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疾風!プレステイル  作者: やくも
第二話 刹那の壁を打ち砕け
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2-1 ゆめ、あのころのぼくとなゆねえ

「ーーなゆねえ、ぼく、ぜったいにつよくなるからねーー」


 セピアの記憶の中、幼かった彼が涙ながらに訴える。

目の前には気を失ったあの頃のナユタ。

彼女の額からは赤い赤い血が流れ、彼の眼からは大粒の涙が溢れる。


 嵐のような雨に赤と透明は溶けて消えて行った。


「ーーだからおきてよ、なゆねえ!ーー」


 ただただ無力感だけが支配して、泣き叫ぶしか無かったが、この世界観とは非常にミスマッチな電子アラームが鳴り響く。


 否応なしに現実に引き戻された。

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