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第25話 ツインエンジェル

運動会で知名度を上げたのがきっかけであかりもついにソロの仕事が入るようになる。


今となっては研修生としてだけでなく一人前のアイドルとして現場に出れるようになりあかりはプロとしての自覚を持つようになった。


そんな中であかりはとくに麻友美と仲が良くなりアニメの話題で会話するようになる。


とはいってもあかりはアニメ自体に詳しいわけではなく麻友美がおススメのアニメを紹介してあかりはそれを見るという形になる。


そしてついに仲のいい二人に訪れたチャンスは…


「魔法少女ツインエンジェル?」


「うん。これは特撮になるけれどタイプの違う二人の魔法少女が突然攻めて来た悪の組織と戦う子ども向けのものだよ。そのメインキャストに君たちが選ばれたんだ。まずは清純派だけど明るくて好奇心旺盛の子を前田さん。おとなしくてクール美人だけど少しだけ頑固な子を渡辺さんが演じるんだ。よかったら最近仲がいい君たちがオーディションに出てみないかい?」


「その企画…やらせてください!麻友美ちゃんは?」


「えっと…。こんなチャンス二度とないですので…受けさせてもらいます…!」


「わかった。それじゃあ君たちの書類選考は僕が書くよ」


「ありがとうございます!」


魔法少女ツインエンジェルという新しい特撮番組が企画されアニメなどに詳しい麻友美とそれについて行こうとするあかりの仲良し二人組が選ばれオーディションに参加する。


そして書類選考が通り実践オーディションに参加するともう既にキャラが出来上がっていて監督も驚くほどのクオリティで一発合格をする。


メインキャストに選ばれたあかりと麻友美は嬉しさのあまりに抱き合った。


あかりは明るくて好奇心旺盛の清純派の守村明音。


麻友美はクールで頑固な美人の向井清美を演じる。


撮影当日になりワイヤーなどのメンテナンスやスーツアクターの動きの確認などをしてリハーサルに入る。


「それじゃあ二人とも、今日はよろしくね!」


「よろしくお願いします!」


「まずは学校で二人がすれ違いながらもお互いを気にかけるところから!ではよーい…アクション!」


「でね!彼氏がさー!」


「うんうん!そうなんだー!明音は恋人は?」


「そんなのいないよー!」


「会長!今回の書類なんですが…」


「ええ、これね。この件は私が何とかするわ」


「はいOKでーす!二人とも仲良しなのか気が合ってるね!次はそのシーンのアフレコといこうか!」


「あの子…美人だし何でも出来て凄いなぁ…」


「あの子…可愛いし友達多くて羨ましいわ…」


「あの子に声をかけて仲良くなりたい…!」


「はいOKでーす!いったん休憩!次は変身シーンからアクションシーンね!」


「はい!」


「麻友美ちゃん、その間は台本の確認しようよ」


「そうですね…」


「麻友美ちゃん大丈夫?緊張しやすいから少し心配だよ」


「大丈夫です…。このくらいでダメになったらファンの人に顔向けできませんから…」


「やっぱり麻友美ちゃんはプロ根性があるんだね。私も見習わなきゃ」


「私なんて見習われるほどのものじゃないですよ…?」


「そんな事ないと思うよ。現に私は麻友美ちゃんと仲良くなってからアイドルとして成長出来たし、こんな現場で仕事出来ているから凄く貴重だと思ってる。麻友美ちゃんにもアイドルのオーラがあるんだよ?」


「私にもですか…?」


「うん。麻友美ちゃんはどこか見守ってあげたい雰囲気があって、たまに見せる笑顔が可愛いもん。とくに好きな事になると目をキラキラさせてるの凄く輝いてるって感じがする」


「そんな…ありがとうございます…///」


~撮影場所の品川学園前~


「かったるいな…さっさとドリームパワーを奪って皇帝陛下に捧げないと…。でも面倒くせぇ…。それに…人間共がキラキラさせてるのムカつくな…。せっかくだから試してみるか…。ダークネスパワーよ…くだらない幻想を捨て、この世界を未来なき世界に変えよ!」


「うっ…!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


~品川学園校内~


「大変です監督!大勢の人々が突然意識を失い檻の中に閉じ込められてます!」


「何だって…!?」


「このまま撮影を続けたら我々も巻き込まれてしまいますが…!」


「やむを得ない…全員遠いところへ避難しよう!」


「これってまさか…!」


「アクムーン帝国ですね…!行きましょう…!」


「うん!」


「ちょっと!君たちどこに行くんだ!?」


「後は私たちに任せてください!」


「皆さんは早く安全な場所へ…!」


「何なんだあの子たち…?」


あかりと麻友美は大勢の人々が倒れては檻の中へ入れられたと聞きふと思い出した。


確か今までは特定の人間を指定して檻の中へ閉じ込めドリームパワーからダークネスパワーへ変えて魔物を召喚するはずだと。


それなのに急に大人数を一気に閉じ込めるなんておかしいとあかりは考えた。


麻友美は走るのが苦手であかりにちょっと置いて行かれつつも精一杯全力で走り抜きようやく現場にたどり着いた。


「サッカーセンシュ…ナレナカッタ…!」


「リョウリナンテ…ワタシニハムイテナイ…?」


「ドウセイツモオレハ…レットウセイサ…!」


「何…これ…?」


「見た感じ10人ほど魔物にされてますね…!」


「麻友美ちゃん!」


「はい…!」


「ミューズナイツ!レッツミュージック!」


「HEY! HEY! HEY!」


「奏でるは心のメロディ!前田あかり!」


「支えるは心のベース!渡辺麻友美!」


「みんなの心に夢を奏でよ!我ら!ミューズナイツ!」


「ちっ…現れたか…。まぁいいや…パワーアップして大勢の魔物を作れるようになったんだ…。10対2で勝てるのかな…?」


「あなたは…デプレシオ…!」


「あれがデプレシオ…ですか…?アクムーン帝国三銃士の…!」


「夢を捨てた魔物たちよ…この綺麗事ばかり並べる騎士たちを葬るといい…」


「ウアァァァァァァァァァッ!」


「きゃっ!」


「麻友美ちゃんっ!」


「どうしましょう…!敵が多くて誰を先に浄化すればいいんでしょうか…?」


「それは…」


「圧倒的数に悩み…そして自ら潰されて後悔するといい…」


「ウオォォォォォォォォォッ!」


「うっ…!」


「あかりさんっ…!」


「こうなったら…八連符突き!」


「ウグッ…!」


「効いてますよ…!なら私も…オクターブスラッシュ!」


「ウウッ…!」


「麻友美ちゃんも同時に当てていい感じ!」


「仕方ない…俺が自ら縛るか…。ほらよっ…」


「えっ…?きゃあっ!」


「ふぅ…余計な手間をかけさせやがって…。さぁ好きなだけ叶わなかった夢の八つ当たりをするといい…」


「ウオウッ!」


「うっ…!」


あかりと麻友美はデプレシオの妨害に縄で縛られ武器を思うように扱う事が出来なくなる。


同時に体を背中合わせで縛られているので身動きが取れず10体の魔物に一方的に叩かれてしまう。


このまま二人は負けてしまうのか…?


つづく!

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