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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

~Alice~ 不思議な国の記憶の欠片

作者: 梦祇れい

【登場人物】

■アリス

容姿:サラサラな腰まである金髪。ぱっちりとした碧眼。格別とまではいかないがそこそこ美少女。

身長:154㎝

服装:青色のエプロンドレス。青と白の縞模様のニーソ。編み込みブーツ。頭上にはウサ耳のように大きな結び目が付いた白のカチューシャ。

 本作の主人公。記憶喪失の少女。好奇心旺盛で図太い性格。結果のためなら手段を選ばない狡猾さも持つ。

 目が覚めたら森の中で倒れていた。最初に出会った白うさぎの案内の元、記憶を取り戻す冒険に出発する。

 過去の幻影(*1)に現れる少女『アリス』(*2)に見覚えがあり、又、周囲の反応からアリスと何らかの関わりがあるようだがその理由がわからない。ワンダー=ワンダー国(*3)を冒険していく中で徐々に記憶を思い出していくがどこか違和感を覚える。蜜血(*4)という血の持ち主らしい。

 困っているとさり気なく手を貸してくれたり、夜の者たち(*5)に襲われそうになった時に助けに駆けつけてくれたり、ふとした時に暗い表情を浮かべたりする白うさぎのことを徐々に意識していく。


「わたしは誰?貴方はいったい何者なの?」

「ふふふ。貴方でもそんな顔するんだね」

「思い出したい!大切だった。大切で大好きな人だった貴方のことを!!」

「全部思い出した。"私"は***、そして貴方は****!」



・白うさぎ

容姿:少し癖のある銀髪。狼の眼のような琥珀色の瞳。人形のような美青年。

身長:172㎝

服装:黒色の燕尾服風の軍服。白手袋。腰にはチェーンで繋がれた金色の懐中時計(表面にはうさぎの姿が彫られている)。

 アリスが最初に出会った人物兼冒険の同伴者。表情があまり動かない。クールでさらっと毒を吐くが面倒見がいい性格であり、愉快犯でもある。

 アリスに"アリス"と名前を与え、記憶を思い出すために国を見て回らないかと提案した。ハートの女王の城に勤めている。

 アリスがどんなに名前を聞いても"白うさぎ"としか答えなかった。偶に襲ってくる夜の者たちを軽く撃退していることから戦闘能力がとても高いことがわかる。複数の魔法(*6)を使用でき、氷を使った魔法を一番使う。懐中時計をとても大切にしている。

 どうやらアリスに秘密にしていることが…?また、過去の幻影の『アリス』となにかあったようである。


「僕が連れて行ってあげようか?大丈夫。キミは守ってみせるから」

「今度こそ守るって誓った。"あの日"のように後悔はもうしたくない!!」

「思い出さないでほしい。だけど思い出して、もう一度"オレ"の名前を呼んでほしい…」

「あぁ、やっぱりキミはオレの***だ」



・チェシャ猫

容姿:少し紫がかった黒髪。前髪は後ろに流している。猫目のような赤紫色の瞳。(胡散臭そうな)イケメン。

身長:175㎝

服装:ネイビーの燕尾服。シルクハット。キセル。

 白うさぎの次にアリスが出会った人物。自称白うさぎの親友。常時笑みを浮かべている。甘いものが大好きで常に何かしらのお菓子を食べている。最近ハマっているのは棒付きキャンディ。侯爵夫人の執事。

 白うさぎと会う約束をしていたが珍しいことに時間になっても約束の場所に白うさぎが現れず、不思議に思って森に探しに行ったところそこで白うさぎと共にいたアリスと出会った。

 本名を名乗ろうとしたが白うさぎに遮られ、そこから色々察したようである。アリスが一人でいる時にフラっと現れ、意味深なことを言ってはいつの間にか消えている。白うさぎほどではないがそこそこ戦闘力があるらしい。補助的な魔法が使える。チャラチャラしてるようで根は真面目。二人の、特に白うさぎの幸せを願っている。


「オレの名前h「黙れ」…ってヒドイ!なんで……ははーん。なるほどなるほど」

「白うさぎのことを知りたい?それなら自分を思い出せばいいんだよ、アリス」

「あいつは認めないけどさ。これでもオレはあいつの親友なんだ。だからあいつの苦悩はわかってるつもりだよ」

「おめでとうお二人さん!そしてこれからも、よろしく頼むな親友!!」



・ハートの女王

容姿:腰まである焦げ茶色の髪を肩の上で両サイドにお団子にしている。つり目っぽい榛色の瞳。キツイ印象を与える美少女。

身長:160㎝(ヒールを脱いだら152㎝)

