表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
107/274

ここにいたい


「私の事、どの位知ってるんだ、、、?」


「貴女の事は知らないわ。ただ、貴女がその場にいたって事しか、、」

ガラウはカンナを見て言った。


「だから、貴女の事教えて?」


「いいだろう。私の事をガラウに話してやろう。」

カンナはガラウに自分の生い立ちから、どうして教会に潜入していたか全て話した。その間ガラウは顔色を変えることなくカンナの話をずっと聞いていた。話終えたカンナは急に不安になった。何も言わないガラウに尋ねた。


「、、、私の事疑うか?」


「どうして?」


「、、、だって、捨てられたとはいえ、私はdoaドアの研究所で作られた身だ。疑われても仕方がないと自分でもそう思う。こんな私を、ここに、仲間にしてくれるのか、、、?」


ガラウ達と過ごした時間は少ないが、カンナはここにいたいと思っていた。生まれて初めて、誰かの傍にいたいと思い始めていた。願うようにガラウの言葉を待った。


「何を言ってるの?カンナはもう私達の仲間じゃない。」

ガラウはカンナの手を握って言った。


「、、過去なんて、関係ないわ。」


ガラウの優しさに初めてのカンナは戸惑いながらも心地いいと感じた。

私もここにいたら、何か変わるかもしれない、、、



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