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ある夫婦の日常

2020年夏、日常。

作者:

この物語はフィクションです。


 地獄、かと思うような熱風の中を潜り抜けて家の扉を開けて入ると、ひんやりとした空気が流れてきてほっとする。

 玄関から見える奥の方のリビングで彼女がテレビを見ていた。画面から目を離し、入って来た俺に気づいて声をかけてくる。

 

「お帰りー」


 担いで来たロードバイクをとりあえず、整備や掃除はあとにしてバイクハンガーにかけた。とにかく汗がひどいので先に風呂に入らねばどうにもならない。ヘルメットをラックに置くと、ボトルに残っていたスポーツドリンクを飲み干す。さらに冷蔵庫を開けて、冷やしてあったザバスをごくごく飲んだ。少しだけ、ひと息ついた気がする。


「今日、休みだったのか」

「うん。篠田さん帰って来る前にでかけたの」

「実家行ってたの?」

「そう」


 夜勤明けで家に戻った時いなかったから、彼女は仕事なのだと思っていた。軽く寝て午後になってから乗りに行ったのだ。すれ違いだったらしい。彼女の実家は車で三十分くらい行ったところにある。コロナ禍で訪問を控えていたが、最近義母が体調を崩したため両親に感染させる不安を抱えながらも、彼女は頻繁に実家に帰るようになった。

 

 俺たちはお互いのことを名字で呼ぶ。

 同僚だった頃の名残りで、変えるタイミングを逃したまま、もう今更変えるタイミングがわからない。もはや名字が違う彼女を未だに俺は旧姓で呼んでいた。


 出会った職場は二人とも辞めていて、今はそれぞれまったく畑違いの仕事に再就職した。お互いシフト制で、お互いの出勤日をそれぞれ把握しなくなってずいぶん経った。彼女の分は冷蔵庫の脇に今月のシフト表を貼ってあるから確認すればいいのだが、俺と違って彼女には夜勤がないから、特別確認する必要を感じなかった。彼女も前日に俺の次の日の出勤の確認をしてくる。俺の方は頻繁にシフトが組み変わったりするので、先々のことを確認していても意味がないことが多い。だからそういう風に落ち着いたらしい。


「自転車、乗ってたの?」

「二時間くらいね。暑くてすぐ帰ってきたよ」


 前職の転勤で、縁もゆかりもないこの地方に引っ越してきた。

 政令指定都市だった故郷に比べると田舎と言えば田舎だ。だが、海も山も近くて、長い平地も適度な勾配も急激な上り坂もあるここは、趣味の自転車にはちょうど良かった。実際、最近になってプロチームが拠点をここに移したり、新たな地域密着型のプロチームができたりしている。実際、冬場は雪深い故郷と違って、雪は少なく住みやすかった。冬でも自転車に乗れる。

 転勤してきたこの地で今の仕事に転職して転勤もなくなり、故郷にいた頃は一切の予想もしていなかったが、いよいよ終の住処になりつつある。


 自転車のいいところは、ひとりでも乗れる、ということだ。

 平日の昼間、山に向かってしまえば、すれ違う車はあっても歩いている人と出会うことは少ない。短時間ならばどこにも寄らず、誰にも会わずに帰ってくることも可能だった。コロナが猛威を奮う中で、この趣味があって良かったと思う。

 商業施設でさえ立ち寄らなくなった人を避ける日常で、それでもストレスを溜めずに過ごせるのはこれがあったからだと思う。

 

 額を流れ落ちた汗を腕で拭いながら、テレビに目をやる。

 映っているのはロードレースだった。


「ドーフィネ?」

「そう。録画してたやつ」


 自転車ロードレースはほとんど地上波では放送されない。有料のBSのスポーツ専門チャンネルを契約しているから観られる番組だった。彼女に交渉したら、自転車のオフシーズンにはフィギュアスケートが観られることから比較的簡単に了承を得ることができた。ここ数年はましになったようだが、民放の恣意的なフィギュアスケートの番組編集にどうも腹を立てていたらしい。「スポーツなんですから、頭から全部見せろってんですよ! 青汁のCMみたいな編集とかいらないんですよ!」とよくわからない憤慨をたびたびしていた。

 ロードレースの知識は一切なかったが、俺に付き合ってロードレースを見始めるとすぐにその魅力にはまってしまった。個人競技でありながら、実のところ緻密な戦略が必要なチーム競技で、大きな選手も小さな選手も、自分の特性にあった活躍ができる。そこが、わくわくするらしい。さらに、画面に映し出される外国の風景は美しく、それだけで旅行をしている気分にもなる。