服装:裾が広がる赤色のドレス。裾にはフリル。赤いヒール。ルビーやガーネットが填め込まれたティアラ。肘まである赤い手袋。

 ワンダー=ワンダー国を統べる女王。ヤン(病ん)デレ。好きになった相手は殺したくなる。見た目はアリスと同い年くらい。両親は数年前に亡くなった模様。しかし亡くなった原因は公表されていない。

 過去に白うさぎに一目惚れし何度もアタックしたが素気無くされ、キレて殺そうとしたがそれも相手にされなかった。せめて近くにいて欲しいとお願いし、白うさぎの行動を一切束縛しないことを条件に執事になってもらう。しかし白うさぎが女王の近くにいることは滅多にない。攻撃的な魔法が使えるが、本人は物理(例:大鎌)が好きなためめったに魔法は使わない。

 白うさぎがアリスを城に連れ帰り、仲がよさそうにしているのを見て嫉妬に狂い二人を殺そうとした。しかし白うさぎに阻まれ、アリスに許されてしまったため複雑な思い。

 アリスと交流していくなかでアリスに友情を抱くようになる。最終的にはツンデレにジョブチェンジするかも?


「あぁ、あぁ、***様。愛しい愛しい***様!殺したいほど愛しているわ」

「殺す殺す殺す殺す。例えアリスでも。ワタクシから愛しい人を奪うなら殺すわ!」

「やめて。やめてやめてやめてやめて!ワタクシに優しくしないで!」

「あ、貴女!ワタクシの友人になっても、よ、ヨロ、よろしくて、よ?」



・白の騎士

容姿:少し長めの白髪を後ろで一括りしている。墨色の瞳。ちょび髭を生やした柔和な顔立ち。

身長:168㎝

服装:白の兜に甲冑。背中にはランスを背負う。

 白の女王が治める領土に行って最初に出会った中年よりの老齢騎士。紳士。セレスという美しい白馬(♀)を連れている。

 何故かアリスを敬愛しているようでアリスの忠実な騎士になる誓いをさせて欲しいと頼んできた。しかしアリスが答える前に白うさぎが即却下したためそれは叶わず。それ以降はアリスと白うさぎを暖かく見守っている。アリスや白うさぎと話すとき、又は寝る時以外は兜を脱がない。


「アリス様。お会いしたかった」

「それでは私は見守りましょう。手伝いましょう。幸せだった"あの日"のように」

「白うさぎ殿を救える者がいるとしたら、それはきっとアリス様だけなのです」

「あぁ、****様。これは貴方様が願った幸福な光景。私が代わりに目に焼き付けましょう」



・赤の女王

容姿:赤い髪を頭上で団子にしている。薄紅色の瞳。常時怒っているように見える美少女。

身長:150㎝

服装:質素な黒紫色のドレス。黒真珠の付いた小さなティアラ。

 地面も建物も植物も赤で統一されてある領土を治めるハートの女王の実の妹。白の女王の双子の姉。病んでる。姉と妹を心底嫌っている。

 姉は性格に難ありだが優秀であり、妹はその優しい性格で民に慕われているため赤の女王は二人に劣等感を抱く。赤色は好きだったが、ハートの女王も好きだと知ってからは逆に嫌いになった。両親が亡くなってからは自身の領土にある城に引きこもっている。両親の死の原因を知っている。

 アリスとは最初、自室の扉を隔ててやり取りをしていたが、アリスの強引な強硬手段により徐々に直接顔を合わせて話すようになり友人関係を築く。白うさぎのことは苦手。


「お姉様は嫌い。愚図なあの子も嫌い。皆みんな大嫌いだわ」



・白の女王

容姿:足元まである灰色の髪。灰色の瞳。優しい微笑を常時浮かべている美少女。

身長:150㎝

服装:薄ピンク色のドレス。ピンクダイヤの付いたティアラ。透明なガラスの靴。肘まである白い手袋。

 地面も建物も植物も白で統一されてある領土を治めるハートの女王の実の妹。赤の女王の双子の妹。天然。二人の姉を心配している。

 ハートの女王に対しては、姉を支えることのできるいい人が早くできないかと憂いている。

 赤の女王に対しては、昔のように仲良くしたいと思っており、どんなに嫌がらせを赤の女王から受けても気にしない図太さも持つ。両親が亡くなってから引きこもる赤の女王を心配してよく遊びに行っている。しかし毎回追い返され会うことはできていない。


