第二話 同級生
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今日も僕は部室に足を運んでいた。
なんだかんだこの部室が好きなんだな……と思いながらドアを開けると、夏海がいた。
見てない見てない。ナニモミテナイヨー。
そっとドアを閉めようとすると、部室から
「太一!どこに行くのよ!!」
と声がした。
こんな感じに絡まれると、「私の何が文句あるのよ!」「先輩と二人っきりがそんなに良いの!」など30分では終わらない質問攻めにあうのだ。
しょうがなく。ひじょーにしょうがなく、部室に入ると夏海以外来ておらず、二人っきりになってしまった。
気まずい……とても気まずい……。そう思って夏海の方をちらっと見ると、夏海に慌てて目を逸らされてしまった。
悔しいので夏海のぱっちりとした目をじーっと見ていると、だんだん夏海は赤くなってきた。
これは面白い。このままいくとタコにでもなるんじゃないかと思っていると、いきなりグーパンチが飛んできた!
これにはさすがにカチンときた。
「夏海てめえ!危ねえじゃねえか!!」
「な、なによ。あんたがじーっとみてくるからでしょ!」
「アンパ○マンだって技の名前を叫ぶんだぞ!せめて夏海パーンチとか言えよ!」
「ええ!技の名前を言ったら済む問題なの!?」
ライダーキックしかりア○パンチしかりヒーローと技名はセットなのだ。うんうん。
……と待てよ。技名を言う→夏海がヒーロー→僕が悪役
そう言うことか!!
「俺を嵌めたな夏海!!!俺を悪役にしようたってそうはいかないぞ!!」
「もう訳が分からないわよ!!」
今日も部室は騒がしい。
最後までお読み頂きありがとうございましたm(__)m
この小説がのびれば続けたいと思います!
とりあえずはあと一人後輩ちゃんを登場させたいと思います!