 大抵のレースは録画して、リアルタイムですべてではないにしろ、ほとんどを観ることとなった。


「何ステージ見てるの?」

「まだ第1ステージ。見た?」

「まだ見てないけど、結果は知ってる」

「なんで先に見ちゃうかな?」

「ネット見てると自動的に出てきちゃうから」

「言わないでよ」

「言わないよ。細かい展開は覚えてないし。今は?」


 画面にはオレンジのジャージが映っていた。チーム名にもなっているメインスポンサー、CCCの文字が大きく映る。

 先頭の逃げを映しているらしい。レース全体の距離からすると残り距離はもうあまりなく、タイム差も大きくはない。


「シェアーがひとり逃げになったとこ」

「フルーム出てるんだっけ?」

「出てる。サガンもグライペルもデヘントさんも出てて新城は出てない。イネオスもアレだけど、ユンボがすごいね。負けそうにない布陣だわ。最強」


 ファンの間では「デヘント先輩」「デヘント先生」の敬称で知られるトーマス・デ・ヘントを彼女はなぜか「さん」付けで呼ぶ。他は呼び捨てなのに。

 彼女はどちらかと言うとパンチャーや逃げ屋が好きらしい。

 いつだったか、「逃げて逃げ続けて逃げ切りが一番感動する。夢があるじゃない?」と言っていたか。俺はカンチェみたいな、勝負所でアタックして独走して優勝、というレース展開が一番好きだ。

 だが、どれを取っても熱い展開なら本当は何でもいい。ゴール前スプリントも、クライマーたちの粘り合いの山頂ゴールも、どれでも。

 画面では序盤から逃げ続けたミヒャエル・シェアーが、集団からアタックをかけて追いついてきたカンタン・パシェの後ろについてさらに踏んだところが映る。

 

「おお、頑張れー!」


 逃げ屋好きの彼女が力強くシェアーを応援する。どう考えてもゴールまで逃げ切れそうにはないが、まだ足が残っているようだ。つい立ったまま見ていたが、とにかくシャワーを浴びないと、と思い直す。


「とりあえず、シャワー浴びてくる」

「行ってらっしゃい」





 風呂から上がるとせっかく先頭に追いついたパシェは落車していた。

 心配そうに後ろを窺ったシェアーは、それでも逃げ続けた。

 それどころか、あとから追いついてきたレミ・カヴァニャとセーアン・クラーウアナスンをさらに振り切って踏み続けた。

 残り距離が大して変わっていないので、俺がシャワーを浴びている間、録画画面は止めていたらしい。その間、彼女は夕飯を用意してくれていた。


 ダイニングではなく、テレビの見えるリビングに素麺が用意されていた。

 俺を待たずに、彼女は早速素麺を啜っている。


「……肉が食いたい」


 つい、呟いてしまう。

 カロリー消費してきたのに、今日の夕飯はさっぱりしている。

 

「あるじゃん、肉」


 不満顔で彼女が差し出した皿に乗ったゴーヤを炒めたらしいおかずには、確かに胸肉らしき肉は入っている。テーブルに並べられた夕飯をありがたくいただく。


「ゴーヤはまゆみさんにもらったので、シソはうちの実家の。ゴーヤと鶏肉とシソをごま油で炒めて中華スープの素で味付けしました。味付け薄い?」

「いや、いいんじゃない? おいしいよ」


 彼女の職場の先輩のまゆみさんは、自宅で緑のカーテンとしてゴーヤを育てているらしく、この夏何度かゴーヤをいただいている。

 彼女の職場では家庭菜園が流行っているらしく、食べきれないくらいたくさんできた野菜をそれぞれが持ってきて、ジャガイモだの玉ねぎだの夏みかんだの、よく持ち帰ってきている。家庭菜園といっても、田舎だから畑レベルの家が多く、できた野菜も家庭菜園レベルではなく農家の手遊び、という風情だ。つまりそこそこ立派である。彼女の実家の家庭菜園もほぼ本格的な畑である。


 ゴーヤの苦味は苦手だけど、食べられないほどじゃない。まあまあうまかった。


「茄子も実家でもらったの」

「そうなんだ」


 茄子の揚げ浸しに箸をつけ、夏だな、と思う。

 素麺をすすりながら、彼女はドーフィネの続きを見ていた。

 シェアーの逃げは再び二人に追いつかれ、力尽きて集団に吸収された。

 先頭はドゥクーニンク・クイックステップのカヴァニャのひとり逃げに変わる。

 

