第3話 動き始めた運命とお父様の胃薬⑨
グリアーナ平原には10㎞のフィールドが広がっていて、魔物も多種多様な種類がいる
特に魔物ランクはD~Bクラスの弱い者から強い者ものまであるらしい
出来るだけ私の事を組んだ安全なルートで進んでくれてるとのことで、いまの所は魔物に遭遇してはいない
そんな私達はいま┄5分後ぐらいたった頃には┄少し変わった場所に来ている
平原の中央あたりには森林が違和感のようにあり
その近くには┄縦5メートル、横8メートルの大岩があった
「┄この辺りだったはずだが、ん? 降りるのかい?」
「うん┄私も探す┄」
アリエルお兄さんは「わかった」と言って、おろしてくれたあとに、互いに捜索を開始した
森の中はないと前もって言われていたから、近い辺りを探しているのが、少し絵本の『ピエルナの冒険3巻』みたいだと思えた
ピエルナの冒険3巻の内容は、少女からの言葉で前に進む決意をしたピエルナは、お礼を少女にあげたいと思い、小さな羽根の飾りや薬草を渡そうと捜索するの
そしてすぐに、美しい場所があって、不思議な白い鳥と出会い、何かを約束をして、羽根を貰い、近くには薬草の群小地帯を見つけた
そこで話は終わってしまい、続きが気になったものですな、ふむふむ
腕組みをしながら思い出していたら
「┄ユリアナ┄こっちだ」
とお兄さんが声をかけてきたことで、いまが捜索中であると思い出し、キョロキョロと周囲を視線で探すと、大岩の辺りにお兄さんがいた
おぉ~! あんな所にいたんですかい!
少し距離が離れていたのだと気づいて私は慌てて、お兄さんの所に急いで合流した
まだ外へなんて初だからね王都なんて出たの、お兄さんが視界にいないのって、ちょっと怖かったじぇ
私は合流後にピタッとお兄さんの足元にくっついた
「┄うん? どうした?」
「┄いえ┄おきになさらず┄」
ちょっぴり寂しくて┄くっついていたら┄ポフポフと頭を撫でられ、私は上を向けば、優しく笑いかけてくれて
「┄薬草は┄この先にあるんだけど┄もう少し甘えるかい俺に?」
「ふにゃ!┄甘えてる場合では┄なかですよ! 部下を甘やかしては、ならんとです!」
ハッとする、子供として甘えていたが、この方は男性でした。そして私は令嬢で女
いかん┄犬に甘えとる気分だった
私はビシッと直立不動で敬礼すれば、プッと笑われた
いえいえ、ここは笑うのではなく、敬礼を敬礼で返してほしいのですが┄
ちょっち不満だったが┄ヨシヨシとなでられたので、もういいかとおもいました(感想文)
◆◇◆◇◆
アリエルお兄さんの案内のあと、大岩の裏側へと回り込めば、影った先あたりを指で示す
「┄あ! あすこの岩影近く、地面付近に生え出てるのが『リオルジャ』の薬草だ」
私はアリエルお兄さんの横から出て大岩の下辺りを見れば、長い葉を延ばし中央に青い線が濃く出ているのが特徴があった
凄い! あったよ! 結構な稀少価値があって、前世でいうと所の六つ葉や八つ葉のクローバ並みに見つけられないものだから
私はさっそく採取しようと思い、いそいそと薬草の元へ移動し、アリエルお兄さんから渡された子供用スコップを受け取り、土をザックザックと掘る
この薬草は薬草だけ持っていくと、数秒で枯れてしまう性質をもっているから、根っこを傷つけないように、ゆっくりと抜き取るとお兄さんに渡せば、異空間に閉まってくれた
異空間の説明は移動しているなかで説明してくれたから、わかってたけど、本当に便利スキルだよね
だから私も教えて欲しいと懇願したら、いまは緊急時でしょ? と言われて、一瞬だけお父様の病気のことを頭の奥にやって忘れていたせいで
「なんで┄ケチ!」
とか拗ねてしまってました
するとお兄さんは、深い溜め息をだし「お父さんを助けるんだよね?」と促されて┄あ! と思い出したのが記憶に新しいです。
お父様┄すみません
「よし!┄これで任務は完了かな┄┄ユリアナ?」
「┄┄┄うん」
少々そんなことを思い出していたときにお兄さんの言葉を聞いて、ふいにもう、冒険は終わりなんだと思い、寂しく感じ短く頷いた
そのときだった
急に強い風が私とお兄さんに襲いかかったのです!
お兄さんは咄嗟に私を引き寄せ、抱きつくと片手で防御結界を張ったが凄い衝撃がきた
ガンガン、バキバキ ドーン!
と大きな音が鳴り響き結界が壊れた。
そして第2波が襲いかかるとき、お兄さんは舌打ちをしていた
「ユリアナ! しっかりと俺に掴まってろ┄いいな!」
「┄うん┄」
私はぎゅむっとお兄さんに掴まれば
「よし、いい子だ」
と言ったあとに立ち上がり、足に何かを呟くと、凄いスピードで私は運ばれていくが
それと同じ距離から、第2波目の風の刃が襲ってきて、走っているお兄さんの頬や腕、背中、足に攻撃を受けているのか? 苦痛な表情をするものの、私が不安にならないように笑みを浮かべていた
その優しさに┄胸がチクリと痛む┄足手まといな┄私がいるからだ。┄傷ついて欲しくない┄
「┄お兄さん┄私も戦うよ!┄魔法なら┄使えるから‼」
「いや┄止めてくれ。君はまだ子供だ! それに┄男として小さなお姫様も┄守れないようじゃ┄冒険者なんてやれないね、だ・か・ら、安心して守られていろ┄いいな」
妙に余裕で格好良いことを言うお兄さんに、焦っていた私の心は静かになり、逆に乙女心がキュンキュンしています
チクショー、カッケーよ! お兄さん
私はお兄さんの言葉に素直に頷けば
「これは情けない所は見せられないな┄、さて、どうしようか?」
と小さく呟いたあと、フッとお兄さんが不適に悪い顔を浮かべたのを感じ
敵の襲撃に対する怖さがあった私なのに、お兄さんの行動にワクワクな好奇心が、まさったのでした。




