表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
152/274

姉妹のような二人


「ダメ!私がするのっ!」


「いや、ここは私が、、、」


「ガラウには譲るけど、それ以外の人はダメっ!」


ガラウと言う言葉を聞いて黒羽は飛び起きた。その様子に言い争っていたカンナとダリアが気付き声を掛けた。


「大丈夫か、、?」


「大丈夫?まだ、ガラウが起き上がれないからって言ってたし、無理しちゃダメだよ!」


二人の心配そうな顔を見て、自分の勝手な行動を恥じた。黒羽は二人に詫びた。


「悪かったな、俺が勝手な事して心配掛けたみたいだ、、、」


黒羽の言葉に言い争っていた二人は顔を見合わせ笑った。その様子を見て、黒羽もホッとした。何だかんだこの二人は仲がいい。よく言い争ってはいるが、すぐに仲直りするのだ。それにどことなく二人は似ている。年の近い姉妹のようだ。見た目はダリアが年下に見えるが、カンナの方が精神的にはダリアよりも幼いので、妹はカンナの方だろうな。少し和んだ所で、黒羽は二人に尋ねた。


「なあ、ガラウは何処にいるんだ?」


「ガラウなら、薬の原料の花を摘みに行ってるけど、、、」


黒羽はカスミの言葉を思い出した。

「ガラウが危ないっ!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