「……クレルモン=フェランのTGV」


 解説の呼んだカヴァニャの二つ名を、繰り返して彼女が笑う。

 カヴァニャはフランスのクレルモン=フェラン出身で、去年のブエルタの第19ステージでは24km独走して優勝した。フランスが世界に誇る高速列車に喩えてそう呼ばれているらしい。


 しかしそのTGVも残り13km地点でとうとう捉えられた。いつの間にかチームごとにまとまってきている。

 黄色いジャージが目立つ。チーム・ユンボヴィスマが前方にいた。

 ここまででほとんどのスプリンターは脱落している。上り基調のゴールだから、純粋なスプリント勝負にはなりそうにない。


 素麺の薬味はシソとミョウガを刻んだものだった。

 正直言うと、俺は素麺を食べる時に特に薬味はなくてもいい。めんつゆにチューブのわさびがあれば充分だ。結婚当初そう言ったら、彼女にものすごく困惑した顔をされた。彼女は素麺と言うと、キュウリやシソやネギやハムや卵の薄焼きを刻んだのやら、まるで冷やし中華の具のような付け合わせを用意する。代わりにおかずはない。それが実家の定番だったらしい。

 今もそういう日もあるが、今日のように簡素な薬味といくつかのおかず、という日も増えた。結婚して俺の好みに合わせて彼女の素麺も変わってきたらしい。

 

「茄子もあったし天ぷら作ろうかと思ったんだけどさー。面倒くさくなっちゃった。暑いし」

「いいよ、別に。素麺だけでもいいよ」

「肉食いたいと言った口が何を言うか」

「魚肉ソーセージさえあればいいです」

「買っといたよ。アイスも」

「おお、ありがとう」


 彼女の好みに合わせているとヘルシーになってしまうので、俺用にジャンクな魚肉をストックしてもらっている。

 結婚当初は『良いお嫁さん』を目指していろいろ頑張ったらしいが、元来面倒くさがりなのと、俺が頓着しないのとで、だいぶ適当な食事が増えた。と言っても朝飯を食べる習慣もなく、コンビニ弁当やカップ麺が主流だった俺の独身時代より、三食きちんと野菜も食べている今の方がよほど健康的ではないかと思っているので、俺は気にしていない。が、彼女は時々理想の主婦になれない自分にどんより落ち込んでいたりすることがある。俺よりも勤務時間は長時間ではないとはいえ、フルタイムで働いていて食事も作ってくれるのだから、気にしなければいいのに、などと思うのだが。

 出来合いのものでもカップやきそばでも全然構わないのに、と俺が言うと怒り出すので、最近は何も言わないことにしている。

 まあ、めったに料理をしない俺が文句を言う筋合いはない。出されたものはおいしくいただく。それが一番だ。時折、彼女は電池切れみたいに倒れ込んで寝てしまい、用意されていないこともあるが、まあそういう時は買いに出ればいいだけだ。


 彼女はよく、「やりたいのに、できない。自分は駄目な人間だ。普通・・の人がやってることをひとつもまともにできない」とどんより落ち込む。

『普通』、ってどの人のことなんだろう。

 彼女の理想の主婦像、世間一般の働く女性のモデルケース、みたいな何かよくわからない世間体のようなものに、合致しない自分が許せないようだった。


 彼女は元々、器用な方ではない。

 同時にいくつかのタスクをこなすのはあまり向いていない。そのため、仕事を人並みにきちんとやろうとすると、それだけで身体的にも精神的にも疲弊してしまう。


 だからバランスを取るために、ひとり暮らしの時の彼女はまず仕事を優先して、料理も掃除もほどほど、家ではテレビ見ながらお菓子食べてまったりするのが好き、というどちらかというと怠惰な暮らしを楽しんでいたようだった。別に変える必要もない、と俺は言ったのだが、「結婚してるんだから、許されないでしょ」と憤慨したように言われて反論できない。


 誰に『許される』必要があるんだろう。少なくとも、一緒に暮らしている俺はその辺どうでもいいのに。「誰が許さないの?」と訊けば、言葉に詰まったようにしながら「……あなたのお母さんとか、世間とか」と、それでも言い張る。

 そもそも同居はしていないし、世間は俺たちの暮らしを気にかけたりしない。

「だから、余計に後ろめたいんじゃないの」と、苦しそうに言う。

 きちんと子育てをして仕事もこなし、家事も趣味もこなしている『普通の人』に勝手な罪悪感と劣等感を感じているのだ。

 

