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THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
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ガラウの全てが


「カスミは、薬の副作用でよくうなされていた。その時からカスミは意味深な事を呟いていたわ。」


「どんな事を?」


「お前だけ幸せになんてさせない、とか、お前がどこへ逃げようと逃がさない、とか、、、」


「じゃあ、その時からカスミはガラウを探していたって言うのか?」


「、、まあ、はっきりとガラウの事だとは分からないけど 」


「、、、カスミもガラウも、好きなのに、、、」

カンナは頭を抱えた。


「カスミかガラウか、、、選ばなきゃならないのか、、、?」

黒羽はそう呟くと続けた。


「そんな事、、、出来る訳ないじゃないか、、、」


「ダリア、何とか二人を救うことは出来ないのか?」


「カンナの気持ちも分かるけど、カスミが欲しがっているのはガラウの力だけじゃない。カスミはガラウの人生も存在も身体全てを手に入れたいの。ガラウの全てを手に入れる為だったら、誰にでも手をかける、、、だから黒羽の中のガラウの治癒能力を取り込もうとした。」


「だから、、、カスミはあの時俺を、、、」


黒羽はあの時のカスミを思い出した。



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