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霊能探偵、少年漫画の一コマに出くわす。

 霊能探偵笠沙技は鈍いクソボケ男だとあちこちでさんざん言われているが、さすがの俺でも自分の周囲の空気が御魂学園の学生たちとは違うことと、周囲の女性陣が俺をよくない目で見ていることくらいは知っている。

 俺はさんざん霊能者の世界を少年漫画のようだと言ったが、俺の周囲はそこそこに平和だ。世界の危機なんて一度しか経験したことがないし、誰かが悲しい経験をしたわけでもない。いたって普通、平々凡々としているのだから、少年漫画とは違うだろう。


 その点、御魂学園とは典型的な少年漫画の世界だ。あそこはこの国全土から霊能者の若者が集められ、霊障事件の解決に奔走している。中には親を殺されたりして、その仇を追ってあちこちを飛び回っている霊能者もいるという。

 ところでその仇と同じ名前の男を万引き(霊障事件の下準備をしようとしていたらしい)で警察に引き渡した事があるんだが、伝えようとすると逃げられるので未だに伝えられていない。どうしよう。

 他にも、この学園には十天という幹部職が存在する。あかりやくらいなんかはこれに所属しているすごいやつで、学園では憧れの的だ。

 ところで先日飲みの席でしるべからこの十天という役職は少年漫画の味方組織の幹部職(神様の数え方みたいな人たちだったり番号のついてる部隊の隊長だったり)みたいなのに憧れて作ったとか言われたが、このことは墓まで持っていかないといけないよな。あ、やめてママ、持ち出さないで。


 と、色々と台無しな情報を零してしまってはいるが、すくなくともしるべが入学する辺り(俺が霊能探偵になったのと同時期だが俺は御魂学園の関係者ではないので関係ないはずだ)までは、それはもう死と隣り合わせで、カッコイイ少年少女がカッコよく霊障と戦う場所だったのだ。

 今でももちろんそれは変わっていないが、随分と安全にはなった。甲級の霊能者が神に成ることがなくなったのもそうだし、霊死と呼ばれる特殊な死以外の死亡がなくなったこともそう。

 十天にしたって、苑恚と霊障神霊が弱体化したのに対し、自分たちが鈍ることのないように目標と成る霊能者を明確化することを目的に作られた(建前)のだから、御魂学園は健全な霊能者集団だ。


 実際今日も、俺はそんな御魂学園の死闘を、たまたま通りがかって見つけることになった。通りがかったのはそれが仕事帰りだったからだが、見つけたのは――理由がある。

 知り合いがそこにいたからだ。


 保土棘あかり。

 今年で御魂学園高等部の二年生になる、俺のよく知る霊能者だ。そして俺を、インチキ呼ばわりしてくる小生意気な小娘である。


 そう、俺にだって女性陣が俺を良くない目で見ていることはわかる。というかしるべの場合ご両親が既成事実を作ろうとしてくるし、はかりはそもそも俺の親もろとも結婚しろとうるさい。

 しかし、だが、だとしても。


 こいつだけは違う。人のことをインチキなどと呼んでバカにするこいつに、俺を好く理由がどこにある! 騙されない、決して俺は騙されないぞ。



 ===



 ――そこは戦場だった。

 人払いが霊能によって為されており、人の気配がない夜の公園。激しい剣戟の中で、一人の少年が必死に強敵へと立ち向かっていた。否、一人ではない。彼には姿こそ視えないが、“憑いている”少女がいる。そして、周囲には倒れ伏した仲間たちがいた。


 少年たちが身につけているのは制服であり、同一のデザインから同じ学校に通っている事がわかる。言うまでもなくそれは御魂学園の制服であり、彼らは霊能者だ。それぞれ、若干の改造こそあるものの、格調高い御魂学園の制服をキチっと着こなしており、制服に着られている感じはしない。

 つまり、霊能者としては一人前だ。それでも、問題は相手――相手が悪い、とはこのことだろう。


「……やっぱり、あいつらじゃまだまだ荷が重かったかしら」


 ソレを遠目に眺めながら、いつでも入っていける少女がいた。巫女服、黒髪に白のメッシュ。保土棘あかり。十天の一人であり、間違いなくこの状況をひっくり返すことができる逸材だ。


「――それほどの相手なのか?」


 もうひとり、そんな彼女の言葉に問いかける者がいた。暗がりから、二十代半ばのアラサーおじさんがコーヒーを飲みながら戦場を観察している。霊能探偵笠沙技だ。


「そうね。相手はネクロプラズマなのよ」

「ネクロプラズマ?」

「アンタそんなことも知らないの? 海外の霊障集団なんだけど」

「ああ、なんとなく解った」


 見れば、敵はなんというか西洋風の姿格好をしている。なるほど確かにネクロプラズマという感じだ。


「相手をしているのは、御魂学園の霊能者。アタシの後輩で、霊質は戊級。まだ入学して一年も経っていないけど、癸級霊質から凄まじい勢いで成長を遂げた期待のルーキーよ」

「……彼女のためか?」

「彼女、っていうか幼馴染ね、アタシには視えないけどアイツにはアイツだけが視える霊が憑いている。どこかのインチキみたいなのは例外中の例外だけど、特定個人の霊が視える霊能者は珍しくないわ」


