第8話 先輩と後輩2
お久しぶりです。
五月病にうなされていたら書けました。
とにもかくにもこのページに辿り着いて頂き誠にありがとうございます！
最後までお読みいただけると幸いです。
「げんきないのー！」
元気良く先輩が言う。今日も先輩はかわいい。
しかし、冬華は机にぐだーとしたまま動かない。これが世間で言う五月病なのか。
「おーい元気か～？」
「元気です…」
「ほんとにー！じゃああそぼー！」
「あーはいはい。先輩出番ですよ。」
いやなんで俺だよ。ちょっと頑張れよ。
「じゃあ後輩君あそぼー！」
いやなんで俺だよ。ちょろすぎるだろ。
「というか冬華はどうしたんだよ。なんでそんなに元気がないんだよ。」
「やる気が出なかったり、夜あんまり寝られなかったりするんですよ」
「冬華ちゃんそれ五月病じゃないの～？」
確かにゴールデンウィークも終わり、時期と症状的にはぴったりである。
「対策方法は…えっと」
①ストレスをためないようにする
机にぐだーとなっている冬華を横目で見る。
・・・ストレスたまっているのかこいつ。
「ストレスたまってるの～？」
「ストレス・・・そうですね。宝くじで1兆円当たればストレス無くなりますけどね。」
おい。欲張りすぎだろ。最高7億円だよ。一生当たらねえよ。
②張り切りすぎないようにする
机にぐだーとなっている冬華を横目で見る。
・・・張り切っているのかこいつ。
「はりきっているの～？」
「そうですね。毎日お昼寝の時間を取るように張り切ってます。」
「・・・授業中に？」
「もちろんですけどなにか。」
あっけらかんと答える。いや、なにか。じゃねえよ。
五月病とかじゃなく逆に心配だよ。作者も驚きの睡眠法だよ。
③ゴールデンウィークの過ごし方に気を付ける
「ゴールデンウィークなにしてたの～？」
「貴重なお休みを存分に生かすべく、早寝早起きしてました」
逆！！！世間と逆！！！あなたの五月病はどこから！？
「わ～私といっしょ～！」
「ですよね！」
五月病の原因は分からないまま、今日も部室は騒がしい。
最後までお読み頂き誠にありがとうございましたm(__)m
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