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第41話 猪突猛進

エマは本気のデプレシオに吹き飛ばされ、残るは日菜子と麻里奈になる。


ノリが合う二人でさえ今回の攻撃では勢いをつける事が出来ず固まってしまう。


するとデプレシオはその二人を無情にも攻撃を仕掛けそのままエマと同じ場所へとなぎ倒して吹き飛ばした。


「うう…」


「日菜子…麻里奈…」


「はは…さすがにこれはどう突破しようかな…」


「うん…予想外すぎて動けなかったよ…」


「どうした…お前たちの夢の力とやらはその程度か…?」


「寿命が縮みやすいとはいえ…持久戦やっちゃったらまず先にこっちがやられるしね…」


「ならどうしマスカ…?」


「やっぱり…アタシらには…猪突猛進でしょ!」


「だね!私たちはどんなに追い込まれても負けないもん!」


「Yes!エマたちはテストの時も苦手なりに前に進んでキマシタ!」


「だったら諦めずしぶとくいこう!ミューズナイツ!」


「レッツミュージック!」


「何っ…!?」


すると日菜子には黄色い光が、麻里奈には青緑色の光が、そしてエマには水色の光がまばゆく光りそれぞれの武器の中へと入っていった。


同時に三人は突然力が込み上げてきて何かが出来るような気がした。


日菜子と麻里奈とエマは顔を合わせてうんと頷くと武器を構えてもう一度戦闘体勢に入る。


「デプレシオ!私たちは確かに考える事をあまりしないで前に進むだけだけど…もしも諦めたら考えてたことでさえ無駄になってしまうんだ!」


「考えたって無駄といえば嘘になるけど…バカなりにちゃんと考えた上で猪突猛進で前に進んでいく方が案外上手くいくってモノじゃん!」


「自分を信じられなくなったら…その時点でもう終わりデース!エマたちは何度アナタの攻撃を喰らっても何度も立ち上がるのデース!」


「バカな事を言うな!お前たちはここで終わり夢を見ることへのむなしさを思い知るのだからな!」


「やれるもんなら…」


「やってみろ!エマ!」


「OK!Fire!」


「うぐっ…!どこからそんな力が…?」


「やっぱり最後の手段なだけあって長くいると体力的にも限界が近いみたい!」


「アイツは自分で短期決戦型だって言ってたからアタシらも短期決戦で決めよう!」


「日菜子!とどめはアナタに任せるデース!エマと麻里奈で援護しマース!」


「サンキュー!これでもくらえっ!メガトンクラブ!」


「うっ…!」


「まだまだ!スプリングショット!」


「マリンライフル!」


「ぐはぁっ…!」


日菜子の改心の一撃が命中し麻里奈とエマの射撃も続いていく。


必殺技を放つタイミングは相手が弱った時だが三銃士はそう簡単に弱ってはくれない。


そのため三人はイノシシのごとく突っ走るように猛攻を続ける。


するとデプレシオにも限界が訪れた。


「はぁ…はぁ…」


「今だっ!みんなで必殺技を!」


「オッケー!」 「イエッサー!」


「お…おのれえぇぇぇぇぇぇっ…!」


「麻里奈!エマ!」


「よっしゃ!いくぞ!ヒーリングショット…レガート!エマ!」


「オーライ!ここで決めるデース!オーシャンバーン…アジタート!」


「ぐわあぁ…っ!」


「とどめは私だっ!クラブクラッシュ…ヴィヴァーチェ!」


「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!」


「イエイ!ビクトリー!」


こうしデプレシオは最後の手段のリスクが祟り体力を消耗し日菜子と麻里奈とエマの覚醒によって敗北する。


ミューズナイツのノリと勢いで突破する組は見事勝利を収め三人でハイタッチをする。


夢というのは確かにちゃんと考えないと叶うモノも叶わないが、まず行動に移さなければ考えたところで足踏みするだけで一歩も進むことは出来ない。


ちゃんと考えた上で猪突猛進に前に突き進む彼女たちだからこそ持ち前の行動力で勝てたのかもしれない。


ところがデプレシオは完全に消えたわけではなかった。


それでも彼は元の姿に戻りながら倒れ、もはや虫の息で戦う事も出来ないくらい無気力状態だった。


念のために彼女たちは警戒するも…もうデプレシオには抵抗する力など残っていなかった。


「あれ…僕…生きてるの…?でも…もう考えるの…めんどくさいや…。お前たち…僕はもう時期死ぬが…そのまま死ぬのもめんどくさいし…早く殺してくれ…。僕にはもう…今更夢なんて…見る資格はない…。やれ…」


「ひとつだけ約束してクダサイ。もしも生まれ変わったら…めんどくさいとかやりたくないからって…何も努力せず自分を地に落とすような人間にはならないでクダサイ。」


「ああ…人間って…そうやって成長するんだな…。今ならわかる…僕たちは人間より上の存在…。だから努力しなくても…強くなれた…。そして…人間がこんなに頑張ってるのを見て…哀れに思ってた…。でも違った…頑張ったからこそ…達成感を感じるんだね…。お前たちを見て…ようやくわかったよ…。もうこれ以上はめんどくさいから何も言わない…殺してくれ…。この…僕のそばに落ちてる槍で…胸を突き刺してくれ…」


「わかった…。生まれ変わったら…ちゃんとやってね…?」


「ああ…」


日菜子たちはデプレシオが持ってたランスをみんなで持ち上げてそのまま胸元を強く突き刺した。


そしてデプレシオはそのまま光となって消えていった。


これで日菜子と麻里奈とエマは勝利を収め元の世界へ戻る。


一方同時にディストラと戦っている結衣とひかりと萌仁香、さらにブレインと戦っているあかりと麻友美と加奈子はどうなっているのか…?


つづく!

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