 縁、というのは霊能の世界においては大事なプロセスだ。縁の強い相手は霊魂となっても生前の姿と同様にその姿を捉えることができる。まぁ、大抵の場合は生霊なのだが。


「二人は、一年前までは霊障の霊の字も知らない普通の一般人だった。それがネクロプラズマの事件に巻き込まれて幼馴染は生霊に、残されたもうひとりは、その幼馴染を人に戻すためにああして戦っているのよ」

「随分特殊な霊能者だな」

「そうね、彼らはインチキとは別方向で特別な霊能者よ。“霊質を持たない”霊能者だったんだから」

「……つまり、今戦ってるアイツの霊質は」

「幼馴染ちゃんの霊質の強さってことね。まぁ、インチキとは違ってこっちは歴史上、極稀に実例が存在する例ではあるんだけど」


 インチキ。つまり霊能探偵はこの世界において唯一の特性を持っている。逆に今戦っている彼らは、数少ないながらも過去に同じような体質の霊能者が存在していた。


「なら、戻れる可能性もあるんだろ?」

「そうね。ただこの場合の問題は危険性よ。過去に実例があるということは、当然ネクロプラズマだって知ってるんだから。むしろ――ネクロプラズマはその実例を知って、人為的に結果を出そうとしていた」

「……あいつらは、ネクロなんとかに直接狙われてるのか」


 実験の成果であるのだから、当然といえば当然ではあるのだが。

 見れば、ネクロプラズマは霊能者の少年を殺すのではなく痛めつけようとしている。捕らえることが目的であり、そこで実益を兼ねてなぶっている、という如何にもな光景なのだろう。


「割って入らないのか」

「あの子にはネクロプラズマとの縁がある。その縁は学園が守り、育てなくちゃいけないものよ。縁は試練でより繋がりを深める。……あの子には、限界まで抗って、それでもムリっていうまで抗って、その上で諦めないくらい強くなってもらわないといけないの」

「……やっぱ、霊能者ってのは大変だな」


 ――それでも、万が一があればいつでも割って入ることができるように、保土棘あかりは構えているのだ。それが十天の使命でもあるのだから。


「――んで」


 と、そこで。



「なんでアンタがここにいるのよ、インチキ!」



 ――――ようやくあかりが会話しているのが笠沙技だと気付いた。


「……いや最初に顔を合わせたときに突っ込めよ」

「今はあの子たちの大事なときなの! 真面目にやらないといけないのよ!」

「いやもう手遅れだろ……」


 そこで、努めて真面目に話を進めようとしていたあかりが限界を迎えたということだろう。

 笠沙技としては、どうせ声をかけてもあかりが気を抜かないことくらい解っているのだから、砕けた会話をしたかったのだが、基本的にあかりは笠沙技にあたりが強いし、抜けている。

 ちなみに、今もあかりの体は臨戦態勢であり、一瞬でもあの場にいる誰かの命が奪われようとすれば、即座にネクロプラズマに斬りかかる準備を整えている。後はもはや視線を外していても、反射で動けるだろう。それくらいにはあかりは強い。


「なんでここにいんの」

「仕事帰りだ。ハナビの社に霊障を運んでな。その帰りに人払いがしてあったから、顔を出してみた」

「くそ、完全に偶然とか、どうしてこうもアタシとインチキは腐れ縁なのよ」

「文字通り腐るほど縁があるからだろ、諦めろ」


 霊能の世界で腐れ縁は比喩ではなく物理的な現象だ。今、ネクロプラズマとその被害者である少年が相対しているように、宿命とは逃れることができない。西洋の予言などはこの典型と言える。


「助けはいるか?」

「むしろ帰れ、インチキがどうにかなるとも思えないけど」

「ほんとに俺がインチキだったら、どうにかなっちまうだろうが」


 打てば響く、放り投げれば即座に返る。二人の会話はいつもこうだ。ああ言えばこう言う。十歳ほどの年の差は結構な差ではあるはずだが、兄妹の年の差といえば、現実的にもないわけではない。

 そして別に笠沙技はおっさんだが、大人としてはダメな部類に入るほうだ。大人に夢を見てはいけない。あかりはよくよく知っていた。


「第一、見なさいよ」

「ああ?」

「あそこで倒れている彼、制服を着流しっぽくしてる彼よ」


 見れば、痛めつけられている少年の横で、別の少年が傷つき倒れていた。制服にちょっとしたアクセサリーを色々と足すことで着流しのように見せているなんともおしゃれな少年だ。記号が強いとも言う。