 あんまり頑張らなくていいのにな、と思う。


 彼女は頑張り続ける必要はないのだが、画面上の選手たちは当然頑張り所だ。


 最後の山を越え、ゴールまで残り1.5kmを切った。先頭の動きは激しくなる。有力選手が前方でアタックを掛け合う。一度下り、最後のゴールまでの上り。


 ――先頭は、青空の色と言われるチェレステが美しいビアンキのロードバイク。


「お?」

「おおお!」

 

 ゴールに一番に飛び込んだのは、肩が黒で黄色いジャージ、チーム・ユンボ・ヴィスマのワウト・ファン・アールトだった。

 

「ファン・アールト! すごい!」


 彼女が興奮気味に勝者を讃えた。

 昨年のツールで落車し、再起不能かもと言われる大怪我を負いながら、今季復活した。ストラーデ・ビアンキ、ミラノ・サンレモと二連勝で絶好調のままツール前哨戦のドーフィネでも一勝。


「すごいねぇ……。あの、大怪我からここまで……」


 ほう、と溜め息を吐いて、彼女は箸を置いた。


「そして、やっぱりビアンキ、美しい……」

「買えば?」

「いや、乗らないから……」

「じゃあ、俺買おうか?」

「いや、新しいの買ったばっかでしょ!」

「もう一年くらい経つよ」

「まだ、一年でしょ。調子悪くないでしょ?」

「うん」


 我が家の財務大臣――財布の紐を握る彼女――に一年かけて交渉して、やっと新しいロードバイクを買った。

 ディスクブレーキになったので、坂道や多少路面が濡れていても調子はいい。


「これ以上お金使ったら気が狂う……」


 大きい買い物に慣れない彼女がげんなりと言った。


「乗ればいいのに」

「いや、無理。見てるだけで充実よ」

「そうかなあ。乗ればもっと楽しいのに。見てると乗りたくならない?」

「ならない」


 彼女は水色のミニベロに乗っていたが、一度転んでからすっかり怖くなってしまったらしい。そもそもあまりバランス感覚が良くないらしい。大人になってからの落車はダメージが大きい。彼女はそれ以来、自転車に乗っていない。もともと、スポーツ観戦が好きな割に、外に出なくても苦ではないインドア派だ。通常の移動は車だから、乗れなくても不都合はない。俺は残念だけど。


 CMに入ったので、食べ終わった食器を片付ける。

 食器を洗うのは俺の分担だった。

 彼女はそのままCM明けに続く表彰式を観ている。


「お! イネオスのマスクがすごい!」


 彼女の驚きの声に、思わず食器を洗う手を止める。


「何?」


 聞き返せば、イネオスの選手がつけている黒いマスクを彼女が指差す。


「さすが、イネオス。ファンらしきものが付いてます! 機能性すごいぜ!」


 イネオスは最新鋭の機材やトレーニングを積極的に取り入れているチームだ。数々の新しいものをレースで使っているのを見る。再開後のレースで、着用されるようになったマスクも最新鋭らしかった。

 彼女はそのマスクを興味深そうに見ながら、呟いた。


「イネオス、どうなるかねー」

「どうかな。ユンボ調子良さそうだしね」

「ツール楽しみだね」

「そうだね」


 画面では翌日のレースについてコースを映しながら、解説者がコースのポイントを上げていく。まずはドーフィネの第2ステージなのだが、俺らの意識はもうまもなく、八月下旬に始まるツールへ向かっていた。


 コロナで開催さえ危ぶまれたツール・ド・フランスがようやく始まる。


 俺たちは職種は違えど二人とも対面が主の仕事で、つまりリモートではできることが少ない職場だ。

 だから変わらず、今まで通り仕事へ向かう。

 土日や祝日、お盆休みも季節感もなく、淡々と日々はシフトに従って過ぎて行く。

 たまの休みの日には人の少ないところへ自転車に乗りに行く。

 コロナ禍でも、俺の日々にあまり変化はなかった。


 違うことと言えば、リアルの自転車レースがずっと開催されていなかったことだ。

 

 いつもとは違う夏が過ぎて行く中で、ようやく、いつも通り、とはいかなくても、楽しみにしていたものがやってくる。夏らしさ、を思い出す。


 今年の夏は、こんな風に過ぎて行く。

 ――来年は、どうなんだろう。

 

 また、こうしてツールを待ち望むような、そしてオリンピックで有力選手を間近に観られるような、そんな夏が来るのだろうか。


 何にせよ、平穏無事を心から願った。


「とりあえず、自転車の掃除と整備をすることにします」


 洗い物を終え、リビングに声をかけた。彼女からは軽い返事が来る。


「はい、どうぞー。ごゆっくりー」


 手を拭いて、俺は自転車をバイクハンガーから下ろした。





 


全方位的に需要ない話です、すみません。


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