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THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
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仕事


この街の生活も慣れてきた。

この街は、誰にでもなれる街。

1人になりたくない人が集まってくる場所。

地下2階の看板のない店。


口を開けば、我慢していた溜息が漏れ出す。

今にも泣き出しそうな顔、ぶつけようのない怒りを酒で誤魔化し、名前に生かされている現実を忘れようとしている。


酔っ払いはガードが緩くなる。

1人で飲んでいる客を探し、仕事を請け負う。


私の仕事は、最後の望みを叶える便利屋だ。

別名ハクチョウソウ。仕事内容はピンキリだ。


小さな仕返しや、生き別れた子供探し。

この仕事をしているのは、いろんな名前の人生を見ることが出来るからだ。


さりげなくターゲットのテーブルに近付き、名刺を差し出した。

ハクチョウソウの花が印刷されているだけのカードだ。ハクチョウソウの花を見ると酔っ払いの酔いは冷めた。


「まさか、本当にいるなんてな」

酔っ払いの男はバーボンの氷を指で回しながら、鼻で笑った。


「何かお望みはありますか?お手伝いさせてくださいませんか?」

花が咲くように上品に笑顔を作った。












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