 そんな少年が、地に伏せながら立ち上がろうとしている。懸命に。


「今、彼は心のなかでかつて兄と比較され、挫折した経験を反芻しているに違いないわ。そして今、急速に成長し、かつては落ちこぼれと蔑んでいた新入りの生徒が自分をかばいながら戦っている姿に奮起しようとしているのよ」

「えらい具体的だな」

「彼のお兄さんは十天で顔見知りだもの。本人としては親しく接したいけど周囲の環境や弟さん自身がそれを拒否していることに心を痛めていたわ」

「えらい早口だな」


 一息で言い切った。

 はぁはぁとあかりは肩で息をしている。もしあの戦場にあかりが突入しても、呼吸を乱すことなく敵を殲滅できるかもしれないが。今あかりは肩で呼吸をしていた。明らかに興奮している。


「というか、それだったらなんでその兄貴がここにいないんだよ」

「彼、生牡蠣を食べるのが趣味なんだけど……それがあたって今病院で戦ってるわ……」

「その趣味今すぐやめさせろよ!!」


 思わず叫んでしまっていた。

 下手すると聞こえてしまうくらいの叫び声だったが、あかりは何も言わなかった。やさしみ……


「……俺としてはさ」


 ――――ふと。

 霊能探偵の気配が変わった。

 いつも不真面目な彼にしては珍しいくらい真面目に。

 この流れで真面目な話をするのか、と思わずあかりが思ってしまうくらいに。だけど、



「お前さんが“まだ”ゲーム感覚で霊障事件に関わってるんじゃないかと、少し心配なんだが」



 ――だからこそ、笠沙技は真面目になったんだろう、とあかりはふと冷静に成った。



 ===



 ――俺と出会った頃の保土棘あかりは、この世界を嫌っていた。というか、この世界に自分の居場所がないものだと思っていた。だから、居場所のない自分にとって、世界はゲームのようなものだと彼女は語ったのだ。

 そのことを、俺は今でも覚えている。なぜかと言えば、その言葉に、俺は共感を覚えたからだ。


 この世界に居場所がない。そこまでではないが、俺もこの世界で自分は浮いた存在であるという自覚がある。霊能探偵だし、幽霊が視えるし、少年漫画の世界とは縁が遠いし。

 こいつの言っていることが俺もわかる。当時はまだ二十歳を少し過ぎたくらい。自分を大人なんて口が裂けても言えない頃だ。だから、そういう考えもあった。前世の記憶と今の自分のアイデンティティの乖離に悩んでいたことも理由の一つであるだろう。


 でも、それから何年も経って、俺は納得した。浮いていようが、他人と違かろうが、俺は俺だ。霊能探偵で、笠沙技なのだ。

 だって、どう足掻こうと俺は少年漫画の世界に飛び込める力はないし、霊能力はインチキ呼ばわりされるし、俺は俺にしかなれないのだから。


 じゃあ、保土棘あかりは?

 世界をゲームと見ていたあの頃のこいつは今、何を見ているんだ?


「――アタシも別に、あんたとそう変わらないわよ。今だって、彼らが戦っているのを、楽しんで見ていると言ったら、否定できないわ」


 これまでの会話から、あかりがあいつらに“感情移入”していることはわかる。物語として楽しんでいる。そう取れるような発言は多々あった。

 その上で。


「だってアタシにはそれしかできないんだもん」


 ――開き直るような発言をするあかりは、どうしてか、いつもの強さはどこにもなかった。


「アタシは誰かと一緒に歩けない。苑恚の人間だったっていう過去は、どれだけ皆がアタシによくしてくれたって、アタシがアタシを許せない」


 俺はあかりの小さい頃を知っている。周りと自分が違うと本気で言っていた頃を知っている。そして、“今もそれが変わっていない”ことも、知っている。


「アタシは一人じゃなきゃいけないのよ」


 これは確認だ。こいつが今も、そうであるのか。もしくは何か答えを出したのか。

 これまでも、何度だってこのやり取りは続けてきた。そしてその度に、


「…………今は」


 少しずつ。

 俺はあかりが前に進むのを、確かめてきた。


「自分を肯定できるようになりたいの。だから、いっそアタシは今のアタシでいることにした」


 だから、あかりは世界をゲームだと見ていたあの頃と、同じようで、決定的に違う。

 笑みを浮かべて言い切った。


「アタシたちがいる場所には、結界が張ってあって、この場の声はどこにも届かない」


 それは、



「だから声を張り上げて、今も頑張るあの子たちを、アタシたちは精一杯“応援”すんのよ!!」



 今のあかりができる、精一杯の後押しなのだ。



 ===



 ――少年たちが再び立ち上がる。実力の上では、絶対に勝てない相手に立ち向かう。


「いけ!! 立て! 前を向け――――!」


 立ちはだかる敵は、ネクロプラズマ。少年にとっては、絶対に許せない最大の敵。それは立ち上がる少年たちをあざ笑う。心の底から愚弄する。


「負けるな! そんな奴の言葉を真に受けるな!! もっと言い返しちゃえ!!」


 だが、少年たちはそれを真っ向から跳ね返し、反撃を開始する。実力は明白。しかしどうしてか敵は少年たちを排除できない。彼らの心が、負けていないからだ。何より、彼らは戦う理由を持っているからだ。


