ある日の雨の中で④
ブックマークありがとうございます。
こうして秘密基地のメンバー5人がそろい、お茶をし今日の予定の話を始めました。
ここでメンバーを改めて紹介します
私の左にいる姉様こと、サリアナ・サンファリスは王立学園小等部の騎士科に所属しています。
髪色はお母様と同じ紅く、目元は優しいタレ目、瞳は青、身長は┄120㎝、体重は34㎏で細身の体型なのに、力が人の倍┄強いせいで良く私を抱きしめては、気を失わせる困った人だったりする
姉様の隣はレオルドで平民の出で寮に入っていると姉様より聞いている
前にも言ったが姉様とは同級生だよ
髪色は土色で、獣人なのに力の変化で髪色が変わるらしいので、いつか見たいものです
目元はキリッとしていて攻略対象者じゃないんだよね。
瞳の色は赤、髪型はツンツンヘアー
身長は┄133㎝、体重は38㎏、まだ子供だから将来┄もっと力をつけてたいと思っているとのこと
レオルドの隣はシクス・ファルミスは騎士団の副隊長の子供で長男、攻略対象者の一人です
髪色は灰色で、目元はパッチリ系で可愛い、瞳の色は金色、髪型は後ろに髪を束ねている
身長は138㎝、体重は40㎏、性格は結構┄まっすぐで思ったことを口にするタイプ
将来の個別ルートでは、シクスの性格に惚れた私ことユリアナが、彼の騎士道を応援しようと画策していくが、シクスからするとユリアナのいきすぎたやり口に嫌気をさし始める
しかし、ヒロインにより、自分が目指す騎士道に光を射され希望を持つようになる
そしてまあ、ユリアナが汚い手口で悪事を働くのだ、嫉妬でね┄後はまあ断罪です。
シクスの隣はブライアン・クリケットで攻略対象者の一人で、冒険者の父を持つ
髪色は薄い青紫で、優しい目元でタレ目、瞳の色は緑色、髪型はショートヘアーをしていて髪紐をグルグル巻いた物を髪飾りにしている
身長は135㎝、体重は40㎏、性格は┄優しいが面白い事にノッてくることがある。
将来の個別ルートでは、ブライアンは学園の中では武術を専攻していて、強くなるために一番に道場に来て練習をする。
シクスとは練習相手にブライアンと良く戦って互いに切磋琢磨している。そのときのブライアンの爽やかな表情に、癒され気になりだす私ことユリアナが行動をしめす。
まあぞくに言うマネージャーのように補佐をして、ブライアンに好きになって貰おうとするのです。
しかし┄ここまでは良い感じだったのだが、このユリアナ┄余りにも誰でも優しいブライアンにイライラして周囲にいる女達を、影で制裁してたんですねぇ~!
うん悪ですよ、怖い怖い‼
あっ、話がそれました
そんな中でヒロイン登場です。
ブライアンはヒロインの一日一日を努力している姿を道場の帰り道にみかけ恋心を抱いていたのです。
そのことを知らないユリアナは、ここでヒロインにちょっかいをかけ、ブライアンに近づけないようにするんですね。
そのあとヒロインは┄距離をおくが┄ブライアンからの接触で仲直りし告白という展開になる
はい、このあとユリアナの悪事がバレて退学と┄。恋路は邪魔するべきではないね
最後は、先程も紹介しました、この国の王太子殿下であらせられます
ジルクハート・フォン・ガイフォリスです。
身長は138㎝、体重は40㎏、性格は人に厳しく、己れにも厳しいはずの人です。
幼いいまは、このプロフィールあってんのか!? とつっこみたい気分である。
後は先程、説明したので以下略とさせて、いただきます。
あ、余談ですが、皆さんは姉の同級生で、年齢は9才です、お忘れなく!
と一人で説明してやった感をだしていると、姉様からクッキー菓子を渡されました。
私は菓子を受け取り礼を言ったあと、口の中に入れれば、甘い果実のイチゴでしょう甘味が口内に広がり、ほわ~っとして旨い! と思い咀嚼していたら
周囲から生暖かい視線を感じハッとする
私は食べるのを止めて回りを見れば、姉様やレオルド、シクス、ブライアン、王太子が
「「「「「癒される~~」」」」」
とか┄言っていたのだ。
何に癒されてんじゃ! はっ⁉ 私か┄なじぇ?
う~ん、まさか私が食べてる姿にか?
そんな┄まさか、┄┄私はそこまで自意識過剰ではないぞ!
よし、気にせず食べよう┄せっかくのお菓子だもの
パクッともう一口、食べ始めると┄
「┄ヤバイ、今日の癒し度100%だ」
「うん┄わかる。来て良かった‼」
「可愛いよな」
「3人に文句を言いたいけど、私も同意するわ┄ふふ食べちゃいたい」
「「「┄┄引くぞ、それ┄」」」
「あら、失礼ね」
なにやら姉様達がぶつぶつと呟き、じ~っと視線を感じるけれど気にしないでおく
つもりだったが、なじぇに私を見る┄とですか!?
熱い視線に食べる手を止めて姉様と四人を見れば、ニコニコとした笑顔を向ける┄黙ってね
「┄なんですの? 人のこと見て?」
少しムスッとして5人を睨むと
「「「「┄┄可愛い」」」」と四人が
「やん、ユリちゃん可愛い」と姉様が言い
手をわきわきしている。
何だろう、身の危険を感じるのはと私は本能的に感じて、身を固くしていれば
ビリリリリリ ビリリリリリ ビリリリリリ
と警鐘音が響き渡りました。
すると姉様やレオルド、シクス、ブライアン、王太子が、つい先程の楽しげにしていた姿とは違い、互いに目配せをして、自分の武器を顕現させると私を見て、姉様は近づくなり、ニコッと笑った。
「ユリアナ、ここでじっとしてるのよ┄いいわね」
「え? 何が┄あったの?」
「ごめん、いまは言えないの。でも信じて┄ユリアナ┄」
そう姉様が言った矢先、またビリリリリリ、ビリリリリリと警鐘が鳴り出す。
「おい、急げサリアナ! このまま、ほっとけば危ねぇぞ‼」
「┄わかってる!┄いい、ユリちゃん動かないでね」
あまりにも、辛そうに私を見る姉様に、何も言えなくなって頷くと、心から安堵し他の四人も私の頭を撫でると、姉様と一緒にログハウスを出ていった。
その姿はいつもの調子ではなく真剣で、いままでこんなことがなかったせいで、私は不安になり窓際から外を見ると、木の下に大きな熊形の獰猛な魔物が5匹いた。
転生して初めてみる魔物を上からみて┄身体がビリビリと電気が走るような寒気を感じた
怖い┄
そう心から思い、手や足がガタガタ震え、しゃがみ込んでしまう
「┄何で┄ログハウスの近くに┄魔物がいる┄の?」
あまりのショックで現実を見れないでいたとき
キンッ! カンッ! ビシッ!
と繰り返し剣戟の音が鳴り
私は┄もしかしてと思い立ち上がり窓から下を見れば、姉様達が戦っていた
そして気づいた、姉様達が真剣な表情でログハウスを出て行った理由を
「┄秘密基地を守ろうとしてるんだ┄」
私も何かしたい、ここは私にとっても大事な場所だから
でも┄でも┄私は無力な子供┄
ぎゅっと窓枠に力を込めていると┄姉様が熊の爪に切りつけられている場面を見て、私は┄ログハウスの扉を開けて出ていっていた。