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RUIN Pre

 あの日、私のカワイイが消えて、■■が生まれた。


 地方のガールズ用フリーペーパーに不器用な笑顔で映る押しの顔を戸川朱美は見つめる。

 ペラリとめくるとフレッシュ若手モデルとして華々しく笑顔で写っている。

 携帯端末の画面にはその若手モデルが行方不明と出ている。

 やや筋肉がつきすぎて、脂肪が足りなく可愛げのないと思い込んでいる戸川朱美は並の男には勝てるだろうという認識はあったが、自分が一番推しとして愛した存在を守ることも何も出来ずに自室のベッドで項垂れていた。

 本を閉じ、部屋の明かりも消す。唯一の光源のスマホの画面でお互いに、ぎこちない笑顔でそのモデルと朱美が写っている。

 自分が鍛えていたことや努力していたことは役立つこともなく、彼女の精神はマイナスの海に沈んでいった。

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