「心が強くある限り、恐怖を乗り越える力はアンタたちには備わってる! それを忘れなければ、アンタたちは絶対に負けない!」


 少しずつ、形勢が逆転していく。兄と比較され、コンプレックスを抱いていた少年が、今は自分の力だけを信じて戦っている。ネクロプラズマと因縁を有する少年は、戦いの中で幼馴染と対話し、その心をより研ぎ澄ませている。

 決して、彼らの心が霊障に劣ることはない。


「……よし!」

「行った!」


 着流しの少年が手にしていた刀が、ネクロプラズマについに一太刀を浴びせた。反撃の狼煙。あり得なかった実力の逆転がここに成功する。


「押し切れ!」

「怯むな!!」


 ――そして。


 戦場に、少年たちの叫びが木霊する。静寂とは正反対の怒号と覇気に満ちた絶叫が、悪逆を、少年たちの因縁を切り払うのだ。

 最後、敵は悪あがきに殺してはいけないはずの少年と幼馴染を殺すつもりで攻撃した。


 それすらも、見透かしたように彼らは踏み倒して、


「よし……!」

「やった!!」



 少年たちは勝利した。



 ===



「やった! やったじゃない! やっぱあの子達はやればできる子なのよ!」

「ホントだな! よくあそこから立ち上がったよ! ああ、ああいうのが若さってやつなのかね!」

「……やめてアタシまで老けてるみたいじゃない!」


 ――思わず互いに飛びついて喜んでいたが、急にあかりがそう言ってふっとばしてきた。


「というか、このままあいつらになんかあったらアンタを抱えたまま戦場に突っ込んでるところだったじゃない! アタシ、インチキと付き合ってるとか噂されたら死ぬしかないんだけど!?」

「そこまでか!? そこまで言うか!?」


 逆に言うと、あの状態でもあいつらに何かあったらすっ飛んでいって助けに入れるらしい。そこはまぁ、俺もあかりを疑うことなどありえないが。

 それはそれとして、とても悲しい。やっぱりこいつは俺のこと嫌いだよな!?


「うっさいうっさい! インチキはどこまで行ってもインチキなのよ! アンタのインチキは体に染み付いて絶対に取れないのよ!」

「そんな体臭みたいに……!」

「そのインチキで、何も知らない幽霊をたぶらかしてきたんでしょうね! インチキじゃなきゃ、そんなことできないでしょうけど!」

「なんかインチキって言いたいだけじゃないか!?」

「そりゃだって」


 ふと。


「――アンタをインチキって呼んでもいいのはアタシだけだもん」


 なんか、雰囲気が変わった。

 いや、それは雰囲気というか、空気というか。


「あんたは絶対インチキよ、他とは違う、アンタしかできないことをやってる。ずるいわ、そんなの気にならないはずはない」

「……」

「アタシ、世界にはアタシとくらいだけがいればいいと思ってた。他は全部どうでもいいって」


 それは、


「そんな世界に、アンタが勝手に土足で入ってきたのよ。インチキみたいな方法で」


 まるでこいつにとって、俺がくらいと同じくらい大事、と言いたいかのような――いやでも、こいつに限って。

 なんて、俺はそんなふうに、この時保土棘あかりという少女を、意識してしまっている中で、



「でも、そのインチキは、世界を救うインチキなんだから」



 ふ、と優しげに微笑む彼女は、普段の彼女とはまるで別人で。こんな表情初めて見たと、こんなあかりを俺は知らない、と。七年。それだけの間付き合いのある少女の、妹のような大切な存在の、見たこともない顔を垣間見て。


 俺は、何もできなかった。


 ただ、釘付けになっていたのだ。



 ===



 ――――なお。

 直後、戦場の方でネクロプラズマの奴が悪あがきに放った自爆型奥の手に反応して、あかりは戦場へと半ば自動的にすっ飛んでいった。この状況で反応できるって、最強クラスの霊能力者はすごい、そう思った。


 そして、直後自爆が不発に終わり、どうやら奴が自爆するために用意していた道具を俺が昼頃に偶然見つけて、ハナビのところに持っていたせいであることが判明。

 俺は死を覚悟するのだった。

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