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THE NAME  作者: リザ・ベルフェゴール
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ダリアの正義

「ダリア、進んでる?」

ガラウはコーヒーを渡しながら聞いた。ダリアは一言お礼を言ってコーヒーに一口口をつけるとため息交じりに応えた。


「やっぱり、少し脳に影響が出るかもしれないの、、、」


「難しい問題ね、、、」

ガラウは静かに呟いて、コーヒーに口を付けた。

不意にダリアがガラウの名前を呼んだ。


「ねえ、ガラウ。私のしている事って、教団の奴らやdoaドアの奴らと一緒じゃないのかな?」

ガラウはどんな声を掛ければいいのか分からなかった。悩んでいると、ダリアは続けて呟いた。


「子供達を救う為だ!って正当化してるけど、この気持ちは私のエゴでしかなくて、あの子達を人間に戻したとしてもそれが正解なのかな?」

ダリアはコーヒーを眺めて、ため息をついた。


「私にもこれが正解かどうかなんて分からない。でも、助けたいってダリアの気持ちから考えて出た答えなら、私は信じるよ。」

ガラウはそう言うと、何かを思い出した。


「私には怪我を治す力がある。だから、この力をダリアの役に立てたいの。」

そう言ってガラウは腕をまくった。


「ありがとう、ガラウ!」

ダリアはガラウに抱き付いてお礼を言った。


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