「お姉様もあの子も。(わたくし)は大好きなのです」



・侯爵夫人

容姿:焦げ茶色のくるくるした髪。焦げ茶色の瞳。化粧が濃く、とても太っている。

身長:163㎝

服装:黄色のドレス。黄色のヒール。とにかく小物は黄色。

 チェシャ猫の主。癇癪持ち。食べることが大好き。食べることに夢中になると周りが見えなくなる。アリスたちが立ち寄ったレストラン・カフェ【フレンジィー・ナイト】で暴食していた。チェシャ猫や夫をいびることが楽しみ。黄色が異様に好き。

 侯爵夫人の近くを通った際にアリスは腕を掴まれ、あわや食べられそうになったが白うさぎが助けた。その時にアリスは自身が蜜血の血の持ち主だと知る。白うさぎの瞳の色が好みで、一時期付け狙っていた時がある。


「アタシに尋ねたいことがある?それならまずは食べ物を持ってきな!」



帽子屋(マッドハッター)

容姿:白が混じったぼさぼさした黒髪。墨色の瞳。

身長:168㎝

服装:蝶ネクタイ。草臥れたよれよれの焦げ茶色の燕尾服。

 三月ウサギと眠りネズミといつも一緒に行動している衣類関係を扱う店の店長。服のデザインも手掛けている。陽気で狂った性格。帽子が好きで毎日違う帽子を被っている。

 三月ウサギと眠りネズミは幼馴染み。


「インスピレーションが湧いてきたぁ!!」


 

・三月ウサギ

 帽子屋と眠りネズミといつも一緒に行動している帽子屋の店の店員。建築について右に出る者はいない。早口で斜に構えたような性格。

 帽子屋と眠りネズミは幼馴染み。


・眠りネズミ

 帽子屋と三月ウサギといつも一緒に行動している帽子屋の店の店員でレジ係。いつも眠気と戦っている過眠症患者。実は三人の中では唯一の常識者。数式が大好きで起きている時は何かしらの数式を解いている。

 帽子屋と三月ウサギは幼馴染み。


・トゥイードル=ダム、ドゥイードル=ディー

 兄が「ダム」、弟が「ディー」。見分けが付かないほどそっくりな双子。侯爵夫人の親戚。

 アリスに一目惚れしたと言って二人揃って迫り、白うさぎに亀甲縛りされて道端に転がされた。


・トランプ家令

 ハートの女王、赤の女王、白の女王の城にいる者たちのこと。

 衣装にスペードの柄があるものは庭師、クラブの柄があるものは兵士、ダイヤの柄があるものは廷臣である。



【用語】

■*1 過去の幻影(ダスク)

 魔力が高い者が同じ過去に何度も思いをはせることでできるモノ。一種の幻。

 この世界ではよくある現象であり、これは幻影に関係のある者しか認識・視ることができない。


■*2 『アリス』

 アリスや白うさぎの視る過去の幻影に度々登場する『アリス』と呼ばれる7歳くらいの少女。

 ふわふわな黒髪を赤のリボンでハーフアップにしており、アリスの衣装が青に対しこちらは赤の配色の衣装を着用している。

 『アリス』の正体を白うさぎや住人達に聞いても明確な答えは返ってこない。


■*3 ワンダー=ワンダー国

 白うさぎの説明によると、何処にでもあり何処にでもない国。

 ある時を境に”外”に認知されなくなったが、それ以前は普通に認知されていた模様。


■*4 蜜血(リコリス)

 ある者たちにひどく好まれる血、あるいは血の持ち主のことを言う。

 吸血鬼がその血を飲めば能力が上がり、始祖以外が飲めば寿命が延び、なにより甘い香りを常時発している。そして血月の日(*7)に魂ごと血を吸えば本当の不老不死になるといわれている。


■*5 夜の者たち

 夜になるとアリスを襲ってくる謎の人物達。性別年齢バラバラであるが皆総じて目が赤く、魔法を使い、身体能力が高いことが共通している。


■*6 魔法

 基本的に一人に対して一属性の魔法適正しかない。複数は希少。

 魔法を使う際に詠唱が必要だが、魔力量が多くイメージ力がしっかりしていれば無詠唱でも可能。


■*7 血月(ブラッド・ムーン)

 蜜血の血が最も美味しくなる日と、吸血鬼の能力が最も高くなる日が数百年に一度重なる日のこと。

 この日に蜜血の血を魂ごとすべて吸えばある特殊な能力を身につけられ、吸血鬼の王をも超える力が手に入る。








という内容を思いついたけど連載にしたら読む人いるかな…

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