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THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
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どちらが大切かなんて、、、


黒羽は走った。ひたすら元来た道を。黒羽は誘導されて、いいようにカスミに使われていただけだった。それが悔しくて堪らなかった。カスミはここに迷い込んだ時、俺をかくまってくれた。そんなカスミが俺を利用した?


「俺が、、、信じた俺が馬鹿だったんだ。」

黒羽は目から溢れ出すものを止めようとしなかった。カスミは最初から俺を騙すつもりで近付いたのか?


、、、いや、カスミは操られているだけなのかもしれない。

黒羽の中にはまだ、初めて会った優しいカスミの姿が残っていた。黒羽の脳裏にガラウの笑顔が浮かんだ。カスミも信じたいが、ガラウを犠牲になんて出来ない。


だって、ガラウは俺の大切な、、、


黒羽はガラウの笑顔を守る為に走り続けた。



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