プロローグ
21××年―7月。
今、この日本では、技術革新が起こっていた。
石油に代わる、エネルギー、「メチオナイト」の開発、空中都市計画も進み、地球温暖化防止につなげようとしている。
また、人が空を飛べるようにもなった。そして、火星に住めるようになった。
火星は、地球に一番環境が似ている星と言われている。その火星に住もうと考えだした、日本国第124代首相、流崎亜斗夢は、地球移住計画に5兆6000億円という予算を叩き出した。そして移住計画は進み、初めて進藤海児という25歳の宇宙飛行士が、1人、地球を離れた。
話は変わり、21××年の日本について話す。
まず、日本の人口、1億2000万人。2030年に第101代首相が少子化対策を打ち出し、何とか人口減は免れた。そして、2060年から人口は増え、なんとか今の21××年、人口を2005年あたりのもとの水準に戻すことが出来たのだ。
面積は、あまり変わっていない。
ロシアが北方領土を2050年の条約で返しただけで、その分、時面積が増えただけだ。
国内総生産(GDP)は、世界で第五位になった。2089年に、インドと急に人口爆発が起きたブラジルに抜かされた。
その為、日本の経済規模は縮小、世界での存在感も薄れた。
だが、まだ唯一誇っていたのが技術だ。
空中都市計画と火星移住計画を考えだし、実現したのは日本で、その技術を21××年でも誇っている。
そして今、その技術を使って、現在の日本国第126代首相上本天豊が、ある極秘プロジェクトを勧めようとしていた―