬのは道理だ、私も息子は、そこまでの騎士だったと納得する覚悟をしていた。まぁ、可愛い娘のシエンナをアンジェリカ王女のように過酷な環境に行かせはしなかったがな」
突然の父様の暴露話に失ったモノが多過ぎた俺が唖然としていると、視界の端から銀色に輝く細剣が伸びていき、目の前で立つ父様の眉間にピタッと切っ先が触れて止まり、遅れて殺気が通り抜けて行く。
「お父様。その馬鹿げた話しは本当なのですか? 兄様に想像もできない程のお辛い経験を故意にさせたのならば、私はこのままお父様の人生に終止符を・・・・」
「まま待ちなさい! シエンナ、この私が死んだら母さんが悲しむだろう?」
「お母様が本当に悲しむとお思いで?」
「え? 違うのかい?」
「残念ですが、それはあり得ません。忘れたのですか? お父様・・いえ、貴族様は婿入りの立場。兄様とこの私・・そして兄様との間に生まれ育てた10人の子供達がいる時点で、貴族様はフィフスアンガー家にとってゴミ同然・・・・もう用済みなのですから」
「なっ・・愛娘が辛辣ぅ」
「立場をわきまえなさい? たとえ実の父親であろうと、私の兄様にした仕打ちは消せないのです」
「・・・・」
なんだかシエンナの背中からドス黒いオーラが放たれているなと幻覚をみている気分でいると、スッとオーラが消えた後にシエンナは振り返り笑顔で俺を見る。
「では、兄様?」
「なんだい、シエンナ?」
「今夜は王都にある別邸にて皆様とお泊まりなってください?」
「あぁ、世話になるよシエンナ」
「はぁい、お世話しますね兄様。では、今から私が別邸へと案内いたします」
ルミナとネルルの2人は場内の客間に特別泊まることになり、引き続き聞き取りがあるため俺達はここで別れ明日会う約束を決めてシエンナの先導で王城から出たのだった・・・・。
感想ありがとうございます・・そうですね。
連日の投稿なので、明日は投稿せずストック補充します。
たぶん・・・・
さて、王都でのアレの部分がまだ描き上がっていないのは、ここだけの話です。
どーしよー
誰かが退場するのは、読者様的にはあり得ないですよね?
感想お待ちしております。
ダメなら修正ですねー・・・・コメは活動報告の方に?
独り言でした。




