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第45話 未来と繁栄

「何なの…このありえないダークネスパワーは…!近づくだけで肌がピリピリする…!」


「加奈子先輩…私…怖いです…!」


「麻友美…私も正直怖いな…。でも…みんなの夢と未来のために逃げられないよ!」


「逃げずに戦うのですか…?その心意気だけは褒めて差し上げましょう…。ならばあなたたちの望み通りに死ぬがいい!」


ブレインは大きくなったレイピアを強引に突き出し地面に大きな穴を空けた。


あまりの衝撃に麻友美は体を震わしあかりは恐怖で少しだけ後ずさりしてしまう。


それでも加奈子は先輩としてだけでなく王女として、そして騎士団長としての責任を持って真っ先に立ち向かった。


加奈子はランスをギュっと強く握りしめ先頭に立った。


「ブレイン!あなたに奪われたここの国民の夢と未来…返していただくよ!」


「加奈子先輩だけに負担はかけられません!私たちだってミューズナイツだから戦う時も一緒です!一緒に夢を…未来を取り返しましょう!」


「あかりさん…!私も…ミューズナイツの一員として…足手まといかもしれませんが…精一杯頑張ります…!」


「それでこそ私が選んだ後輩かつ大切な仲間だよ…。二人とも!準備はいい?」


「はい!」


「その仲間意識を壊せば夢も希望も…未来も奪われあっけなく壊れるでしょう!あなた方のそのちっぽけな夢や希望をここで砕かせていただきます!」


「そんなこと…させません…!私には…世界中に日本のアニメやマンガ…ゲームにコスプレを…たくさんの人々に届けて平和を共有したいんです…!そんな私の平和の夢を…簡単に壊さないでくださいっ!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


「何っ…!?ぐふぅっ…!」


「麻友美…」


「それが麻友美ちゃんの今の夢…なんだね?」


「はい…。私は…アニメ文化が大好きです…。だからこそもっと繁栄させて…世界中のオタクたちと…一緒に作品を楽しみたいんです…」


「おのれ…人間の分際で…!」


「私はっ!やっと憧れのアイドルになれて…最初は苦労したけど…ようやく才能あふれるみんなに追いついてきて…プロのアイドルとして実感が湧いてきたよ!そしてプロのアイドルになってやりたい事は…私の歌とダンスで世界中のアイドルになりたくてもなれない女の子たちの手本になりたい!ううん…絶対になって日本に憧れを持ってもらう!そんな大きな夢を…あなたのような人に渡さない!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


「ぐはぁっ…!」


「これがあかりの夢なんだ…面白くなってきたよ!私の夢は…パパを越えるプロデューサーになって…そして才能開花を待つたくさんのアイドル候補生をプロデュースして自分という個性をどれだけ輝かせられるかをこの目で見てみたい!きっと他のみんなも…自分とは何者なのかを分からずに悩んでいると思う!だからこそ…私はその人たちの鏡となって個性を磨けるような人になる!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


「ぐはあぁっ!」


「はぁ…はぁ…!」


「お、おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ…!」


ブレインの寿命が近づき弱り果てるとあかりたちに不思議な光がまばゆく光る。


あかりには赤紫色の、麻友美には紫色の、そして加奈子には緑色の光に照らされ他のみんなと同じように力が湧いてきた。


それぞれの武器にドリームパワーが宿りあかりたちは渾身の力を込めて必殺技を放つ。


「私の夢の一歩は…私自身で進むんだ!ローズスプラッシュカンタービレ!」


「世界の平和を込めて…私は決めます…!シャドウトリックトランクィッロ!」


「私たちの夢と希望を乗せて…未来へはばたけ!ワルキューレタックルグランディオーソ!」


「うっ…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!」


あかりたちの必殺技がブレインに直撃しついに撃破した。


ブレインは力尽きてしまいさっきの人間姿に戻りそのままうつ伏せに倒れていった。


レイピアを持って抵抗しようもそのような力はもう残されていないので指先すら動けなくなる。


あかりたちは念のために近づいて意識を確認する。


するとブレインは気を察知するくらいの力はあるのか死にかけの状態で声をかけた。


「君たちは…何故このような力を発揮できたのか…私には理解できない…。君たちのどこに…そんな力があるのですか…?」


「それは…」


「心です…。人間には心があるから…確かに堕ちてしまったりします…。でも逆に自分を高めるために努力し…そして経験値を上げて成長していくんです…。諦めたらそこで終了だって…スポーツ漫画の先生も仰ってました…。私に大きな影響を与えた恩人の一人です…」


「諦めたら終了ですか…いい響きですね…。私の完敗です…。ああ…私にも成長するチャンスがあったのなら…君たちとこんな形で出会わなかったでしょうね…」


「ブレイン…あなたはそう思えただけで十分成長してるよ?後悔という形になっちゃったけど…もし生まれ変わるなら未来のために自分を高められるようになりつつ他人を陥れないようになろう?」


「ええ…そうしましょう…。さぁ…私のレイピアで左側の背中を刺してください…。もうこれ以上の同情は…私にとって恥ですからね…。人思いに…殺してください…」


「あなたの向上心…王女として無駄にはしない…!」


こうしてあかりたちはブレインに勝利し彼の背中にレイピアを突き刺した。


するとブレインは光となって消えていった。


そしてあかりたちは元の世界に戻り、他の三銃士を倒したみんなも元の世界へ戻れて合流する。


「みんな!」


「おお!みんな無事だったんだね!」


「当然でしょ!アタシらは騎士なんだからさ!」


「別に…このくらい普通ですから…」


「あれ?萌仁香ってこんなキャラだったっけ?」


「う…先輩だからって見てんじゃないわよ!バカぁっ!」


「何だとー!?」


「それが萌仁香ちゃんの本当の姿なんだね?」


「あんまり見ないでよ…萌仁香はこのキャラが嫌いなんだから…」


「やっと本当の自分に自信を持てたんだ…嬉しい…!」


「な、泣いてんじゃないわよ…バカッ…///」


「えっと…これからどうしましょうか…?」


「決まってるわ…。皇帝ゲーツィスの元へ向かい人々の夢と未来を奪わせない!みんな!円陣組みましょう!」


「うん!」


「せーの…ミューズナイツ!」


「「レッツミュージック!」」


結衣の掛け声で円陣を組んで声を出しミューズナイツは人間界へ戻りに行く。


ユメミール王国は三銃士が消えたことで自由の身になるもののまだ無気力な状態が続いている。


皇帝ゲーツィスを倒さない限りこの国に平和は訪れないのだ。


ミューズナイツは人間界への扉を開き決戦へ向かった。


つづく!

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