表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

132/150

話の流れで領地を貰えるらしいです。4人娘付きの特典で・・

アクセスありがとうございます。

区切りで普段より300文字程少ないです。


「息子よ、話しは決まったようだな。今は形式的ではあるが、この後であの領地を譲渡する手続きをしよう」


「わかりました、父様・・」


「よし、これで我が王国に素晴らしい戦力が整ったことに安心した。今後の話しであるが、帝国勇者を王都全体で歓迎しこの王都に招こうではないか!


「「「「 ???? 」」」」


 これから帝国勇者達と戦うとこの部屋にいる誰もが覚悟を決めていた状況の中で、ただ1人国王陛下だけは勇者クン達を招こうと言ったのだ。


「へ、陛下!? 何をそのような世迷い言を! ここに集まる皆様は、帝国勇者を迎え撃つ方針なのですよ?」


 陛下の発言にガリア宰相も驚きを隠せず、上位者である国王陛下の肩を掴み揺らし迫っている。


「おふぅ・・おち、落ち着けガリア・・・・ただ無条件で帝国勇者に降伏する気は微塵もないぞ? 何事にも武器を向け合う前に、互いに交渉のテーブルにつくことが大事だ。最初から剣を向けるのは、賊となにも変わらん」


 さすがのガリア宰相も国王陛下の決定事項を覆そうとする気はなく、不満があれば口に出すサーシャは何故か不穏な笑みを浮かべ頷いていた。


「・・わかりました。このガリア、最期まで国王陛下と共に・・・・」


「うむ、素晴らしい忠誠心だガリアよ・・では、仕方ないここに騎士団長ジーニスを呼べ」


「・・陛下、騎士団長をですか?」


「二度は言わん」


「はっ・・直ちに・・シエンナ近衛兵長、騎士団長ジーニスをここに呼びなさい」


「はい、嫌です」


「なっ・・・・」


 役職的に近衛兵長より宰相が上なのかわからないけどシエンナは即答で拒否し、再び俺に肩を寄せくっつく。


「ガリアよ、貴様が行け」


「その、陛下? 私は宰相ですが?」


「そんなこと知っている。王族を守るのが近衛兵の任務。シエンナ近衛兵長が拒否するのが正しい選択だ」


 たしかに目の前にいる王族の国王陛下を守るためこの場にいるのが正しい。宰相は貴族上がりだなと俺は目の前の光景を静観していると、ガリアは不満な視線をシエンナに向けながら部屋を出て行く。


「陛下、本気で帝国勇者を王城に出迎えるのですか?」


 父様はゆっくりとした口調で、喉を潤すようにハーブティーを飲む陛下に改めて問い掛ける。


「先に無駄な血は流したくない。何も知らぬ強いだけのガキ共の自己都合を聞いてから判断しても悪くは無いだろう」


「わかりました・・いざというときは、息子達を頼りましょう」


「だがしかし、無防備で無策のまま出迎えるのは愚王と呼ばれてしまうから、それなりの君達に役に立ってもらう。そこで、シエンナ近衛兵長よ」


「なんでしょうか? 陛下」


「アンジェリカを呼んでは連れて来てもらえぬか? イービル隊生き残りであるカイがいることだしな」


「はい・・・・本音は嫌ですが、わかりました。兄様、私は少し席を外しますが安心してお待ちくださいね?」


「わかったよ、シエンナ」


 ニコリと笑うシエンナは、立ち上がる時に俺の頬にキスををしてから柔らかい表情からキリッと近衛兵長らしい引き締まった顔に戻り部屋を出ると、規則正しい足音が遠ざかって行ったのだった・・・・。



感想評価ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