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THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
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「どんな望みも叶えてくれるんだってな」


「犯罪だけはお手伝い出来ませんよ?」


「あぁ、分かってるよ。それに、殺したい奴がいるなら俺の道連れにしてやるさ。」

酔っ払いは、後ろに仰け反りながら面倒くさそうに笑った。


「って言っても、もう自分が死んじまうって分かったら、全部どーだってよくなるもんなんだな。殺したい程恨んでた奴なんて、今になってみりゃあ名前も忘れちまってた」


「そぅ」

慰めの言葉をかけるべきだろうか迷っていると、酔っ払いは何か思い付いたような顔をした。


「そうだ、知ってるか?」


「えっ?ごめんなさい、何の事でしょう?」


「教えて欲しいかい?」

意地悪な笑みを浮かべながら、勿体ぶってなかなか話そうとしない。


「意地悪なさらないで教えて下さいませんか?素敵な叔父様?」

痺れを切らし、話の続きを催促した。


「そぅ言われちゃあな。いいよ。話してやるよ。」

酔っ払いは手遊びを辞めて咳払いをした後話し始めた。


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